大判小判が見たいので造幣博物館へ行ってみた
最近ユーチューブで古銭を紹介する動画を続けて見たことにより、小判の実物が見たくてしょうがなくなってきた。
ただ、小判の実物は最低でも15万円以上するようで楽天で探しても20万円とかするので貧乏人の私では買うのは無理…。古銭の店とかで見せてもらうのも冷やかしかよって思われそうで嫌だし、なんか買って帰らないととか思うと見に行くのも…。
そんな時に、「そう言えば大阪には造幣局があって毎年桜の通り抜けがニュースになってるけど造幣局行けば見れるんじゃ?」と思い調べてみたら造幣博物館なるものがあり、なんと無料で利用できるらしい。もちろん造幣局なので世界の硬貨や昔の硬貨などもあるとのこと。大判小判がじっくりとタダで見れるなんてありがたい…しかも超近所で…。
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造幣博物館は大阪天満宮から行くと便利
造幣博物館の最寄り駅は大阪天満宮で、歩いて10分ぐらいで着く距離だ。
私はチャリで行ったので駅前に自転車を止めて歩いて行く。造幣局の敷地はかなり広いが自転車置き場が無いのでどこかに自転車を止めて徒歩で行くことになる。
造幣博物館は受付で名前を書いて入る
大きな道を行けば誰でもわかる大きな門があるのでそこにいるおじさんに造幣博物館に来ましたと言えば受付に通される。おじさんがいなければ直接受付に行ってもいい。受付で名前と入場時間を記入して不審者じゃないという証のバッジを借りて入る。帰る時に返さなくてはならないので紛失には注意。
敷地を歩いて造幣博物館へ向かうのだが途中に昔のガス燈とか昔の正門とかが残っていて歴史を感じる。
造幣博物館に入って2階に行くとちょうどあと五分でムービーの流れるタイミングだったので展示品を見つつ待つ。
ムービーが始まり造幣局の歴史が流れた。大阪造幣局の存在は昔から知ってたけど当たり前過ぎて忘れていた…。日本の硬貨製造はここで行われているということを。
硬貨の作り方を学んだ後はお金で遊べるコーナーへ行き、昔のお金を触ってみたり、自分のお金を使って自動的にお金が振り分けられる装置で遊べたりする。意外と面白いので子供が来ても楽しめるかもしれない。
時価1億5000万円以上の巨大な金塊に触れることが出来たりもするので興奮。他にも千両箱を持ち上げてみようとか硬貨の袋を持ち上げてみようのコーナーも楽しめる。
それが終わったら3階へ行って昔のお金を学ぶ事ができる。
日本の貨幣の歴史は富本銭から始まったとか習ったけど中国では春秋戦国時代から貨幣が存在していて1000年も日本が遅いという…流石中国3000年の歴史!日本の硬貨の歴史など雑魚中の雑魚…。
途中、日本では硬貨が作られなくなった時期があって日本の砂金で中国の硬貨を買っていたとか…。歴史って面白いな。
本格的に日本で統一した硬貨を作り始めたのが江戸時代になってからでその前は地方ごとにお金を作ってて江戸時代でも流通してたとか。その地方の貨幣も置いてあったけど初めて見たお金…。面白い。
豊臣秀吉が朝鮮出兵のための軍資金にしたという金のレプリカが飾ってあったけどでかすぎてホンマにこんなでかいの作ったんかよ?って驚くしか無い。
江戸時代ゾーンに入って大判小判がいっぱい見れる。本物の大判小判は今でもピッカピカに輝いている。素晴らしい。じっくりと小判を見てみたけど非常に素晴らしい。ゴールドの輝きがとても良い。時代によって金の含有率が違うのとか実際に見比べられてとてもいい。やはり金の含有率が高いほど美しい。
当時の貨幣価値みたいなのが書かれていたのだけど大判小判のような超高額貨幣に関しては基本的に江戸時代の一般庶民は一生大判なんてものを見る機会が無いだろうし、小判ですら庶民が触る機会などほぼ無かったんじゃないかと思われる。
大判小判ゾーンでは日本ではここにしか無い試作品の小判とかもあって非常に貴重な物を見れた気分を味わえた。実物の小判はとても美しく一枚ぐらい持っておいてもいいかもしれないと感じる。雛小判と呼ばれる小さい小判なら10万円ぐらいで買えるみたいだし…。まぁ競馬で100万円当たったら買おうかな。
明治・大正・昭和と新しいめのコインのコーナーに入ると最近のお金なのでもはや「ふーん」ぐらいな感じの感想になる。明治とか大正とか昭和初期とかは割と硬貨のデザインが変わってたけど昭和以降はあんまり変わらず最近変わってるのは500円玉ぐらい。まぁ1円玉を偽造してもコスト的にマイナスになるし硬貨の偽造対策でデザイン変更とかはする必要がないんだろうね。
という感じで硬貨の歴史ゾーン終了となって世界のお金とか日本の記念硬貨のゾーンへ。なんか色付きの記念硬貨とかがたくさんあるけど特に何か感じるものもなく、やっぱり硬貨はシンプルな金貨とか銀貨が一番魅力的だなぁという感想となる。
全部見たので帰路へ!平日の午後だったからか人がめちゃくちゃ少なくてほとんど貸し切りみたいなタイミングもあってじっくり見れた。ちょうど13時頃に入ってちょうど14時頃に出たのだが1階にある時計の鐘を2回聞けた。別に大した鐘の音でもなかったけど歴史を感じる音色ではあった。
造幣局へ行ってきた感想まとめ
正直、40年間生きてきて全然興味を持たなかった大阪造幣局ではあるが造幣博物館に行ってみて意外と良かったという感想になる。
ここでしか見れない大判小判が存分に置いてあるし、世界の硬貨とかも実物がじっくり見れるのは価値があると思う。全国の記念硬貨とかも全部揃っているし、ヨーロッパとかで作られていた世界最古クラスの昔の硬貨とかも見れるし。
これだけのものを見ることが出来て無料なら絶対に行って損はないと断言できる。損するのは時間だけだけど時間の無駄だったとは思わないと思う。(あとから来たカップルはほとんど素通りで帰ってたけど…マジでなんで来たんやろ…)
ムービー撮影禁止って書いてあったので撮影スポット以外一切撮影しなかったが、写真撮影は他の人もバシバシ撮ってたし別にしても良さそうだったので撮っとけば良かったかな…。まぁ別に写真で撮らなくても見たきゃ無料で見れるんだからまた行けばいいだけか。
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