楽をしたかったら、最初にしんどい事をするべし
仕事はまず、システム化出来ることから取り組み、作業効率を最大限まで上げて作業することが重要だと思っている。
なぜ楽をしたかったら最初にシステム化しなければならないのかを書いてみよう。
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同じ作業を連続することで圧倒的に作業時間を短縮できる
これはフォード車のモデルを考えるとわかるが流れ作業を行うことにより全ての作業を1人で行うよりも圧倒的に大量生産が簡単になった。
車のフレームを作る人とハンドルを取り付ける人は別でハンドルを付ける人は一日中ハンドルを付けることで作業がシンプルになる。もしもフレームを作った後ハンドルを付けるなど全部1人でやっていると道具を変えなければならないし、手順をミスることもある。作業をできるだけ単純化すれば楽ができるのである。
工場では沢山の人が分業しているが一人でもこの仕組みは同じであり、スーパーで魚を売るために作業する時はまず魚をさばく作業を行い、100匹の魚を3枚に下ろす、その後魚を一気にトレイに並べ、一気にラップを被せる。その後値札を貼って全部まとめて売り場へ持っていく。
これを一匹捌いたらトレイにいれてラップを掛けて値札を貼るという作業をしていると一回一回手を洗う作業が発生してとんでもなく非効率になる。
ということで仕事は出来るだけ同じことを連続することで時間短縮が図れるということが言える。
システム化すれば残業が減る
私がやっていた仕事はシステム開発だったのだがとても大変な仕事だった。
でかい会社の帳票管理システムを作っていた時などは様々な部署が使うということで入力項目が複雑であり、テスト項目も膨大にあった。
ただ、この仕事の予算は200万円と帳票管理だけのシステムなのにめちゃくちゃ破格な金額でいい仕事だった。
これを発注した側からするとこれまで複雑だった帳票管理を人間が行っていたことで無駄に仕事が増えてミスも多く、それが元で多大な残業が発生していて会社は多くの残業代を支払わなければならなかったと考えられ、200万円でシステムを作ったことでシステム化後の数年間で残業代が取り戻せるという計算だったんだろう。
他にも手書きの会員登録ハガキの項目をデータベースに入力するためのシステムを作った時はそれまでエクセルに一つづつ入力するしか無かったものを組込ソフトで簡単に郵便番号で住所が入力できたりと言ったシステム化で圧倒的に早く入力することが出来るようになった。これにより人件費がかなり圧縮できたと感じる。
システム化によって不労所得も可能
私はいろいろな会社のシステムを作ることで企業の人件費を削って来たわけだが、そう考えると今までシステムが無かったおかげでダラダラ入力作業をしていれば残業代が稼げていた人の仕事がなくなり給料が減ったりする人も居ただろう。
極端な話、今まで100時間かかっていた入力作業がシステム化で10時間まで圧縮されれば10分の一の人員で足りるので、もしもその職場に10人の人が働いていたら9人クビになる。他の仕事に移ることもあるだろうが無ければ派遣切りだよ。
残酷だけどシステム屋はどんどんと人の仕事を奪い続けている。
そう考えると何でも全部システム化すれば自分自身の仕事も奪うことが出来るのではないかと思わないだろうか?
私の場合、インターネット関係の仕事を長く続けてきていたので自分のサイトを作ってそこでいろいろな商品を紹介してマージンを受け取るアフィリエイトというものを利用すれば自動的にお金が稼げることに注目し、その収益だけで今生活する分の収益を上げること出来るようになった。
アフィリエイトというのは人間の脳内をWebサイトというシステム化によってどこかの誰かのために役に立つ情報として公開することによりお金を発生させるビジネスなのである。
私の知り合いには凄腕プログラマーがいて様々なサイトを比較して一番安い商品を紹介するシステムを作っている人や、インターネット上にあるレシピを集めてきて料理専門サイトを作っている人がいる。他にも航空機予約サイトから一番安い航空会社を探すことの出来るシステムや旅行先で撮った写真をメンバーで共有できるサービスなどを作る人もいる。
そう考えるとシステム化を突き詰めると自分の仕事も奪い取り、何もしないでもパソコンが勝手にお金を生み出す不労所得状態が作り出せるということである。
システム作りは超しんどい
こう言ってシステムづくりをおすすめしてみたわけだがシステム開発会社にいて日々システム作りをしていた私からするとシステム作りと言うのはめちゃくちゃしんどい。
毎日「これが産みの苦しみか・・・」と思って働いていていつもこの仕事が終わってもまた次の仕事も産みの苦しみやん・・・はよ辞めたいと思っていたw
昔はシステム作りは仕様を考えたりサイト設計を考えるのが楽しかった時期もあって毎日家に帰ってもプログラミングの勉強ばっかりしていたけど流石に30歳ぐらいになると苦しみの方が辛すぎと感じる日々が続いていたね・・・。
辛い思いをしてシステムが完成すればその見返りは必ずあって、もしも辛いと思う単純作業があるなら確実に最初にどうやればもっと楽にこの作業が出来るかを考えてシステム化するのをおすすめしたい。
例えば、庭の草むしりがしんどいならカマを良いものに変えるとか、ある程度の広さがあるなら芝刈り機を買うとか考えてみる。自分の時給を1500円と考えて元が取り返せるまでにどれぐらいかかるかを計算すれば買ったほうが安くつくかどうかわかるだろう。
他にも掃除がしんどいならルンバを買うことを考えればいいし、食器洗いが面倒なら食洗機を買ったほうが良いか考える必要がある。
確かに初期費用はそれなりにかかるが計算すれば1年以内に元が取り返せてそれ以降は得しかしないなんてこともある。
最後に昔話を一つ
昔、水を谷川から汲んできて村に水を売る男が何人かいた。
この水売りの中のひとりがある日突然村から姿を消し、何ヶ月も村に現れなくなった。
他の水売りはその姿を消した水売りの客にも水を売ることが出来たので喜んでいた。
そしてある水売りが消えて半年ほど経った時、村に水売りが戻ってきて各家庭に水道を取り付けた。
水売りは半年かけて水路を引き、各家庭に水道を取り付けることで他の水売りよりも圧倒的に安く、いつも水を使える利便性を提供することでこの村の水利権を独占することが出来たとさ。
この話の教訓は水路を引くという圧倒的に面倒で辛くてしんどい事を最初にやってしまえば、あとは競争相手に圧倒的な差をつけて不労所得を得ることが出来るということだ。
どんなことでもまずシステム化することを考えると後々ものすごく楽になるということである。
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