映画「アメリカンスナイパー」を観てきた
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/
アカデミー賞を取った映画はだいたい面白い。この映画は作品賞にノミネートされ、音響編集賞を受賞した作品。アカデミー賞を知っている人は作品賞にノミネートされることがどれほど難しいことかを知っていると思う。ノミネートされるだけでも十分素晴らしい作品だといえるわけなので今回この作品を是非とも映画館で観たいと思い行ってきた。
ちなみに2015年のアカデミー賞作品賞は「バードマン」。これは確実に面白そうなので絶対に映画館で観る。
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アメリカンスナイパーのあらすじ
この映画は米軍のスナイパーの話で戦争に行き伝説とまで呼ばれた男の物語。家族を愛するアメリカの兵士が戦場でどんな体験をするのか?この映画のすごいところはこの人物は実際に存在した人物だということ。
アメリカンスナイパーを観終わった感想
大東亜戦争戦後70年ということで日本でも戦争についての式典は多く、改めて戦争というものがどういうものなのか?についてを考える機会は増えていると思う。
この映画はリアルな戦場を実体験として観ることの出来るすごい映画だと思う。今までの戦争映画ではミサイルが飛んでいってバンバン射ち合ってやっつけたとかやられたとかの話で本物の戦争の内側のリアルは見えないような作品が多かったように感じる。
それがこの映画では内面が丸出しになっている。戦争では実際にどんな残酷な行いが行われ兵士はどれだけ心を壊されていっているのか?本当のリアルがここにはあった。
私は正直こんな映画を作って公開してしまったら米軍の志願者は激減するのではないかと危惧してしまう。
今でもイスラム国との戦争は続いており世界はテロ国家との戦いを続けなければならない立場にいる。戦争がなくなればそれは素晴らしいことなのだが実際には人がそこで残酷な殺され方をしているのにその人達を助けなければならない。日本人でもテロリストに拉致され殺されている人が何人もいるわけでテロとの戦いはやめることは出来ない。
だがこの映画を見ると戦争が本当に恐ろしくなってしまう。集団的自衛権に反対したくなってしまう。身近な人物があそこへ派遣されたらどうなるか?戦争を体験するということはどういうことなのか?を考えさせられる映画である。
アメリカンスナイパーの総評
この映画をおすすめするかどうかであるが映画としてほんとうに素晴らしい作りでリアルな戦場を体験できる映画ではあるがエンターテイメントとしてこの映画をおすすめするかと言うとおすすめは出来ない。家族でこの映画を見て楽しめるか?恋人同士でこの映画を見てその後のデートが楽しくなるか?と言われると私はそんな気分ではいられなくなると思う。本物の戦争というものを体感したとき人はどんな感情になるか?戦争に向き合う覚悟を持てた時この映画を見て欲しい。
しかし映画としては100点を付けざるをえない映画ではある。
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