自営業をやめてフルタイムの仕事をしてみた感想
正直搾取されてる感を無茶苦茶強く感じる…。
フリーで働いていると自分が全ての裁量を持って働けて儲かったら全部自分の物であり、頑張って仕事をすれば仕事をしただけ収入は増えるが仕事が来なかったりしたら収入は激減し、税金や社会保険という強力な攻撃に身を晒す危険性もある。
フリーランスは良くも悪くもアップダウンがとても大きいという特徴があるわけだ。
ただ、派遣社員はどうかというと仕事が全く無い社内ニートみたいな時にも時給は発生していて、この一ヶ月特に売上でてないのにちゃんと給料もらえるという不思議な気分を味わうことになる。
そして年度末になると一ヶ月何も仕事をしていなかったツケなのかえげつないぐらい忙しい状況が続くことになる。毎日へとへとになるまで働いても時給は特に変わらず、働いていなかった月と同じぐらいのお金が振り込まれることになる。
会社員というのは安定感がとても強く、精神的にだいぶフリーランスよりも楽な気がするものの忙しい時に無茶苦茶損してる気分になる。
一ヶ月で会社の売上何千万とか聞くと俺の給料は手取り２０万行かねえけどな！ちょっとぐらいボーナスよこせや！って気分になる。
仕事が終わっても特に打ち上げみたいなものはなく、何もなかったかのようにまた次の案件が始まる。（前の会社は社長が寿司職人を呼んでみんなでパーティーしたんだけどなぁ）
働いている会社を少し紹介
今の部署などはディレクターが契約社員で他全員派遣社員という特殊な状況になっており、なんか普通とはだいぶ違う気はする。
普通派遣社員でも入ったら歓迎会みたいなのしない？昼飯すら誰とも一緒に行くこと無く淡々と仕事が始まり、辞める人がいても普通に終了していく。送別会とか無いの？と思ってしまう。
まぁそんな不思議な会社にいるわけで、隣の人とは競馬の話で時々話すものの他の会社の人となかなか仲良くする機会がない。
私は上長の許可がなくては残業が出来なくて２２時以降は深夜残業手当が必要になるため帰らされる。他の社員はほとんど残っていたりする。だから帰りに飲みに行くみたいなことがまずない。
俗にいうブラック企業と言うやつだと思う。
毎週水曜日はノー残業デーとか毎月月末の金曜日はプレミアムフライデーとか館内放送で言ってるけど誰もそれを実行している気配がない…。
制作会社ってそういうもんなんだよね…。この会社は紙の方がメインでWebはおまけであり無くてもいいぐらいの扱いを受けている。だから全員非正規雇用なんだろう。
３年以上ぶりにオフィスワークを４ヶ月ほどしてみた感想まとめ
今、感じていることをまとめると以下のようになる。
- フリーランスで３年以上働いていると誰かの指示で仕事をすることがとんでもなく苦痛に感じるようになる。
- チームで働くことの不自由さにとても苦痛を感じる。
- チームワークが出来ない上司の下で働くのは辛い。
- 忙しい状態が続くとストレスが溜まり、疲れやすくなる。
- 毎日規則正しい生活をおくれるのは精神的に楽。
メリットは経済的に心にゆとりが生まれ不安感が減ることによって精神的に楽になるという部分ぐらいだと思う。
今まで一人で気ままに仕事をしてきたのが急にチームプレーになり、ルールを守らなくてはならなくなったり、先輩がやたらと偉そうにしてきたり、ディレクターがやたら攻撃的な口調で仕事を指示してきたりというものすごくストレスの貯まる状況が続くと本当に何もかもが嫌になる。
そして、よく考えると俺は自分が会社員という働き方が自分に絶望的に合っていなかったからフリーランスになったんだったということに気づく。
会社員というのは職場の空気をよんで、別にしなくてもいい残業をしたり、誰かの顔色をうかがって社内政治に力を入れたり派閥があったり嫌いな人と仕事をしなくてはならなかったりととても協調性を求められる。
俺はそれが出来ないから会社員から逃げ出したんだった、３年経ってそんなこと忘れちまってた。
多くの人はそんな協調性を求められる会社員という組織の中での労働を行っているが、今はフリーランスという、そんな組織の中でストレスを死ぬほど抱え込まなくても生きていける働き方が一般化してきて、本当に良かったと思っている。
今の会社にも精神を病んで、何ヶ月も入院し、本人からの希望で最終的に今月退職という形になった人がいる。
その人は長い間一生懸命仕事を頑張ってきた人だということだ。会社側は最後まで復職の道を探ったが本人からするといつまでも迷惑をかけているのが辛かったのかもしれない。結局どれだけ長い間頑張ってこれたからと言ってもこの働き方が身体に合わなかったのだろう。
人間には向き不向きが必ずある。別にこの時代会社員じゃなきゃ絶対にダメってわけでもないし、無理なら別の働き方で働けばいいと思う。
ただ、金銭的に考えて一番ラクなのは会社員で給料を貰う生き方だと思うので私のようにフリーランスという精神的に辛い生き方を全面的におすすめするかというとノーである。
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