つけ込まれるな!人の悩みの9割はHARM!

つけ込まれるな!人の悩みの9割はHARM!
人は悩んでいる時、非常につけ込まれやすい。

溺れる者は藁をもつかむとはよく言ったもので悩みを抱えているとそれを利用してつけ込んで金をせしめようという人間に簡単にだまされる

今回は悩みにつけ込んで金をせしめようとする人間が使っているHARMについて紹介してみる。

スポンサーリンク

HARMとは?

まずこのHARMというのは何なのか?というところから説明していくと、「H」はヘルスの頭文字
ヘルスは健康や美容などが含まれる身体に対する悩みはここに含まれる。

髪が薄くなってきたとか太ってきたとか、しわが増えてきたとかの外見の悩みや体力が無くなったとか病気になりやすくなったとか健康診断に引っかかったとかそいういう悩みは非常に基本的な悩みの一つ。

こういう悩みを持っている人にはサプリメントやエクササイズ教室などの高額商品が売りやすい。癌に効く薬だとかいう恐ろしいうたい文句で近寄ってくる者もいるが、本当に癌に侵されている人は藁にもすがる思いなのでインチキ健康食品でも高額で買ってしまう。

「A」はアンビションの頭文字。野望・大志というような意味であるがやりたい仕事とかキャリアとか出世とかかなえたい夢とかそういうものが含まれる。

意識が高い人たちがはまりやすい罠でキャリアアップ講座とかなんとか塾とかの超高額のセミナーなどに参加することが多い。

ただ、セミナーや講演などは超高額であればあるほど身につきやすいという実証があるので、同じ内容のセミナーでも5000円のところと500000円のところでは高いところの方がためになったと感じる人が多いだろう。金をたくさん払ったんだから取り戻さなければという思いが強いからだろうと思うが。。。

「R」は人間関係。結婚や離婚、職場での人間関係や友人関係などが含まれる。
友人が少ないとか結婚できないとかいうのは非常に一般的な悩みの一つであり難しい悩みの一つである。

結婚相談所や街コン、社会人サークルなどを運営するとこういう人たちをカモにすることが可能である。外国人との結婚をあっせんする結婚相談所など外国人を日本に呼んで実際に合うだけで180万円かかる。

「M」はマネー。もうこれに関しては説明不要だと思われるが収入や遺産、高額の買い物や借金などお金にまつわる悩み全般である。

お金に対する悩みがない人などほとんどいない。十分にお金持ちに見える人でも投資詐欺に騙されたりするし、金を持っていない借金まみれの人でも闇金に金を巻き上げられ続ける。お金の悩みにつけ込んで金を稼ぐのは一番簡単である。

と、HARMについて説明してきたがここで一つ気づくことはないだろうか?

そう、全てマルチ商法で実際に使われている儲けの手口なのである。

ヘルスに関しては以前捕まって業務停止を食らったマルチの会社もあるが癌に効くというようなうたい文句でマルチの扱っている健康食品を売りつけたりする。

さすがに最近は薬事が厳しくなったのであまりそういういい方で売ることはなくなっているがこれを飲んだ不妊治療中の夫婦に子供が出来たとかいう「誰かから聞いた噂話」的な効果には個人差がありますみたいなうまい手法を使って売りつける人もいるので注意が必要だ。

アンビションについてもあなたのダウンラインを増やすことが出来たらポイントがたまりシルバーランクへ昇進することが出来ます!とかクリスタルクラスになるとコンベンションでの表彰があります!とか出世欲を駆り立てるようなシステムが存在する。

何万人も会員がいてトップの人間はごくわずかだが表彰を受けるレベルの人は割といる。自分の仲間が表彰を受けるとうれしいしあともう少しでランクアップできると思うとやる気も起こる。うまいシステムである。

人間関係についても夫が結構稼ぐ妻とか20代後半から30代の独身者などは割と金を持っているにもかかわらずやることもなく、友達は結婚したりして忙しく一人で寂しいという状況が起こりがちである。

そういう人がマルチにはまりやすいのは仲間が出来るからである。

マルチではグループを作って活動をして仲間を増やしていく流れになっているので非常に積極的に活動を行っている。バーベキューだったりサッカーやフットサル、ボーリング大会などが頻繁に行われるため寂しさを紛らわすことが出来る。

これまで鳴ることのなかった携帯電話に頻繁に誘いの電話が来て自分も頑張って仲間を誘ってとやっていると充実感が起こる。そうなるとグループを抜けづらくなりマルチを止められなくなるわけである。。。

マネーに関しても素晴らしいシステムが出来ていることが多く、会社によって違うが数人子ネズミを増やすと自分の買っている商品の額のマージンが支払われるところもある。その下のネズミの分も収入になるので積極的に子ネズミを量産する。

勧誘する時ももしも使えるお金が増えたらどうする?と収入が増えることを想像させる。タワーマンションに住んで毎週パーティーをしたいというような夢を描かせてお金が必要だと感じさせる。

たとえ今結構お金をもらっていて貯金もできていても自分の想像した豊かな暮らしを実現するために収入を増加させたいのが人間なのである。

余談だが人間は予定されていた儲けが無くなることよりも今手に入れているものを失うことの方がつらい生き物。もしもお金が増えたらという想像をさせて一度手に入れた未来を描かせておいてそれが失われてしまう恐怖を感じさせれば勝ちということだ。

よくテレビショッピングで使用した後でも30日以内なら返品OK!というのがあるが一度その商品の魅力を味わってしまうと手放すことが出来なくなるため返品はほとんどないという理由である。

おすすめの本

実はこのHARMはメンタリストのDaigo氏の著書に書かれていた話の一つ。あまりにもマルチ商法の勧誘手段につながったので思わず紹介記事を書いてしまったわけである。

この本の内容は使える内容が多く、自分もよく使う手法が書かれていたりしてなるほどな心理学的に実証されている手段を使ってたんだなと納得したりしている。
一般教養として重要な本だと思う。

感謝→Amazonの履歴を御覧いただきありがとうございます。収益はサイト運営に大切に使わせていただきます。

\SNSリンクボタン/