会社の仕事がなくなった理由を考える

今いる会社の仕事が無さすぎて40歳を超えて転職することになったのだが、なぜ今の会社で仕事がなくなってしまったのか?考えてみよう。

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新型コロナで夜の店の仕事が壊滅

今の会社に入った時はたくさん仕事があったのだが3割〜4割程度が夜の店関係の仕事だった。

そういった店の仕事がコロナで壊滅状態になり、会社が一旦倒産して夜の店関係以外の代理店の仕事を抱えた上司が友達の会社と合流する形で移った。それに私もついて行った形。

なのでピーク時と比べて4割ぐらいコロナで失っている。コロナ前にいた社員や派遣社員は半数が会社を去っている。私は使える人材だったので派遣契約は終了したが契約社員として残る事になった。手に職があるとよいね。

担当者が変わった

今の仕事の半分ぐらいが某学校のサイト更新案件なのだが、その学校のWebサイト担当者が辞めたことでこの学校の仕事が来年度から無くなることが決まった。

元々その学校のWeb担当者が代理店の人とコネがあって仕事を受注していたわけでそのWeb担当者ありきでの仕事だった。ということでWeb担当者が辞めたことで仕事が来なくなるのは当然の流れと言える。

基本代理店の人がWebの知識不足

仕事をしていてもすごく思うのが代理店の人のITリテラシーがあまりにも低すぎて残念な気持ちになる。なんでそんなことも勉強しないのか?

若い女の人が多くて代理店のキラキラした感じにあこがれて入ったんだろうなぁって感じなのだが、あまりにも仕事ができない人が多い。

まぁこの代理店の仕事の大部分が紙媒体とかなのでWebはかなりないがしろにされた窓際の部署なのかもしれない。なので無能しかいないのかもしれない…。

Web運用の重要さとか全くわかってない感じなのでずっと管理してきたクライアントが段々この会社を見限って別のウェブ制作会社に移っていく。

客のビジネスが上手くいっていない

いろいろな会社のサイト更新を任されているが小さいところとかは中々上手く行かないところも多い。3年で個人事業主の9割が廃業するらしいが小さい会社と言うのも潰れやすい。

ここ数年のインフレや円安で個人輸入で成り立っていた店が潰れたりしていることが多く、更新していたサイトを見に行ったら「コンピュータがウイルスに感染しています!」という詐欺のサイトになってしまっていたりする…。

他にも病院のサイトも更新していたが全然更新依頼無くなったなと思って見に行ったらメッチャクチャシンプルなしょぼいサイトになっていたので他の安いウェブ制作会社か社内にいる人で作って更新しているのかもしれない。

こんな感じで客の都合でWebに金をかけられなくなっているというところも結構多いのが原因の一つだろう。

上司が積極的に仕事を取りに行っていない

客のビジネスが上手く行かないのは非常に自然なことで大体のビジネスはそう長く上手く行き続けることも少ないことを考えると新規のクライアントを捕まえ続けなければ現状維持も難しい。

会社としてビジネスでWeb制作を続けるならば新規クライアントを見つけるために営業活動をしていく必要があるが上司のやり方は代理店からの仕事を取ることに全てを費やしている。
代理店のWeb部門は無能が多すぎて仕事が全然増えないので全然新しいクライアントが増えない…。現状維持が極めて難しい状態となっている。

まぁぶっちゃけ上司は既に仮想通貨で億り人になってるので今後の人生は運用益だけで逃げ切り出来るからそんなに必死で働きたくないってのもあると思う。

Web制作というビジネスが難しい時代になってきた

おそらく一番大きいのはWeb制作を会社として受注し、納品するというビジネスモデルが難しい時代になってきている。

どういうことかと言うとWebのビジネスがホームページからSNSに変わってきていると感じるのだ。

昔はホームページを更新するしかインターネットでの情報発信の手段が無かったのだが今ではインスタやツイッター、Facebookなど多数のSNSで個人でも発信することが出来るようになっている。

これはテレビ業界がどんどん予算削減しているのがYouTubeを始めとした個人による動画制作に予算を奪われている現象に重なる。

もはやサイトを毎年リニューアルしてかっこいいサイトをリリースするよりも同じ金を使ってインスタなどのSNSに予算を使ったり、動画広告を作成するほうが費用対効果が高くなるならWeb制作の予算は減少の一途である。

ランサーズやクラウドワークスなどのフリーランサーへの仕事依頼も非常に簡単になったことにより、ウェブ制作会社や広告代理店に依頼するよりも圧倒的に安く仕事を発注することも可能となっている。

田舎で働いている人に仕事を発注すれば東京の制作会社とは比べようもないほど安い金額で発注することが出来るのである。

私も仕事が無さすぎてランサーズで仕事を探そうかと思ったけど家賃がタダみたいなド田舎で働くフリーランサーと価格で勝負するのは不可能なので諦めた。

もはやWeb制作というビジネスモデルが時代遅れなのだろう。

仕事無くなった理由を考えるのまとめ

まだまだWeb業界は成長を続けており、既存の新聞雑誌テレビなどのメディアに比べると景気はいい方だと思うがWeb制作会社という業態に関しては上記の理由から今後どんどん難しいビジネスとなっていくと感じる。

派遣の仕事を探していても社内コーダーを探している会社が多く、Web制作会社の求人数が減っているように感じる。

Web制作会社は消えゆく運命なのかもしれない。

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