厳しい教師や上司には後々有り難みを感じる

ムカつく上司
ロンハー見てたらヒロミとさまーず三村の15年の確執を乗り越えて打ち解け合うってのをやっていたのでちょっと見た。

三村は15年前、先輩のヒロミに「おまえなんかつまんねえ!ダチョウ倶楽部の上島のほうがよっぽどおもしろい!」って言われたことで傷つき涙し、それ以降ヒロミと同じ番組には出ないようになったらしい。

それでも15年経った今考えるとあの時悔しい思いをしたから絶対見返してやるという気持ちで今まで頑張ってこれたとのこと。

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身の回りにめちゃくちゃムカつく厳しい上司とかムカつく厳しい教師はいないだろうか?

私には厳しい上司がいた。

私がどれだけ頑張っても全く評価せずに暴言で罵倒し蹴られたりする

自分自身はしょっちゅう会社に遅れてきて無断欠勤も当たり前だがでかいクライアントを掴んでいて年間数千万円の仕事を取ってくるのでクビにならない。いい身分の上司だ。

そんな上司に罵倒され、コイツどつきまわしたろか!という気持ちを抑えつつ、2年くらい部下であり続けて結局その会社はやめたのだが後々になってその上司に教えてもらったことが非常に役に立っていることに気づく。

私はWebデザイナーからWebプログラマーになったのだが元々ショップ店員の販売の仕事をしていてIT技術に関しては全くド素人だった。そんなゴミみたいなレベルの俺に段階を踏んでウェブ・プログラミングを教えてくれたのが上司だった。

その上司になる前にも他の部署でウェブ・プログラミングを教えてもらいながら仕事をしている時があったのだがその時は優しい上司で頭がよくイケメンでバリバリのプロジェクトマネージャーだった。

ただ、この人は自分自身が頭が良すぎてアホが何をわかっていないのかよくわかっていなかった。その為変なところで躓いて立ち上がれてなかったので全然プログラミングがわかっていかなくて全然仕事ができない人間のままだった。

それがクソ上司に変わってから俺はみるみるプログラミングがわかりはじめた。

何故か?このクソ上司は元々ファミレスの店長だったので俺と同じような全然プログラミングの分からない人間だったのである。

そのためアホがどこで躓いているのかがすぐわかる。ここで躓いてるんだったらTCP-IPプロトコルの勉強からやり直しだなと課題を与えてくれる。

ここからステップアップするためにはAjaxを覚えたほうがいいなとか全部グッドタイミングでやらされるからスピーディーに学ぶことが出来た。

しかもめちゃくちゃムカつく言い方で「こんなこともわかんねえのかよ!」「もっとハイレベルな質問してこいよ!」などの罵声を浴びせてくれるので憎悪のエネルギーで勉強が捗った。

これが優しい言い方で丁寧に教えてもらえても教え方がハイレベルだとよくわからんまま次へ行ってしまうことになる。教えたんだからわかってるだろうと思ってしまうわけ教える側は。

プログラミングに関しては自分でググって勉強することが一番重要だったりする。そして何を言っているかわからなすぎて挫折しやすい。

いつの間にか英語のサイトのスクリプト解説のページに行き着くので英語も読めなくてはならない。

そんなハードな壁を乗り越える力は憎悪であり怒りであり悔しさをバネにする能力なのである。優しく教えてもらえても恐らくだめだ。アホには優しさは危険物質なのだ。

そして気づくとドットネットで結構ちゃんとしたウェブシステムが作れるようになっていた。色々なAPIを使って高機能なサイト制作が出来るようになってオラクルを使って数百万レコードの検索やダンプファイルを扱えるようになっている。

結局その上司は途中から会社に来なくなって私が辞めた時にはいなかったのだがその会社を辞める時に一番感謝したのはいつも飲みに連れて行ってくれた優しい同僚よりも事あるごとにパーティーを開いて寿司やらピザをおごってくれた社長でも無く、クソ上司なのである。

その会社を辞める日に読まれるかどうかわからない感謝のメールを上司のアドレスに送っておいた。

嫌なこととか辛い経験も人生には必要のまとめ

ロンハーのさまーず三村の話を聞いて自分の経験とリンクしたのでブログにしてみたが本当に心から感謝できるレベルでお世話になる人はお世話になっている時点ではそのありがたさに気づくことは出来ないものなのだ。

今、ムカつく上司に対して死ねばいいのにと怒り狂っている人も将来的にその上司のありがたさを感じることになるかもしれないという話でした。

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