仕事が出来る人ほどぶっ倒れるまで仕事を抱えがち…
仕事が出来れば仕事が早く終わって楽になって、給料も上がって人生ハッピーなのだろうか?
実際は仕事が無茶苦茶出来て、すごく会社からも業界からも評価が高いからと言って、楽をしているわけではなく、正直仕事が出来れば出来るほど厳しい状態になっているかもしれない。
今回はそんな仕事のできる上司の話を紹介しよう。
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仕事出来すぎて仕事増えすぎる現象
最近、上司が会社を休んで結構仕事がバタバタしていた。
この上司が会社を休んだ理由は働き過ぎである。
45歳ぐらいの男性の上司はウェブディレクターで会社の仕事をしながらフリーでも仕事をこなしている。
その為、フリーの仕事が忙しい時は会社には14時とか16時とかに来る。朝までフリーの仕事をして自分でコーディングをしたりしているらしい。
一日で8ページもコーディングしちゃったよとか言っていた(ページ単価7000円とかなので一日に56000円も稼いでる)。
確かにこの上司はWebの現場で長く働いてきた人だからかなりちゃんとしたスキルはあって結構仕事は出来る人である。
ただ、ハタから見ていてこの状態で本当にこの人は大丈夫なのか?と心配になってしまう。
会社でもかなり色々な案件にアサインしていて常にひっきりなしに電話対応をしており、営業の人からは相談を受けるし、私に仕事の指示をしなければならない。
メールの対応も毎日かなり溜まっているとぼやいている。
一ヶ月に一度ペースで東京へ出張に行っているし、本当に働きすぎなんじゃないかと思ってしまう。
食事も常にコンビニで買ってきたものをデスクで食べているし、運動する時間がないからかすごく太っている。
こんな状態だとそのうち働きすぎで倒れるんじゃないかとかなり心配である。
パワフルな人ほどぶっ倒れるまで仕事や遊びに力を出し切る…
私が前勤めていた会社にもこういう敏腕ディレクターがいて、その人は家に帰らず2週間ぐらい会社に泊まり込むのが普通だったりして帰ったのかな?と思ったら朝まで麻雀してたりとんでもない人だった。
その人は最終的にぶっ倒れて糖尿病と診断され2ヶ月間入院となった。
この話を聞くとわかると思うが仕事ができるからと言って仕事が楽になるのか?と言われるとそうではないという事である。
仕事は仕事を呼び、どれだけ仕事をこなすスピードが上がったとしても労働時間が減るわけではない。仕事ができる人間ほど仕事が集まるスパイラルが発生するのである。
結果的に労働時間が増え続けるが、会社員だった場合はその分給料が上がるというわけでもなかったりする。出世して役員レベルまで行けばかなりの額を貰えるがディレクタークラスではそこまで高給とはならない。
仕事の報酬は金ではなく仕事だとはよく言ったもので、ぶっちゃけここまで仕事ができる人はフリーで独立したほうが圧倒的に金は貰えるようになるだろう。
ただ、今でさえ時間の狂いきった生活をしていることを考えると今の上司がフリーランスで独立した場合、とんでもない狂った生活により突然死のリスクは高まるだろう。
仕事が出来る人ほどぶっ倒れるまで仕事を抱えがち…のまとめ
人生で大事なのは金と健康と仲間であり、どれが欠けても人生は破綻してしまいやすい。
仕事は全て金のためとは言わないが、健康を失ってまで行うことではない。