【就活】大企業に就職するメリットとデメリット!
大企業は人気でたくさんの志望者が必死で採用してもらおうと頑張っている。
大企業なら給料が良いから入るの?大企業ならやりたいことが出来るから入るの?
大企業に就職するメリットとデメリットを私が就活をしてその後10年ほど会社員として生きてきて感じたことを書いておきたいと思う。
スポンサーリンク
大企業ではたらくメリット
まずは大企業ではたらくことにより得られるメリットから書いていく。
大企業は給料が良い
これはほぼ間違いなく当てはまる。入社時点の初任給くらいだとあまり差は無いものの10年後や20年後必ず差がつくのが大企業。友人の年収を聞くとかなり格差を感じてしまうのが給料だろう。
なぜ給料がいいのか?というと残業代がちゃんと出るからだ。あとボーナスもちゃんと出る。中小企業だとみなし残業とかボーナスもボーナスなの?ってくらいしか出なかったりする。月給ではなく年収で差がつくのである。
もちろん大企業でも残業代が出ないところはあるしボーナスは景気に左右される。それでも中小企業に比べると給料が良い。
大企業は環境が良い
大企業は多くの社員を抱えているため福利厚生面にかかるコストが安くつく。
数が多ければ何でも効率化出来るのである。そのため保養施設などがあったり社員食堂があったり住宅補助などの福利厚生などがあるところ。
中小企業でこういう福利厚生がちゃんとしたところはあまりなく、いろいろな面で大企業で働くよりも損をしている。
私は大企業に出向いて会議や打ち合わせを行うことがしばしばあったのだが大企業は社屋が大きく綺麗。
某携帯キャリアの本社ビルには見晴らしの良い階に社員食堂があり、非常に居心地が良かった。社内にコンビニエンスストアがある会社など大きな会社だと人数がいるのでそういうビジネスも成り立つのである。
社員教育もちゃんとしているのでお金のかかるセミナーなどに参加したい時も気軽に申請して就業時間内に参加したり出来る。
定期的にスキルアップ研修に参加させられたりして基礎的なビジネス力は上がる。中小だと仕事はできてもビジネスマナーが…って人が結構いたりする。
大企業はでかいことが出来る
大手商社などでは海外に支社があったりしてグローバルな働き方が可能であったり、建設会社などでは誰もが知っているようなディベロッパーと組んで超巨大商業施設を建設するのに参加できたりする。
販促であっても大手広告会社と組んで渋谷ジャックとか有名なタレントとタイアップした商品を開発したり出来る。
中小企業ではこういうことはまず不可能。完全に資金不足。汐留とかにある某大手広告会社と組んだりするには数千万円以上の資金が必要になってくるのが当たり前。
ちょっと名のしれたタレントだと仕事を依頼するのに数百万が普通になる。(タレント側の意向により安くても面白そうな仕事はやってくれる場合もある)
大企業は細かい部分がしっかりしているので仕事に集中できる
この点に関しては私が中小をメインに働いていたから言えることなのだが、大企業では普通である会計処理や色々な事務作業が中小企業では中々システム化出来ていなくて無駄に時間がかかることがある。
本来の自分の仕事ではない部分での事務作業が多くてうんざりすることが多い。
大企業のデメリット
ここからは大企業で働くデメリットを書いていく。
大企業は人が多すぎる
いろんな部署で色々な人が働いているので社内に知らない人がたくさんいる。あれ?この人社員さんだったの?とかがよくある。
人が多すぎるデメリットは社内政治が複雑化することである。色んな所に根回しを行わないと中々仕事が進まない。
大企業は就業規則が厳しい
ちゃんとタイムカードで管理されているので遅刻する際は電話で連絡した上で電車が遅れた場合は遅延証明書が必要だったりする。
遅れた上に遅延証明書を発行してもらう時間まで掛かってなんか非効率だなと思ったりする。
色々な縛りがややこしくて嫌になることも多い。
中小企業では一応ちゃんとしているものの割りとアバウトだったりタイムカードなんか無い場合もある。(タイムカードがないということは残業という概念もない)朝が弱かったりしてもこういうアバウトな会社なら1時間ぐらい遅れても何も言われなかったりする。(大企業でも本日クライアントに立ち寄りがありましてと嘘をついて遅めに出社する裏技がある)
大企業は個人プレーではなく組織プレー
はっきり言って若手の個人の意見など殆ど通らない。色々と時間をかけて練り上げた絶対成功しそうなプロジェクトであっても最後の最後に役員の意見により木っ端微塵に消えてなくなることもよくあること。
大企業であればあるほど保守的になり新しいことができなくなるということは普通で仕事が面白く無いと感じてしまうこともあるだろう。
あまり自分勝手に頑張り過ぎると後ろから撃たれることがあるのも大企業の恐ろしいところ。結局社内政治が全てなのではないかと感じてしまう。
大企業は働けば働くほど辞めづらくなる
3年以内に辞める若者というのが多いということで話題になったりもするが大企業で長く働くと、それなりに給料が良くなってくる上に、仕事がその企業の中でしか通用しないような技術になってくる。
社内での自分のポジションも固定化されてきて言わばぬるま湯温泉状態。湯に浸かってうちは寒くないが外へ出ると凍え死んでしまう。
大企業で長く働けば長く働くほどそうなっていくため全然仕事出来ないような中年オヤジがのさばっていたりする。
このオヤジはもはや仕事を頑張ることではなく会社にしがみつくことだけが目的になってしまっているわけである。
リストラに合ったりして退職しても35歳を超えた他で通用する技術のないような人物の再就職先は警備員のアルバイトくらいしか無い。
大企業で働くメリット・デメリットのまとめ
大企業で働くと給料や福利厚生面でかなりメリットは大きいもののベンチャー企業や中小企業などに比べると社内政治に多くのリソースを使う必要性があり、個人のプレーよりも全体のプレーが重視される。
大企業でやりたいことを出来るようになるまでには実績を積み上げる必要があり、社長まで出世する人物は同族企業の場合は社長の親族である必要があったり、そうではない会社であってもチャレンジして失敗するような人間ではなく、ひたすら事なかれでうまく切り抜けてきたような人物になる。
色々なものにがんじがらめになってうまく動けないけど仕事よりプライベートが充実してるとか、大企業で働いてるということを周りの人間に自慢したいとかそういう人は大企業で働く適正があるだろう。六本木のクラブとか行って大企業の名前出したりすると結構モテるw
逆に自由を愛し、組織の中で自分の力が発揮できないことに悩むような人間は独立してフリーランスで働くか、中小企業に所属して法人という力を使って色々なところとやりとりして活躍することをおすすめしたい。
ちなみにフリーランスというのは個人事業主であり多くの大企業は個人事業主とはやりとりをしない。なので無理して法人を作るか、もしくは中小企業に所属して仕事すると上手いことやることが出来る。
大企業を顧客にすると単価が上がるので出来れば大企業とやりとりしたい。
感謝→Amazonの履歴を御覧いただきありがとうございます。収益はサイト運営に大切に使わせていただきます。