ホームレス減少はネットの力がでかいと思う
最近思うのがホームレス減ったなぁってことである。
昔は近所の公園とか河川敷にもっとたくさんのホームレス(ルンペン・浮浪者)がいた気がするのだが最近はめっきりその数を減らしているように感じる。
ネットのニュースでも「全国のホームレス、過去最少の5,534人 – 前年比11%減」という記事があり、やはり感じていたことは正しかったようである。
ホームレス特措法が理由の一つと考えられるが他にもたくさんの要因があると感じる。
そこで今回はなぜホームレスがこれほどまでに減少したのかを考察したいと思う。
ネットによって情報がいろいろな人に届きやすくなった
今までは市の職員ぐらいしか情報をもたらす人がいなくてホームレスになりそうな人を救うことが出来ていなかった可能性があるが、今はスマホでいろいろな支援を検索することが出来る。
参考路上脱出ガイド
こういった資料に関してもこれまでは役所へ行かなければ見ることが出来なかったがネットが普及したおかげでスマホさえあればどこからでもこの情報にアクセスすることができる。自分がホームレスになりそうな困窮した状態だということを悟られたくないために役所に行きづらかった人でも気軽にこういう情報へたどり着くことが出来るようになったということはとても大きなことだと思う。
他にも、「野宿寸前でしたが支援団体に助けてもらいました」の記事のように一般人のブログでもどういった支援を受けることが出来るのかを知ることができるようになったりして、これまでホームレスへ一直線だった人がそうならない様になってきていると思われる。
情報というのはいつの時代でも最強の武器であるがインターネットによってその武器が一般市民にも気軽に手に入るようになったと感じる。
情報が武器と言えるエピソードとしてあげられるのは、大昔の権力者が天体の動きという情報を使いその権力の座に君臨していたことなどである。日食を予知出来るということで神の力を持つとされていた。
ネットによって社会不適合者向きの新たな職業が生まれた
これまで日本が経済発展してきて二次産業の工場労働者や3次産業のサービス業などでの仕事が増えてきたのだが、これらの仕事は会社での仕事となり、組織に属することの出来ない社会不適合者な人間には非常に辛い仕事となっていた。
そのため、高度経済成長期には社会からはじき出された人間はホームレスとして路上生活をするしか無くなっていた人もかなりいたと考えられる。
それが今ではネットの仕事が増えていくことにより、コミュニケーションスキルが著しく欠落した社会不適合者でも仕事をすることが出来るようになった。
例えば、プログラマーなどは組織に属すること無く、フリーランスとしてコワーキングスペースや自宅オフィスなどでもくもくと作業をしてお金を稼ぐ。コミュニケーション手段はもっぱらチャットであり、言葉を一切発すること無く仕事が完結する。
こういった仕事の場合、人の目を見て話すことが出来ない人間やどもりまくって何言ってるかわからない人間でも普通に仕事を完結することが出来る。私などは対人恐怖症に近い人間で販売員をしていた時はとにかく向いてないと感じていた。それがwebサイトのコーダーになってからはモクモクとコーディングだけしていればそれなりのお金をもらえる状態になりずいぶんと生きやすくなった気がする。
他にも、ブログを書いてお金を稼いだり、YouTubeに動画を上げてお金を稼いだり、ニコニコ動画の生放送でお金を稼いだりするのが普通にになってきたことにより、これまではただの引きこもりニートだった人間や、もはやただの気持ち悪い無職のおじさんだったような人でも普通に生活できるレベルのお金をネットで稼げるようになったことにより、ホームレスに至るまでの状態にはなっていないと思われる。
ネットがなかったらこの人この社会に居場所あるのかな?と思えるような人が結構たくさんネットの世界では人気者として存在している。生主とかは特にそういう人が多い気がする。
ホームレスが減ったのはネットの力がでかいと思うのまとめ
私もネットの力で生かされている人間なので常々インターネットという世界が起こした革命は素晴らしいと感じているのだが、確実にインターネットは弱者にチャンスを与える場所となっているだろう。
もしもインターネットが存在していなかったら、どう考えても私には空き缶集めの仕事しか存在していないと思われる。社会不適合者向きの仕事としてはタクシーの運転手などが考えられるが運転中にすぐに眠くなっちゃうし、しょっちゅう車を擦ったり10年前には人身事故も経験している私には向いてない。
そうなると日給700円の空き缶集めでその日のストロングゼロを買う金を稼ぐ生活しか残されていないだろう。
本当にインターネットが存在して助かった。