プロブロガーの末路

ブロガーイメージ
俺の話なんだけど、3年ぐらい前からプロブロガーとしてブログの収入を増やしてその収入で生活している。

そんな俺がもはやプロブロガーは無理だと悟った理由を書いてみる。

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私が会社を辞めてプロブロガーになってからのあらすじ

初年度の売上は上半期は会社員だったので下半期のみの160万円程度でまぁ実家暮らしで家に毎月5万円ほど入れるだけでいい感じなのでそれなら問題なく生きていけるかなって程度には稼げた。

それが2年目、3年目でプチバブルが来て会社員だったときの倍ほど稼げるようになった

車を買ったり北海道とか沖縄に旅行に行ったり毎月のように旅行行きまくって趣味につかう高い商品を馬鹿みたいに買い漁った。

4年目になってライバルサイトが激増し、急激にアクセスが減って今や初年度より少し多いかな?というぐらいのレベルまで下がっている。
グラフ
fig.私の稼ぎ頭だったサブブログのアクセス数推移

そうなるとだ、2年目3年目がバブルだっただけに金銭感覚がおかしくなって月30万円ぐらいの収入では怖くて毎日神経をすり減らすことになるのだ。

このままでは野垂れ死んでしまうんじゃないのか?来年はもっと下がって収入がゼロになるのではないだろうか?という恐怖に毎日怯える日々を過ごしている。

初年度は同じ額しか稼げてなかったが上しか見てなかったので全然平気だったし、金銭感覚も普通だったので月30万円の身分相応な暮らしをしていたので余裕で貯金できていた。

同じ額稼いでこれだけ精神状態が変わるとは独立前には想像もしていなかった。

よく開業してから3年以内でほとんどの会社が潰れるとか言うけどマジで3年程度やっていると確実に良い状態と悪い状態が来てメリットとデメリットを天秤にかけた時廃業を選ぶのだと思う。

俺はバブルのときの重い税金と社会保障費に今年の売上を全て吸収されて今、ほぼ赤字経営を余儀なくされている。入金されても入金されても何十万という税金の支払い通知が届き全て無くなる毎月の収支・・・。

マジで個人事業主の重税を舐めていた。こんなに稼げるとは思ってなかったし、稼げた分がこんなに税金と社会保障費に持っていかれるとは思ってもみなかったわけだ。

今、調子に乗って去年買ったエルゴヒューマンという12万もする椅子に座って記事を書いている。使っているMacもキーボードも去年買ったものだ。経費はたくさん使えば必ずお金が減る。税金で持っていかれるのが嫌だからといって無駄に買いすぎるのも本当にヤバイのだよ。

よく、個人事業主の節税で小規模企業共済とか個人年金とか色々なもので控除を増やしているが結局これに関しても後でもらう時に税金がかかるので税金の繰り延べにすぎないのである。税金からは逃れられないのが現実なのだ。

俺はプロブロガーを辞めるぞ!

もういやだ、健康保険を年間70万近く払うのなんてもう二度と嫌だ・・・。事業税やら予定納税で搾り取られるこの暮らしに嫌気がさした。

それ以外にも色々理由があるのでちょっとまとめとこう。

出会いがない

職場恋愛とかプロブロガーには無理じゃん。女の子のブロガーとかほとんどいないし、おれ基本ネットでの出会いはあんまりいい思い出がないので無理。

働きに行っていたらなんやかんやで出会いとかあるやん。職場の女の子の友達とか同僚が合コンのメンツが足らんから参加してとか。プロブロガーにはそういうのが一切ないから辛い。

自分で負荷をかけないと成長できない

これはかなりでかい問題や。特にブログを書かなくても月30万とか稼げてしまうようになる。過去の蓄積があるから。検索エンジンに上位表示されていればそれなりにアクセスは安定していて収入はある。

ただ、それにかまけて勉強したり、記事を書くことを止めてしまうと徐々にアクセスは下る。そして今年のフレッドアップデートのような大規模な順位変動で一気に潰れることもある。

検索順位というのは相対的なものであって自分の記事より新しくてもっといい情報が乗っている記事が出てくればあっさり変わる。上位表示させつづけるには日々更新作業が必要なのだ。過去記事をリライトして他のサイトよりもいい情報が書かれている状態にしておかなければどんどんアクセスは下る。

これが過去記事1000とかになってくると毎日リライトしても無茶苦茶時間がかかるわけだ。超めんどい。誰もみてないからこの作業をサボりがちになる。

会社なら上司が見張ってたり、他の同僚の目もあるのでしっかり仕事を出来るけど自分でやるかやらないかを決めるとなると人間楽な方へ行きがちなのだ・・・。

勉強も記事更新もしないのが当たり前みたいになってきて遊んでばっかりいるようになって成長が無くなったと感じた時、俺はこの先このままでいいのかと絶望的な気分に陥る。

遊んでても楽しくなくなってきた

社畜と言われるぐらいブラックな企業で残業まみれで徹夜とか当たり前のような日々を送っていた時、たまに連休で旅行とかへ行くと感動するほど最高の気分を味わえた。見る景色が輝いていて食べるものが最高に美味しかった。

それがいつでも旅行へ行けて色々なものを食えて何不自由ない生活を送ることが出来るようになった今、どんどん感動が薄れていくのを感じる。

毎日コンクリートジャングルの中にいるからたまに山へ行ったり、海へ行ったりすると最高の気分になるわけで、毎日海や山へいてもそれが普通という状況になる。(逆に都会や電車が珍しくなってくる)

冬、寒い時に寒さをこらえて温泉に入った時最高に気持ちがいい。夏も融けそうな外からクーラーの効いた部屋に入った時最高に気持ちがいい。腹が減って死にそうな時何を食っても最高に美味い。ギャップというのは人生のスパイスとしてとても重要ということだ。

プロブロガーを辞めて転職活動を始めたのまとめ

今、私は再就職活動を本格化させている。

7年ほどウェブ制作会社などでサイト作成業務をやっていた経歴があるので転職エージェントとの面談でも経歴が素晴らしいのですぐに見つかるとのありがたい言葉を頂いているがぶっちゃけどうなるかはまだわからない。

ただ、おそらく私のように過去にプログラミングの実務経験があり、そこそこの大きな会社や誰もが名前を知っている会社のサイトのコーディングをやっていた経歴があれば選ばなければ普通の会社に再就職可能だと思っている。(最近新卒フリーランスとか言って無謀にも新卒という日本で最強の就職切符を捨てたプロブロガーが就職できるかはわからないが私のツイッターのフォロワーさんは再就職しようとしても門前払い連発で厳しいという話だ・・・)

再就職が決まった時にはまたこの記事に追記したいと思う。

11/13追記
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