パワーストーンでボロ儲け出来る理由から金の儲け方を悟る
ホリエモンのユーチューブチャンネルを見ているとお金の儲け方のヒントになることを言っていた。
「古伊万里なんてものは元々安くて庶民が使う陶器だったものをある鑑定士が価値を吊り上げたんだよ」
というホリエモンの話。
まぁ多分この鑑定士はあの有名な番組に出ている「いい仕事してますねぇ〜」のセリフで有名な方だと思う。
ホリエモン曰くその鑑定士が今一番古伊万里を保有していると。
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そう、その鑑定士は元々古伊万里の収集家で、非常に安い古伊万里をずっと買い集めていたのである。
そしてあの番組で古伊万里が出てくると「いい仕事してますねぇ」と言いながら実際に売られている価格の数倍の価格を提示。
(そりゃ自分が古伊万里好きだから高い値段つけるわな)
そうやって世の中の印象を操作して古伊万里は価値があると思い込ませることで段々と古伊万里相場は上がり続けあの鑑定士の持っている古伊万里が今では買った価格の何倍もの値段で取引されることになっている。
まぁ言ってみれば株価の相場を吊り上げる市場操作のようなものだ。
証券取引等監視委員会に見つかれば株価の相場操作は即逮捕だが古伊万里の相場を吊り上げても逮捕されることはない。
価値を生み出せばカネになる
このことから私が気づいた金の儲け方が、「価値を生み出すこと」である。
ただの石でも「この石はパワーストーンだ」とか「この石のおかげで幸せになりました」とか「この石をお腹に当てたら不妊が治りました」とか言えば0円の石に値段がつく。
全く何もないところから金なんかいくらでも儲けることが出来るわけだ。(メルカリで売られていて問題となった妊娠出来る菌がついた妊娠米などはその極地であろう)
でも、俺のような何の地位も名声もない人間がこんなことをほざいても誰もこんな石を買うはずがない。どうやって無名の人間が信用を得ることが出来るか?その辺りが一番の肝となる。
映画「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」は全ての人におすすめしたい必見の内容!
そのヒントが「ウルフ・オブ・ウォール・ストリート」という映画の中に出てきている。
内容はゴミみたいな株をものすごい高い金で売りつけてボロ儲けしてドラッグと女に溺れる主人公の顛末を面白おかしく描くという話。
その映画の中でただのボールペンをどうやって売るか?どうやればボールペンに価値を生み出すことが出来るか?というのを考えさせるシーンが出てくる。
このシーンはすごくクリティカルに価値の本質を捉えていたのですごい衝撃的だった。(ゴールドラッシュで1番稼いだのは金を掘った人ではなく、ジーンズを売った生地屋だったって話に似ている)
非常に面白いので一度観て欲しい映画だ。
「価値を生み出す」ことが学べる昔話
どうすれば価値の無いものに価値を生み出すことが可能か?ゴミを高値で売ることが出来る方法についての昔の笑い話があるのでついでに紹介しておく。
ただ、その村には1匹も猿がおらず猿を売る事のできる者はいなかった。
その商人は「困ったな・・・もっとお金を出してもたくさんの猿が欲しいんだが・・・」と言い、「一週間後にまた来るからもし猿が手に入ったら私に売ってくれ」と言い残し去っていった。
そして次の日、猿をたくさん連れた商人が現れ、1匹10万円で売り始めた。
村人は前日訪れた商人に一週間後に売りつけようとその猿を買い漁った。
猿を連れた商人は全ての家に猿を売りさばいてその村を去った。
村人たちは猿を欲しがる商人を待ったが二度と訪れることはなかった。
その村には野生の猿がたくさん増える結果となった。
という話である。
もちろん最初の商人と2人目の商人はグルで金を山分けしたわけである。
元々無価値である野生の猿を10万円という高値で売ることが出来たのは100万円という偽りの価値を提示する者がいたから。
誰かが欲しがればそこに価値が生まれるということ。
お金というものは価値を具現化したものだというのはよく言ったものである。
詐欺の立件が難しいのはこういう理由だろう。騙されている人はその時その商品に価値があると思ったから買っただけなのでなのである。そして売る側もその商品にその価値があると信じているからその値段を提示しているわけである。
日本がバブルの頃は誰も日本の土地の価格が下がるなんて思ってもみなかったし、株価も上がり続けるものだと信じていた。
山一證券のような大企業が倒産するなんて誰も思ってもみなかったわけだし、ひたすらインフレが続いていた物価がまさかデフレに陥るなんて思っていた人は皆無だった。
だから誰も騙そうと思って投資用のマンションを売っていたわけではないし、騙そうと思って株を売っていたわけではない。結果的に実態よりも多くの価値をつけてしまっただけの話。
儲けることしか考えず、物の本質を見失った時、人は簡単に詐欺被害に合う。
俺がこの記事で言いたいのはそれだけだ。
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