グローバリズムによって平均化し続ける世界とこれからの日本

こんなつぶやきを見つけてしまったので反射的にブログを書きたくなった。

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日本は貧乏なのか?

私はそうは思わない。日本はアジアでは今のところ圧倒的に金持ちだと思っている。もちろん日本よりもシンガポールのほうがお金持ちだし香港の方が圧倒的に金持ちかもしれない。

ただ、香港やシンガポールは小さい。世界一の金持ち国と言われているモナコ公国も小さい。日本レベルの国土を持って、日本レベルの人口で国民の平均所得が日本レベルの国はアジアに存在しない。

この地図を見ればわかるが日本はアジアで唯一国土がピンクになっているように見える。香港やシンガポールは国土が小さすぎて地図に表示されていないのがわかるだろう。

アジアは発展しているが格差が大きい

タイや中国など急激に経済発展していて一部日本を完全に超えている場所が出てきている。

ただ、それはまだまだ一部であり、少し中心部から離れただけで貧困街が現れる。家賃も大通りだと日本の家賃よりも高い物件も見られるが裏通りの方だとまだまだ日本では考えられないような低価格で豪華な物件に住むことが出来る。

 日本にこんな物件どこにもない。

なぜ、日本で安いコーヒーが飲めるのか?

それは海外の安いコーヒー豆を輸入してるからだろう。海外の安い労働力によって日本の物価の下落が引き起こされている。

安いユニクロの服は中国や東南アジアで生産されているし、安い100均の商品は中国や東南アジアで生産されている。安いものは何もかも海外から輸入されている。

そんな海外からの輸入によって日本の商品が安くなっているのになんで日本が貧乏になっているなんてことを言えるのだろうか?

グローバリズムによって世界は平均化している

インターネットやLCCなどのイノベーションにより世界の距離がどんどん近づいている。日本で中国に直接商品を発注して個人で安いものを買うことが出来るし、仕入れでもLCCに乗れば昔より圧倒的に安く、速く移動が可能。

今後もこの流れでどんどん日本の商品は人件費の安い場所で生産され続けるだろう。そうなればどんどん現地の需要は増えてアジア各国の人件費は高騰を続ける。

そして最終的にアジアの人件費と日本の人件費が変わらないレベルになってきて次はアフリカに人件費の安い場所を求めて行くことになるだろう。

そうやって人件費の安い場所を求めて世界中の人が商品を製造しに行けばどうなるか?最終的に人件費の安い場所がなくなり、世界が平均化するわけである。

今はまだ過渡期であるため中国や東南アジアが発展を続けているがそのうち中国や東南アジアの人が日本の安い労働力を求めて商品を買いに来る時代がやってくる。

実際すでに中国の富裕層は日本の電化製品や化粧品、衛生グッズなどを買いに日本に来ている。

平均化は正常

今の世界は歪んでいる。単純労働は人件費の安い国に奪われ、日本では単純労働の仕事が減り続けている。そういう労働しか出来ないような人は職にあぶれて失業するしかない。第三次産業に従事できない人間の賃金は上がりづらいのが日本の現状である。

世界が平均化すればどこの国でも様々な仕事が存在するようになり、多様化が生まれる。そのほうが正常な世界だろう。

発展途上国が全て先進国になったらどうなるのか?見てみたいけどあと100年ぐらい掛かりそうなので今の世界に順応するしか無いんだろうなぁ。

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