若者は甘やかさないであげたい
会社に新しく入ってきた新卒が毎日悩んでいるようだ。
今日も隣で与えられた仕事が出来なくて苦しんでいた。プログラマーとして採用されたはずなのに与えられた仕事は動画編集。
全然上手くいかんやん!こんな仕事意味あるんか?みたいなことをつぶやいていた。先輩社員にやり方を聞きに行き、こんな仕事するために会社入ったんじゃないんですけどねぇとか言っている。
ほんと20歳って子供だなぁと思ってしまう。
俺も20歳の頃はそんな感じだったと思う。大学の授業なんて代返頼んでたし過去問集めて一夜漬けでテストなんて当たり前だった。
それでも就職して先輩から厳しくされて店長からも理不尽なブチ切れ方されたりして更にはミスって客にブチ切れられて泣いて誤ったりしたこともある。
その会社は向いてないと判断して半年で辞めたけどその次とかその次とかでも結局同じく社会の厳しさを教えられた。
おそらく俺が20代の頃、甘やかされていたら今、本当にろくな人間になってなかっただろうし、下手すりゃ無職のニートだったんじゃないかとすら思える。
20代の頃厳しく私に社会の厳しさを教えてくれた先輩や上司がいたから今派遣社員をすることが出来ていると感じる。時々契約解除に遭って今ももうすぐ仕事がなくなるような状態ではあるけどスキルがあるから探せばすぐ次が見つかると思う。
これがもし、新卒で入った会社で甘やかされて何のスキルも身につけること無く今30代後半になって新型コロナで会社が潰れたらどうなっていたか?今の私のようにすぐに次の仕事が見つかるような状態だっただろうか?
若者がもがき苦しんでいる姿を見たらそれは成長してるんだなと言う温かい目で見つつ、もしその若者が舐めた仕事をしているようだったら理不尽にブチ切れて怒鳴ってあげたい。
仕事がそこそこちゃんと出来ていたとしても重箱の隅をつつくようなやり方で
「お前の仕事はクソだ!こんな事もできないのかよ!仕事舐めてんじゃねえぞ!今すぐ辞めちまえよ!」
と私が20代の頃上司に頂いた激励を投げかけてあげたい。
そうやって理不尽な社会の厳しさをぶつけられて、それに対する悔しさで拳を握りしめた分だけ人は成長する。
だから私に対して何かわからないことを聞きに来ても「子供じゃねえんだからそんなことぐらい自分で判断しろ!」と突き放し、それによって若者が勝手な判断でミスを犯し、大問題になった時は「なんで勝手にそんなことしたんだよ!報連相が大事だって常に言ってるだろうが!」と怒鳴りたい。
この社会の理不尽さ、泥水を飲むような思い、勝手に涙が出てくる悔しさ、気づいたら電車に飛び込みそうになっていたというそんな状態を乗り越えて俺は強くなってきた。
あの20代に戻りたいとは絶対に思わないがあれが無かったら今どうなっていたのだろうか?と思ってしまう。
まぁ俺はただの派遣社員だし、その若者から聞かれることなんてサーバー情報ぐらいだし俺が叱ることなんて無いんだけどね。上司がその若者に対して異様なまでに優しくて大丈夫かよと思ってしまう。
毎日褒めまくるだけじゃなくてちょっとぐらい厳しくしないとちゃんと育たないと思う…。
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