消費税は今後上がり続ける!インボイス制度を見ても明らかだ!

消費税は今後上がり続ける!インボイス制度を見ても明らかだ!

消費税廃止論やインボイス廃止デモなど、国民の消費税に対する拒否反応は強い。

消費税を上げると選挙に負けると昔は言われていて、中々消費税増税が進まず日本は長らく世界でも消費税が安い国であったが10%になってからは普通ぐらいのレベルになっている。

ただ、世界を見るとまだまだ消費税の高い国は存在しており、最高はハンガリーの27%となっている。

さて、これから日本の消費税はどうなっていくのか?私は上がり続けると思っている。なぜか?今回はそのことについて書いてみる。

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インボイス制度は消費税値上げの布石

インボイス制度というのが2024年の10月から始まるが恐らくほとんどの国民はあんまり理解していない。別に関係が無いからである。

関係があるのは基本的に企業なので会社勤めの一般人は関係ない。

私のような個人事業主にはかなり影響の大きい問題で、これまで当たり前のように請求できていた消費税を今後請求するなら登録してナンバーを取得する必要がある。なので事業者登録しないと自動的に10%の収入減になる。

年商300万円なら30万円も売上が減ってしまう。30万円もあったらかなりいいパソコン買ったり、海外旅行行けるレベルである。それが無くなると考えると相当大きな問題となる。

企業側からすると適格請求書ではない請求書は仕入税額控除が無くなるため実質2024年10月から10%値上げになるのと同じような気分らしい。

で、インボイス制度って結局なんなん?

これまで年間売上1000万円以下は消費税免税事業者だったのが企業から消費税取るんだったら国にしっかりとその消費税を納めなさい!消費税を納めないんだったら企業から消費税を預かることはゆるしまへん!ってなる話。

これまでが企業から預かってたお金を「わてら売上少ないんでポケットに入れさせてもらいます」っておかしな事になってたのが正常に戻っただけと言える。最初消費税が始まった時は3%だったのでそれほど影響が無かったのだが今や10%となり、国からするとかなり取りっぱぐれてるので「これは流石に見て見ぬふりでけんで」ってなったわけだ。

ただ、インボイス制度の適格請求書というのがなんかやたら複雑でマジでこんなめんどくさい事しないとあかんの?ってレベルなのでかなり反対者が多くなってる。

インボイス制度は全て国税が消費税を取りやすくするための制度だと言える。

今後増やせそうな税金は消費税だけ

なんでこんなに消費税を取りやすくするのか?と言えば今後右肩上がりで増やせそうな税金が日本にあるとしたらそれは消費税だけだからである。

今後、所得税が増えるか?と言うと人口が減っているのに所得税が増える可能性は少ない。法人税も税金を増やせば企業が海外に逃げて行ってとりっぱぐれたり、取れるにしてもかなり面倒なわりにそれほど取れないという状態になりかねない。

他の主要な税金にしても贈与税や相続税、酒税、タバコ税などそれほど比率が大きくなく、今後もそれほど大幅に増えるものでもない。

その中で、消費税だけは今後増える見込みがある。何が増えるのか?海外からの旅行者の使うお金が増えるからだ。

もちろん旅行者は免税店で買い物をするから消費税を取れないではないか!と言うのもごもっともだが旅行客が使うお金は免税店だけではない。コンビニでの消費やら飲食店での消費、タクシーや公共交通機関を使用するし、個人旅行でガイドを利用する場合もあるだろう。

そう考えると旅行客が増えれば増えるほど消費が増えて消費税が増える。旅行客は基本的に所得税も法人税もその他の税金も直接払うことはないので直接的に旅行客から徴税できるのは消費税となる。

その他、今後も高齢者がどんどん増えていく計算になっているが引退した人は基本的に所得税をたくさん収めることはなくなり、払う税金は主に消費税となるだろう。

そのような理由から政府は消費税を上げることは有っても今後下げることは無いと言える。

まとめ

今後消費税は最悪20%程度まで上がると思っておくべきだろう。

ただでさえ何もかもが値上がりしているこの時代に消費税が増税されたら生活が苦しくなるのは間違いないだろう。

それでも日本政府は消費税の増税を止めるつもりはまず無いので各自増税への備えを万全にしておこう。

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