日本は貧乏になっているのに貧乏になっている気がしない

日本は他の先進国が経済成長しているのに全然経済成長せずに貧乏になっているらしい。

ただ、日本が貧乏になっているのに日本に住んでいる私は全然貧乏になっている気がしない。むしろどんどん生活が楽になっていると思っている。その理由を書いてみる。

スポンサーリンク

物価が安くなっている

昔はダイソーなど無く、何でも高かった。

鉛筆を買うにしても近所の文具屋で買うしか無く、それなりの値段した。

それが今や日用雑貨や文房具など基本的に全てダイソーで買えるようになった。

基本110円有れば様々なものが買える。

LED電球やらの電化製品から釣りのルアー、食器、アウトドア用品も揃っている。

パスタなどの食品も非常に揃っていてダイソーさえ有れば生活できるのではないかと思えるレベルだ。

服も昔はユニクロと言えば安物のイメージで親戚はユニクロで買った服のタグをすぐに切り取って着ていた。ユニクロは貧乏の象徴だったわけである。

それが今ではユニクロは普通のブランドと同じになりつつある。若者はユニクロは高いから素材の質がワンランク下のGUやしまむらで買うと言っている。

私からすると今もユニクロは昔と変わらず安いイメージではあるが昔と比べて明らかに品質が上がっている

昔は安いからワンシーズン着れればいいとか思って買っていた気がするが今はもう高性能なのに安くて見た目も他のブランドとそう変わらんコスパの高いブランドのイメージになった。

昔はユニクロは持っているいろいろな服の中で一番安いポジションだったのだが、今ではぶっちゃけ一番高いポジションに居る。

私の持っているユニクロ以外の服は楽天やヤフーショッピングなどで割引販売されている服でよくわからんブランドなので安い。

下着はユニクロでいいかって昔は思っていたが最近は下着すらダイソーで買っている。100円のパンツなのに意外と問題ないし、靴下も滑りやすくて歩きにくいのはあるが非常にしっかりした作りにはなっている。

そう考えるとたしかに昔はもっとちゃんとしたブランドを買うような裕福な暮らしをしていたとも言えるが昔はちゃんとした服はちゃんとしたブランドじゃないと作れなかったとも言える。だからしょうがなくSHIPSやビームスに行って買っていたような気がする。

今ではH&Mなどの激安ファストファッションは論外にしても安くてしっかりした服を作っているところが圧倒的に増えている

これは中国や東南アジアの技術力が上がり安い労働力でまともなものが作れるようになったとか機械が良くなったことで品質が飛躍的に向上したことが原因だろう。

スーパーの商品の値段も下がっている

私の好きなスーパーはイオンなのだがはっきり言ってイオンが強すぎると感じる。

昔はスーパーと言えば問屋から商品を仕入れるのが普通で中間マージンが上乗せされた価格が商品の価格になっていた。

それが最近はどんどんメーカーとの直取引になって安くなっているのだがイオンはもはやイオン自体が自社ブランドを作り商品生産を行うようになっている。

商品開発から販売まで一括で行うユニクロが行っているようなやり方で売っているのでとにかく安い。競争力としてこれ以上どこも真似できないレベルで安い。

食パンとか納豆とかイオンのオリジナルブランドの商品の価格は他のスーパーが行う激安セールに匹敵するレベルで通常価格が設定されている。

ティッシュなどの日用品も安いなと思う商品は全てイオンのオリジナルブランドだ。

これに関してはイオンなどの大手小売店はPOSシステムで商品の販売データを管理しており、そのデータを解析してよく売れている商品は自社開発に切り替えた方が儲かるので自社開発しているとのことである。

作れば必ず売れるというデータを持っていれば不良在庫のリスクもない。メーカーと比べて圧倒的に有利なやり方で商品開発をしていると言えるだろう。だから安くなるのだ。

とにかく今は本当に何もかも物価が安くなり賃金が増えずともなんの問題もなく全く普通に生活することが出来る様になっていると言えるだろう。

お金を使わなくても良くなっている

昔はコンテンツにお金を払うのが当然の時代だったりした。

CDはシングルCDで1000円払っていたし、アルバム3000円を普通にみんな買い漁っていた。それが今では基本的にシングルは一曲で350円になっているし、アルバムは試し聴きして欲しい曲だけ買うような感じになっている。

それもはっきり言って相当好きなアーティストぐらいで、基本的にストリーミングで十分な時代になっている。

スポティファイなどCMが入るが普通に好きなアーティストのプレイリストを作って聴く事ができるのでCDを買ったり曲をダウンロード購入することが無くなった

レンタルビデオにしても昔は半額デーとか100円デーとかにまとめて借りて見ていたりしたが今ではもうYouTubeやらギャオ、アベマのような無料動画サイトで十分だし、月たったの500円でアマゾンプライムビデオ見放題なので本当に使わなくなっている。

蔦屋など返しに行くことを考えると借りようという気に全くならない…。

ラジオなども昔は深夜ラジオを録音して聞くためにMDを買ったりテープを買ったりしていたがラジコがあればタイムフリーで無料で次の日に聞くことが出来てしまう。
テレビの録画とかでもHDDが2テラバイトでも1万円もしないレベルまで値段が下がりいくらでも録画し放題となっている。
DVDで買おうと思うのは相当好きな作品ぐらいだろう。

漫画にしてもジャンププラスやらとなりのヤングジャンプのような基本無料で読めるアプリのおかげで週刊誌を買う必要が全くなくなってしまった。

日本が貧乏になっているのに貧乏になっている気がしない件まとめ

まとめると昔より貧乏にはなっているものの技術革新や効率化のおかげで、貧乏になっていても昔の一般的な所得の人間よりもどちらかと言うと生活が楽になっているということだ。

昔は一生懸命稼いで高い金を払って買った電化製品もすぐにぶっ壊れたりしたが、今は本当に性能が上がっていて中国製の安い電化製品でもそう簡単には壊れないしなんの問題もなく使える。

貧富の差はどんどん開いて金持ちはどんどん金持ちになり、貧乏人はどんどん貧乏になっていても自殺者は減っているし犯罪も減っている。

そう考えるとこの貧乏になり続ける日本に嘆き悲しむよりも今を享受してこの時代に生きることが出来たことに感謝したほうが良さそうである。

\SNSリンクボタン/