なぜか潰れないお店を検証する番組を見たレビュー

お店のイメージ
テレビで「なぜか潰れないお店」を検証する番組をやっていたので見ると全部見ちゃうぐらい面白かったのでその番組の内容をちょっと紹介してみようと思う。

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写真屋さんが潰れない理由

何故か商店街には昔ながらの写真屋さんがある。昔はフィルムを現像しに行ったりしたけど今ではたまにパスポート用の写真を撮りに行ったり就活用の証明写真で利用するぐらいしか使わないお店。

どう考えても売上はそれほど多く無さそうでやっていけるのか心配になるのだがぶっちゃけものすごい額稼いでいた。

その理由は何と言っても学校と契約して様々な行事で写真を撮る仕事があるというところ。一つのイベントで10万円ぐらい稼いでそれが年に何回かあり、契約している学校の数が何十校もあり、それにより年商5000万円を超えるということだ。

もちろん契約している学校が何十校もあればイベントがかぶりまくりで手が足りないわけだがそういう時はフリーのカメラマンを雇って対応しているとのことだ。

学校というところは前例主義でめったに契約先の写真屋を変えることはないので仕事が安定していて絶対潰れないということである。

学校を商売相手にしている制服の業者や教科書業者なども写真屋同様潰れない美味しいビジネスとなる。

観光地の工芸品店が潰れない理由

観光地には伝統工芸の店とかがよくあるが高いし誰も買っている気配がない。

実際に取材で一日店の売上を計算していたが28,000円しか売れていなかった。ただ、このお店は年商3億円を超える額稼いでいる。

からくりはどうなっているのかというと、工芸品をデパートなどで工芸品フェアに持っていき、お客さんに自分ですすめて販売している分が大きいということだ。

伝統工芸品フェアは常に全国の何処かで行われており、この店主は月の半分以上全国の工芸品フェアに出かけて売り歩いているとのこと。こういう伝統工芸品フェアは専門のキャラバンが存在していて伝統工芸を売る人が集まって行商のようなことをしている。

実際に店舗では28000円しか売れていなかったのにデパートで売った時は12万円以上の売上となっていた。やはり観光地に来るお客よりもデパートにいるお客の方が買い物をよくするということだろう。

なぜこんなに売れるかと言うと職人がそのこだわりをお客さんの前で実際に語ることで別にそれほど欲しい商品ではなかったもののついつい欲しくなってくるということだ。

実演販売に近く、行商なので常に購入できるわけではないという限定感も購入欲に火をつけるのだろう。その場で売れなかった場合でもネットで売れることもありそれを合わせると年商3億円になるとのことだ。

田中義剛の花畑牧場がブームの時より今のほうが儲かっている理由

田中義剛と言えば花畑牧場の経営者で以前、生キャラメルが馬鹿売れして東京に直営店が何店舗もあったことで有名。

今では東京の店は全て撤退し売上はピーク時の3分の一まで減ったという。ただ、売上は減っているものの利益は増えているということだ。

なぜ、こんなに下火になっているのに利益が増えているのか?というと花畑牧場はローソンと契約してうちカフェという商品を製造販売しているから。

ブームの時はコンシューマー向けの商品が中心だったのだが今は飲食店やコンビニなどに向けて商品を売っている。いわゆるBtoBという売り方。そのおかげで利益率が上がり売上が減っても利益が増えているという状況なのだという。

花畑牧場の利益率が4%というのもかなりびっくりで飲食業界は平均2%ぐらいの利益率となっているらしいのでかなり利益率が高いようだ。もっと利益出てるかと思ってたのでちょっと驚き。

なぜか潰れないお店を検証する番組を見たレビューまとめ

他にもデビッド伊東のラーメン屋が潰れない理由とか元Jリーガーのブランド買い取りが成功している理由とかもやっていたが普通の話だったのでここでは省略する。

街にはマジでなんでこの店潰れないんだろ?って店がたくさんあるが裏には色々と理由が隠されているのだろう。経済の仕組みというのはとても面白い。

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