フリーランスを辞めてサラリーマンに戻りたい理由

サラリーマンイメージ
最近大学生が「死んだ目で通勤電車に揺られるようなサラリーマンにだけはなりたくない」と言っているらしいのでサラリーマンを経て、現在1年半ほどフリーランスのWebデザイナーをやっている俺がサラリーマンの良さを書いてみたいと思う。

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規則正しい生活を送れる

これはかなり大きなメリット。はっきり言ってフリーランスの仕事なんてまともな時間に起きない。

朝は寝床でグーグーグー状態。しかも毎日確実に8時間は寝るし下手すりゃ10時間近く寝ちゃったりする。

もうまともじゃない生き方になっちまう。

その点サラリーマンなら朝9時には職場に行かなきゃならないのが普通なので朝は7時頃には起きて支度をしながらめざましテレビを見て情報チェック。

朝の通勤電車で新聞をチェックして9時には仕事開始。

すごくちゃんとした生活リズム!(私の会社フレックスタイムだったので普通に私の場合11時出勤とかだったけど・・・)

午前中には仕事をするってのは人間としてちゃんとしてる感が出てすごくいいことだと思う。サラリーマンのメリットだろう。

仕事を与えてくれる

ちゃんとした会社に行っているならいろんな仕事を頼まれるので仕事に困ることなんてまずない。

まぁ職場ってのはそういうもんなんだけどフリーランスの場合自分で仕事を取ってこない限り自動的に仕事を与えてもらえることはない

私の場合はWebデザイナーの仕事はデザイン会社の人からかなり振られるので決算期など仕事の多い時はより好みして面白そうなのだけやればいいやってぐらい仕事はたくさんあるのだが閑散期には全然ない

閑散期には自分で仕事を探したり勉強をしないとダメ。誰も何の指示も与えてくれない・・・。

成長が止まる

会社で働いていると周りの同僚がいて上司がいてクライアントがいて色んな人が色んな仕事をしているのでいろんなことを知っておかなければならない。

例えばWebの場合同じサーバーで作業をするためバージョン管理をしなくてはならずそのためのソフトを使ったりするgithubというウェブサービスとかソースツリーとかいうソフト。そういうのフリーランスでは不要なんだよね、全部一人でやるから。

他にも進捗管理しシステムのBacklogなんかも会社では使ってたけどフリーランスになってからは一度も使ってない。

そういった色んなソフトの使い方を学ぶ機会を失うことになるのはフリーランスの大きなデメリットの一つ。

それ以外にももう30歳を超えてくると積極的に学んで良くしていこうという姿勢が無くなり始める。

もう学ばなくても一通りサイトのプログラミングから運営まで経験してきて自分の使いやすいやり方が確立し始めているから。

私の場合はサイトコーディングはSublimetextというソフトを使うし、CMSはワードプレスを使う。

サーバー管理もファイルジラでやる。ここ数年で学んだ技術はEmmetぐらいなもんだよ・・・。ひどい進歩の無さ。

でも会社で働いていれば生産性の向上を目的として最新技術の勉強会のようなものがあったり、会社の中で勉強熱心な人に新しい技術を教えてもらったり出来る。

私の場合、後輩が勉強熱心な若者でサイト構築にはSassという新しい構築手法を使うほうが良いと教えてくれた。

まぁ私の場合企業のサイトでも20ページぐらいのサイト主体でテンプレートも毎回3種類ぐらいしか作らないのでメタ言語を使った構築は不要ということでSassとかScssとかはやらないことにしたけどね。

誰と協業するわけでもないので作業の効率化を諦め自分のやり方を貫き通すという成長完全ストップな感じになっている現状は一番やばいと感じている。

気の合う同僚が出来る

社会人になってから友達をつくるのは極めて難しい。

私も異業種交流会などの出会いを求めた人たちの集まりによく参加したが結局なかなかいい友達は見つからなかった。

でもサラリーマンだったら喫煙所だったり昼ごはんを一緒に食べに行ったり、仕事終わりで飲みに行ったりすることもあり気の合う仲間が出来たりする。

毎日会うので気心もしれて関係性が深くなり、いい友達になれたりする。これは人生において大きなプラスになることは間違いない。

別に仲良くなれなくてもしょうがなく付き合っているだけでも十分に大きな人生経験を得ることが出来る(付き合いでゴルフやイベントに参加したり)。

私も前の会社で何故か地下アイドルをやっている後輩がいたので謎のライブに行ったりメイド居酒屋で飲んだりした。

まぁこの経験が生きることがあるかどうかは知らないがまず自分では絶対に足を踏み入れない場所を体験できただけで良かったんじゃないかと思う。(メイド居酒屋の酒が意外と美味かったは良かった)

サラリーマンの良さまとめ

電車で死んだ目のようなサラリーマンがいるとのことだが電車の中で目が輝いている人なんてそもそもいるわけがない。(先頭車両に乗って前を見つめる電車オタクを除く)

サラリーマンになんてなりたくないと思うのはわかる。私がそうであってフリーランスになることを目指して家でも仕事のできるITの道に進んだから。

でもサラリーマンにはサラリーマンの良さがあってフリーランスになって初めて気づくこともある。

私はもうすぐフリーランスになって2年が経とうとしているがそろそろまたサラリーマンに戻ろうかと思っている。

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