仕事の目的ってなんだっけ?
俺は自営業で飯を食っているのだがほぼブログからの収入で生きていて、働いているのか遊んでるのかその境界線はとてもあやふやである。
ただ、世間一般には額に汗して働かなきゃダメみたいな風潮がある。無職というと大の大人が仕事もせずにろくな人間じゃないとか思われる。
そこで今回はなんで働かなきゃならないのか?「仕事の目的ってなんだっけ?」ということをちょっと考えてみたい。
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労働の意味
なぜ働かなきゃダメなのかいくつかその答えとなりそうなものを挙げてみる。
お金をもらうため
働くと給料をもらえる。ボランティアじゃない限りそこには賃金が発生するのでお金が貰える。
その額は仕事によって違うが欲しいものがあるとか、生きていくための生活費を稼ぐためにお金が必要なので、この理由で働いている人が多いのではなかろうか?
自己実現
仕事は時として自己実現になる。人を救いたいという思いから医者になるとか介護士になるとかあるだろうし、サッカー選手になって歓声を浴びたいとか、プロボクシングで世界チャンピオンになりたいとかそういうのも自己実現である。
世間体
遺産が莫大だったり不動産などの投資から不労所得がある場合など生活費や欲しいものがあるという理由で働く必要性がなく、特に仕事で何かを実現しようとも思わない人がいるかもしれないが、昼間からフラフラしていても世間体が悪いということで仕事をしている場合がある。
親が社長をやっている世襲の2代目とか3代目がこんな感じに思う。
暇つぶし
仕事は暇つぶしになる。もちろん仕事によるのは当たり前だが、私の前職のプログラマーなんかの場合ひたすら研究し続ける仕事みたいなのもあって、パソコンオタクみたいな超天才な人がひたすら朝から夕方までコードを書いたりバグチェックをしていた。
ぶっちゃけ政府の仕事なのでそれ自体がお金を生み出すわけでなく、研究開発という名のただの暇つぶしみたいなもの。
言わば人類の発展のための仕事でありこれに関しては好きなら一生やっても飽きないだろうなと思う。
その人に取って仕事は暇つぶしなので残業とかは一切しないし、他の部署が手伝ってって言っても絶対手伝わず即帰宅してた。
就業時間内ならたまにサーバーの組み立てを手伝ってくれたりはしたけど・・・。
もはや生きるために労働が必要ないかもしれない
ホリエモンの著書で「99%の会社はいらない」という本があるのだが、多分仕事ってこの高度にシステム化された現代には殆どの仕事が不要な仕事なのかもしれない。
人間が生きるためには食べ物が必要だが機械化が進んでいるので1000人分の食糧を一人で生産できるぐらいになっている。
だから食べ物を生産するのに必要な人間以外999人は他の仕事をすることになる。
そうなると食べ物を生産地から食卓まで運ぶ仕事が必要になるだろう。
トラック運転手が全国に送り届ける必要があるので100人ぐらいは流通分野で仕事をする必要があるかもしれない。
残り899人はまだ仕事がない。
食べ物はそのままでは食べられないので料理する必要がある。
この加工工場で働く人が必要だが、工場なのでほとんど機械で9人くらいいればいいと思う。
あと890人・・・。
他にも道路を作る人、色々設計する人なんかも必要で公共サービスや病院なんかも必要ということでおそらく200人ぐらいは仕事があると思う。
そう、今の場合2割ぐらいの人がいれば誰も飢えない世界が作れる可能性があるわけだ。
日本の場合、失業率が大体3〜5%で主婦やニート、生活保護、引退した老人や子供を入れると多分40〜50%ぐらいの人が働いていない。
ということで1000人中200人が本当に人々が必要とするライフラインと食料生産と流通などの仕事をしていて500人ぐらいが働けないか働かない生き方を選択している。となると残りの300人は何をやっているのか?
おそらく300人は穴を掘ってその穴を埋める仕事をしてるんじゃないかと思う。
これは村上春樹の小説に出てきた穴掘り人という仕事でなぜ穴を掘っているのか?と聞いても穴を掘るのが仕事だからだと答え、目的がわからないというもの。
現代の社会の3割ぐらいはこういう仕事のような気がしてならない。
中国には投資用のマンションが山ほど建って高値で飛ぶように売れているが実際には誰も住んでおらずゴーストタウンになっている。
新築超高層タワーマンションだらけの廃墟・・・。このマンションはただの投資用物件なので配管工事も電気配線も存在せず本当にただのハリボテになっているとのことだ。
ただ単にマネーゲームのために建てられたマンションとか本当に穴を掘って堀っぱなしの仕事・・・多分老朽化したらそれが崩れないように取り壊す「穴を埋める仕事」がいずれ発生するのではなかろうか?
働く目的を求めてのまとめ
私のように仕事らしい仕事を何年もしていないと、自分の生きている意味というものがどんどん感じられなくなる。
だからこんな記事を書いて働く意味というものを探してしまった。私は、IT業界で10年近く仕事をしてきたのでそのスキルを生かして働ける場所はたくさんある。
また頑張ってサイトを作り、誰かのビジネスの手助けをできればと思う。
感謝→Amazonの履歴を御覧いただきありがとうございます。収益はサイト運営に大切に使わせていただきます。