会社の辞め方マニュアル
会社を辞めたいと思っても辞め方がわからないという人は結構いるようです。
私は30歳で独立するまでに5社ほど会社を辞めてきたので会社の辞め方はそれなりに知り尽くしていると思います。そこでここでは会社の辞め方マニュアルを書いてみますので参考にしてみてください。
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円満退社がベスト
立つ鳥あとを濁さずということわざもありますが、辞める時はみんなから笑顔で送り出されるような状態で辞めていくのがベストです。もっと言うと花束をもらって今までご苦労様でしたと言われるレベルが最高です。
よく、定年退職する人が最終出社日にみんなから見送られて会社をあとにするような感じですね。
私も基本的には円満退社だったので送別会を開いてもらって記念品や花束まで頂いたこともあります。こちらの都合で辞めたのにそこまでしていただいて本当に嬉しかった思い出です。
そういう円満退社をするためにはどうすれば良いのでしょうか?
辞める1ヶ月前には辞めることを報告する
いろいろな会社があって3ヶ月前までには言わないとダメとかありますが、基本的に1ヶ月前ぐらいでいいと思います。なぜそう言えるかと言うと法律上2週間前に退職届を出せば辞めることが出来るからです。
そう考えると1ヶ月前なら十分すぎる猶予があると言えるでしょう。ただ、会社によっては引き継ぎ要員を新たに雇う必要があったりするため、いろいろ考えると3ヶ月前じゃないと円満退職出来ない可能性もあります。
私の場合も、小さな会社だったので新しいプログラマーが中々入ってこなくて結局辞める2週間前に新しい人への引き継ぎが始まり、有給消化が出来ませんでした。
そういう有給の残りなどを計算して引き継ぎが終わるように設定する場合、辞める一ヶ月前より前に退職の日程調整を始める必要がある場合もあります。
退職が決まったら引き継ぎをしよう
退職する日が決まったら、仕事の引き継ぎを行います。
引き継ぎは私の場合は引継ぎ書を作成して、それを使って後任者に説明を行いました。基本的に引き継ぎ書類を読めば仕事を行うことが出来るレベルで詳細に書いておくのが重要です。
退職後、会社から確認で何か聞かれた時、自分でも思い出すのが難しくなってしまう場合もあるのでそのためにも出来るだけ詳しく書く必要があります。(会社を辞めてから1年後ぐらいに電話がかかってきたこともある…。)
その引継書ですが、作り方は画面キャプチャーを撮って、そこにいろいろ書き込む形がベストです。文章で説明してもわかりにくいので絵を使って説明していきましょう。ここに入力してここを押すみたいな形で書いておくとわかりやすいです。ファイルのある場所なども基本的に絵で説明したほうが直感的でわかりやすいです。
社外の取引先へメールで退職を連絡
社内よりも社外の方へ先に退職の連絡をしておきましょう。ギリギリだと取引先の方も慌てていろいろ確認する必要が出てきてしまいます。できれば退職が決まったらすぐに伝えておくのがベストですが、一般的には最終出社日の2〜3週間前ぐらいに連絡すれば良いと言われています。
最終出社日に社内へメールで退職を連絡
社内への退職の連絡は最終出社日に行うのが一般的です。帰る1時間前ぐらいに一斉送信すればオッケーです。基本的に退職は大体の人が事前に知っているわけですし、お世話になりましたという最後のあいさつ程度で構わないでしょう。一応何か引き継ぎで漏れている事がある可能性もありますので、退職後も連絡のつく電話番号とメールアドレスを記載しておく必要はあります。
転職活動は基本的に退職意図を伝える前に終わらせておく
会社を辞める方法を書きましたが、会社を辞めるのは次の会社が決まってからがベストです。
会社を辞めてしまってから次の会社を探すという方法もありますが、おすすめはできません。何故かと言うと次の会社を見つけて内定をもらい、入社するまで通常で3ヶ月程度の期間が必要となりますし、もっとかかる可能性もあるからです。
そう考えると貯金が減ってしまうことにより精神的な余裕がなくなって変な会社でも内定が出たからここに入っちゃおうみたいになりがちです。
なぜわかるのかと言うと私がそうだったからです。私の場合、プログラマーの実績もあるし、見つからないなんてことはないだろうと辞めてから転職エージェントに登録して、就職活動を開始したわけですが転職エージェントを使ってもそんなにすぐに次の会社が見つかるわけでもなく、タイミングによっては企業も人を募集していなかったり、意外と見つかりにくい場合があります。
私の場合も2社ほど最終面接まで行ってもうほとんど決まりかと思っていたところで2社とも別の人に決まったと連絡が来てしまい、相当ショックを受けたのを覚えています。その結果、気持ち的に焦りが生まれ、変な会社に入ってしまって辛すぎて1ヶ月でまた辞めるしかなくなるという大失敗をしています。
転職エージェントとて全て転職成功に導くことは無理ということがよくわかりました。
なので、転職活動をするなら会社を辞めてからではなく、在職中に内定をもらっておくのがベストということになるのです。
退職拒否された場合
ブラック企業にありがちなのが退職拒否で、辞めたいと言っても「お前みたいなやつがうちを辞めても他に雇ってもらえるところなんて無いぞ」とか「転職したら給料は間違いなく下がるよ」みたいな言い方で引き止めたり、「後任者が見つかるまで働いてくれ」と言われて仕方なく働き続けるといった場合もあります。
他にも直属の上司に相談しても「次の会議で話すからそれまで待ってくれ」と言われて待っていたら何週間も全く何も話が進んでいなかったという例もあります。
会社側からすると社員が辞めるとまた教育コストがかかるし、採用のコストもかかるため出来れば辞めさせたくないのでしょう。
ただ、働きたくない会社で働き続けるというのは人生という限られた時間を無駄にする行為であり、やりたいことがあるのならなおさら早く会社を辞めなければなりません。
退職を引き伸ばされた場合、毅然とした態度で、やりたいことがあるのでこの会社では働けませんと言って退職の意図を伝える必要がありますが、時には本当に上司が苦手すぎて話をするのも無理な場合もあるでしょう。
私の友人も不動産会社で働いていたのですが、ものすごい体育会系で社長が怖すぎて辞めるって伝えたらどうなるのかと恐れて全然辞めると言えなかったと言っていました(最終的に辞めたいんだったらやめろって言われて辞めたらしい)。
そんな環境にいる場合、最終手段としてありかなと思うのが「退職代行」です。
参考退職代行EXIT
こういった会社では退職を代行しており、苦手な上司に自分で退職を伝える必要はなく、スムーズに退職することが出来るとのことです。LINEで相談できるというのも気軽ですよね。どうしても退職が難しそうなら利用してみても良いかもしれません。
会社の辞め方マニュアル
日本は解雇規制が厳しいので転職する人は結構少ないようで会社の辞め方を知らない人も結構いるようです。そのため会社側が退職を引き伸ばしたりした時にそういうものなのかなと言いなりになって中々会社をやめることが出来なかったりする人もいますし、ちゃんと有給消化が出来なかったりもしています。
基本的に会社側は自分に不利なことは絶対に伝えませんし、有給消化も出来ればさせたくないのです。なので社員が言ってこない限り、社員側に有利なことは全く伝えてくれませんので自分で知っておく必要があります。
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