今回の転職の失敗だったことまとめ

今回新しい派遣先を2ヶ月で辞める事になった理由をまとめておいて同じ失敗をしないように残しておこうと思う。

失敗の原因1、アプリ開発企業だった

自分のやりたいことはコーディングの仕事であり、基本的にHTMLとCSSを使ってサイトを使えるようにする仕事である。

これまでにやってきた仕事はデザインデータをもらってそれをコーディングしてユーザーが使えるようにしてWordPressで動的に表示されるようなサイトを作ることであった。

本当に一般的なコーダーの仕事であり、基本的にそれほど難しくはなく、息をするかのごとく出来る仕事。jQuery何かを使ってそれなりの動きをつけたり、スマホで表示する時にいい感じに見れるようにするとかちょっとした工夫とかを楽しめる。

正直、俺はもう40歳を越えてそれなりにやりたいことはほぼ全部やって来たので残りの人生なんてしんどいことじゃないことをやり続けて終わりたい。そのしんどくないことがコーダーという仕事だっただけである。

高い給料が欲しいとか大きなプロジェクトがしたいとかどこそこの会社に入りたいとか全く無い。世の中に求められる仕事をこなし、社会の一員になっている感を味わえて飯を食えるぐらいの賃金が貰えればそれでいいのである。

それが今回、入った会社がアプリ開発をメインとする企業でスーパープログラマーがうじゃうじゃいる日本トップレベルのIT企業だったのである…。

マジでミスったと思う。別に向上心なんて20代に置いてきた人間なのになんで異常なほど意識高い人々が働く会社に入っちゃったのかな…。入ってから聞いた話だと海外のカンファレンスに行くような人が同じ部署にいるんだよ。英語での発表とかあるんだろうと思う。もうハイレベルな大学みたいな感じやん…。

コーディングの仕事もアプリとの連携があるので全部プログラマー側の立場で管理されているのでやることがアプリ開発基準で求められる。

俺の中では基本的にローカルで開発したサイトはテストサーバーにFileZillaなんかのFTPソフトを使ってアップして確認に回すとかが普通の感覚なのだが全部AWSで管理されている…。なのでGitでマージしてプッシュしないと反映されないとかなのである…。

そしてそのGitでのプッシュ作業もプロキシやらファイルサイズ制限やらで無茶苦茶エラーが出まくって全然進まないのである…。

いや、無理やって、俺今までアプリ開発の人と絡むことなんてほとんど無くて極稀にdevelopにプッシュするとかが発生してたレベルなのに急にマージしてとか言われてもわからんねんって…。
しかもGulpとかいう俺の使ったことのない構築方法でejsをビルドする作業によって1000ファイル以上上書きされてこんなのプッシュしたらむちゃくちゃなるやんって…。

ほんまに訳わからなすぎるのよ…。マジで求人内容HTML、CSS、JSで募集しないで欲しいレベル。全案件Git使いますとかAWSでテストサイト構築してますとか業務アプリがメインの仕事ですとか注意書きにあれば絶対応募してないって…。

よくわからない会社名を見たらそれなりに企業研究をしてどういう仕事が多そうなのかはしっかり調べてから契約するか決めるべきだね…。これまで数社派遣会社から紹介された会社に適当に入って仕事してきたけどここまで自分のスキルに見合わないところ紹介されたことがなかったから油断してしまった…。

セキュリティが見たことないぐらい厳しい

これも本当にひどすぎると感じた。
在宅勤務があるのでVPN接続なのはしょうがない気はするけどGmailも使えないし、ファイルアップロードサービスも接続不可。まぁ情報流出のリスクを考えるとそうせざるを得ないのかもしれないが今までそこまで厳しい会社に当たってこなかったので厳しすぎて無理すぎた。

何が無理なのかだが、どこの会社のサーバーに接続する時はこのVPNにつなぎ直してこのプロキシを使ってとかが何個もある。同じ会社なのに3つぐらいあるところすらある。異常なレベルでガチガチすぎる。

なので毎回ここのサイトを編集する時ってどこのVPNだったっけ?みたいなのをマニュアル読みに行って確認しないとGitのクローンすら出来ないのである…。

それでうっかり別のやり方でやっちゃうとエラーだらけになってそのエラーもプロキシっぽいけど接続先が違うのか?IDとパスワードってなんだったっけ?みたいなループにハマり半日を無駄にするのである…。他の人に聞いてもその人も曖昧だったりしてわからない…。LPをテストアップするだけで1日潰れた日もあった。

こんな無意味な作業ばっかりずっとやんのかと思うと心が砕けてしまう。

マニュアルが全然わからない

よく、頭のいい人が作る資料とか文章とか本とかって素人からすると専門用語が多すぎてマジでわけわからないってことがある。

私もホームページを作って色々書いているので友人に感想を聞いたりすることもあるのだが専門外の人にみてもらうと用語が全くわからなくて全然理解できないと言われる。どんな分野も用語が障壁になると思う。普段から使っていると全然意識しないが専門用語というのは非常に難しいものである。

この会社は社員の制作物の標準化のために非常に力を入れており、マニュアルがものすごい数ある。バックログのWikiに大量に更新方法とか接続方法とか規約とかがあってそれを読むのだが普通に訳わからん。Gulpすら使った事ないのにGulpは古いので今はViteを使ってますとか書いてある。両方なんやねん!ってところから始まる。

そしたら更にejsがどうとか、nodeのバージョン管理はVoltaがどうとか…いや、HTML、CSS、JSで募集した人間がこれ読んで理解できるかいや!

先輩に聞いてもそれぐらいすぐ理解できるようになるよって言われるのだが、まずやり方を見せてよ…山本五十六じゃないけど「やってみせ、言って聞かせてさせてみて…」って大事やと思うよ!

本番アップロードマニュアルってのもあるんだけど最初からURLが更新されてるの反映されてないから繋がらんし、他の作業も全部文章で書いて理解できるような内容じゃないのよ。出てくるアプリもアップデートされてて名前変わってるしこれ見て本番アップロードできるやつ一人もおらんって。何でやってみせがないのよ?

まぁ俺は派遣社員であり、即戦力として雇われた人間なので客人として扱えとは言わないけど貴方のようなレベルの高い人間ではなく、どちらかと言うと底辺の雑魚ーダーですよ。

雑魚じゃなくても多分画面キャプチャーも貼っていない文章だらけのマニュアル読んでもほとんど理解出来ないって…。

GulpとかViteとかReactとかの標準化を進める前に雑魚の新入社員にも理解できるマニュアル作成方法を標準化してよ。

まとめ

ということで、今回は新しく入った会社がレベル高い人ばっかり過ぎてしんどすぎてやる気失せたという話でした。

多分、向上心がすごくあって開発が大好きでアプリとか自分で作ったりして週末もパソコンばっかり触っているとか技術書読み漁るのが趣味って人にはたまらない職場なのだろうけど俺みたいなHTML、CSS、JSとWordPressとかの知識ぐらいでなんとなく役に立ってる感を得れて細々と生きていきたいという人間には全く合わない職場だったと言える。

別にプログラミングが好きでもないこれまでの惰性でメシを食っていきたいだけの向上心もない40歳のおっさんに初っ端からGitやらGulpやらAWSやらAkamaiやらのマニュアルを読まされても理解できるわけがないし、もはやそんなにたくさん勉強しようという気が置きないのよ。マニュアル英語ばっかりやし、専門用語ばっかりや…。毎日DeepLでGitのエラー文翻訳してもらってばっかり。

次に入る会社はプロキシを使わない会社という条件で見つけようと思う。

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