【経験談】パソコンが苦手だった私がどうやってIT技術者になったのか?
最近の若者はパソコンを使わずにスマホだけでインターネットをして会社に入ってもパソコンの使い方がわからず会社を辞めてしまう人がいるらしい。
でもよく考えると私もあれがなければ今パソコンで飯を食っていると言うのは考えられなかったかもしれない。あれってなんなのか?今回は私とパソコンの出会いについて書いてみたい。
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我が家は基本的にアナログだった
うちの家には機械に弱い人しかおらず、私も一応は色々とゲームを持っていたがクリアしたゲームはほとんどないぐらいゲームが苦手だった。
友人とゲームの話題になるので一応RPGとかやってみるが全然続かず序盤で止めているゲームばかり。ロマンシングサガとか殆どやらないうちに友人にあげてしまった・・・。
そんな機械オンチな私の趣味はアウトドア系の趣味ばかりで友人と小魚を捕まえたり、釣りをしたり、秘密基地を作ったりということが大好きでコンピュータゲームをやるよりは公園へ行ったりするほうが好きだった。
中学生の頃、父親がこれからはコンピュータの時代だと言って発売されたばかりのWindows95搭載NECのデスクトップパソコンを買ってきたがほぼ使わず・・・。ただの邪魔な箱と化していた。
それから3年ほど経ち、高校生になった頃、親戚の大学生だった人が自作パソコンにハマっていて余ったパーツでパソコンを作ってあげるよってことでブラウン管のモニターだけ15000円ほどで買ってあとはタダで私専用のパソコンを作ってくれた。
そしてそのパソコンの使い方を教えてくれてインターネットへのつなぎ方も教えてもらった。
この時わかったのだが結局パソコンというものはインターネットにつながってなんぼのものであり、インターネットに繋がらない状態だったWindows95など無用の長物だったわけである。
高校生にして、私はインターネットを手に入れることができたのであった。パソコンはインターネットと繋がるためのマシンということになる。
パソコンを使って何をするのか?
私がパソコンを手に入れて始めてやったのはインターネットでひたすら鈴木あみの画像をダウンロードする作業。
その時私がハマっていたアイドルが鈴木あみでインターネット上にある鈴木あみの画像をひたすら集め続ける日々を送っていた。
当時はまだモデムでネットに繋いでいる時代でビーーガーーービロンボロンプーみたいな音がなって繋がる時代。回線は非常に遅く、定額ではなく電話料金がかかっていた。
画像をダウンロードするだけでも何十秒もかかるような状況であったが徐々に表示される画像を頑張って待ってダウンロードしまくる。
今考えると何をやってたんだ…としか言いようがない。あの当時の画像はCDに焼いているが今見ることはまず無い。
私が最初にインターネットにハマったきっかけはこういう色々な画像を集める作業であったがこの作業をするだけでも無茶苦茶パソコンがバグっていた。
その頃はソフトがWindows98というOSだったのだがこのWindowsの安定性がとても悪く無茶苦茶落ちるし、ブルーの英語だらけのスクリーンが連発する。
あまりに苛ついてWindowsを再インストールするなど超めんどくさいことも必死でやっていた。全ては鈴木あみの画像をダウンロードするために!
そんな不安定なパソコンは半年も持たずに完全に立ち上がらなくなり、また一つ邪魔な箱が増えた・・・。
作ってくれた親戚が直そうと頑張ったが全く動かず、最終的に匙を投げるということなりしばらくは親戚の家にあったノートパソコンを貸してもらって大学のサイトから情報収集することになった。このパソコンでも鈴木あみの画像をダウンロードしていたような気がする・・・。
自分のパソコンを大学生でゲット!
じいちゃんに大学でパソコンがいるから買ってくれ!って言ったら30万円までなら出してあげるって言われたので28万ほどする東芝のダイナブックG5とかいうノートパソコンを買ってもらった。
WindowsXP搭載でDVDプレイヤーなんかも搭載されたかなり高スペックなマシンだった。
このパソコンでは鈴木あみだけではなく、若槻千夏やその他のグラビアアイドルの画像を集めていた。
大学生になって一人暮らしを初めて光ファイバーを契約し、ものすごいスピードでアイドル画像を集めることが出来るようになって時間が余るようになってきた私はチャットの世界にハマりだした。
チャットは劇的に私のタイピング速度をアップさせてくれたのを覚えている。
この頃、ブログと言うものが流行り始めて私もブログをやってみることにした。真鍋かをりがブログの女王と呼ばれていた頃の話である。
俺がブログを始めた事を友人に言うとコメントしてくれてそれが楽しくなり、毎日のようにブログを更新し続けた。
そうなってくるとブログだけでなく自分のホームページを作りたいという気持ちになってホームページ作成ソフトでゴミみたいなサイトを作り始める。
なんか今思うと限りなくゴミみたいなサイトだけどあれが俺の原点だと思うと愛おしい気持ちになる。
今はもうどこにも存在していない初期のブログには何を書いていたのだろうか?
パソコンを仕事にする
私は元々自然児みたいな人間だったので自分がパソコンを使って仕事をするなど考えられなかった。
その証拠に大学も自然科学系の大学だったし、新卒で働いた場所はチェーン店で店員をしていたのである。
そんな私がその店員という仕事が向いていないと半年で見切りをつけ、適当に古本屋で「天職辞典」という本を買い、ペラペラとめくりながら次の仕事を探し始めた時に見つけたのがWebデザイナーという仕事だった。
そこから急にWebデザイナーになりたいと、どんな仕事をするのかもわからずハローワークで相談して紹介してもらった職業訓練校へ通ったわけだがそこで初めてHTMLとCSSでコードを書いて画面を表示させる事を知る。
なんと私はその時点までソフトでしかホームページを作ったことがなかったためコードを知らなかったのである。
そんなレベルの人間でも3ヶ月の訓練で派遣社員だけど社内Webデザイナーになることが出来た。(運もある)
結局はなんでもやる気次第でどうとでもなるということである。
私とパソコンとの出会いまとめ
今はWebデザイナー歴もすでに17年を超えて様々な大きなサイトをコーディングしたりディレクションしたりしているが原点は親戚にもらった超不安定なWindows98だったといえる。
あのボロボロのパソコンがボロボロで壊れてもどうでもいいようなマシンだったからパソコンを恐れることがなくなり色々なことをすることできるようになった。
高いパソコンだったら壊したらどうしようとあまり無茶ができずこれほどパソコンを使いこなせるようになっていなかったのではないかとも思う。
すぐ壊れるからこそパソコンがどういう仕組で動いているとか学ぶことができたんだとも思う。
今のパソコンは安くて高性能なパソコンが普通にあってそう簡単に壊れないし、なんならスマホでも大抵のことができてしまう。もしも私が2023年に高校生だったら、スマホで日向坂46の画像を集めているだろう。
そうなるとパソコンを持つ必要性など皆無であり、ブログなどやらずともTwitterやFacebookで満足してしまっていると思う。
今は便利になってしまったせいで若者にパソコンが必要なくなってしまったと言えるだろう。このままでは次の世代のIT技術者はどんどん減っていくばかりなのではないだろうか・・・。
確かにスマホではたくさんのことが出来てパソコンなんて必要ない様に感じるがはっきり言ってスマホは何かを作る事が難しい。ブログを書くにしても作業効率がとても悪くなる。それは画面が小さいことや入力方法が限られているからである。
サイトを作ったり、色々なソフトを使いこなすためにはスマホでは役不足だということに早く気づいて欲しい。
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