マザーズ株で100万円損した私が最近やってる投資方法

私はあのライブドアショック当時にインターネットで株取引を始めて、3年ほどで100万円損した

なぜそんなことになったのか?というと親に100万円借りて始めたマザーズ市場のとあるネット関連企業の株を購入したのだが、その会社が粉飾決算をして株が上場廃止になってしまったのである。全部即座に売ればいいものをあの時の私は脳が思考停止してしまい、ひたすらストップ安が続く株価を見続けるだけだった…。

その後は堅実な株を買い続けて半分ぐらいは取り返したもののまだまだ100万円は取り戻せていない。

しかし、株で痛い目を見た私がまだなぜ株取引を続けているのかについて今回は書いてみる。

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現金で保有するリスク

日本人の資産管理は諸外国に比べ現金での保有が非常に多い

日本の現金神話がいつ始まったかというと戦前に戦争のお金を大量に集めるために郵便貯金で貯蓄しましょうというキャンペーンが行われたことを発端とする。

貯蓄こそ美徳という教育を行うことにより大量に必要な、戦争のためのお金を手っ取り早く集めたかったわけである。

このキャンペーンが劇的に成功して日本人は現金をためることが大好きになった

高度経済成長期には金利が非常に高かったため、銀行に預けておけば10年定期などで相当に増えたこともあり団塊世代の貯蓄への意識は高い。

ただ、現在高度経済成長期は終わり人口減少の低成長時代が訪れている。

この金利がほとんどゼロの状況で貯蓄をしてもリスクになる可能性がある。アベノミクスでは年率2パーセントのインフレを目指している。

インフレとは物の値段が上がり、お金の価値が下がることであり、100円で買えたものが次の年には102円出さないと買えなくなるということ。貯蓄しておくことにより実質マイナスの金利となる。

そこで現金をたくさん持っている人たちはどうしているか?いろいろなところへ投資を行いリスクを回避しているのである。

たとえば金(ゴールド)。
金は人類が誕生して数万年常に価値のある鉱物でありずっと掘り続けられてきた。それでも世界中にある金を集めても50メートルプール2杯分しかないといわれている。

急に量が増えたりしない貴金属は無価値にはならないうえ換金しやすい。だから現金を金にして持つのがリスク回避の手段となりうる。
実際ここ10年ほどで金の価格は軽く2倍以上に上がっている。ただし下がらないとも限らないので全て金で保有するのもリスクである。

私がおすすめするリスク分散資産は株式

アベノミクスで円安になり割安になった日本株に対して世界中からお金が流れ込んできている。

さらに国民年金を日本株で運用する比率を上げると発表されてからどんどんと日本株にお金が流れ込んでいる。

18000円を突破した日経平均はまだまだ割高なレベルまで到達していないので今買っても手遅れでもない。

ただ、リーマンショックのように予想だにしない出来事が起こる可能性も否定できないため自己資金の運用比率は保有株式の株価が半分に減ったとしてもまだ保有していられるくらいの余裕がなければだめだと言われている。

一般的に300万円貯金があるなら3分の一の100万円くらいが運用資金として適当。

ほぼ確実にリスクを回避できる株指標が「騰落レシオ」

昔、8年ほど前に俺が始めてイートレード証券(現SBI証券)に口座を開いた時に買った本にすごく重要な情報が載っていた。

ほぼリスクゼロの投資方法だ。

ただ、リスクゼロだけあって全然儲からない。年率で平均10パーセントくらい。

元手が100万では年間10万円だ・・・。一ヶ月1万円も稼げないなら興味は無い。

そうその頃はライブドアがイケイケでマザーズ全盛の時代だったのだ。
100分の1の分割であっという間に100倍に増えるような今で言うパズドラのガンホー株のような株がいっぱいあった。

なので俺は変な会社に100万円投資してその会社が粉飾して、上場廃止となって親から借りた100万円は紙くず・・・いや電子株取引だから紙さえ残らず消えてなくなった・・・。

その時誓ったのがもう、変な会社に投資するのやめようってこと。
PBRとかPERとかは粉飾されてたら全く何の意味も無いわけで素人がそんなもの見て割安とかわかるわけが無いんよ。

それからはいつも利用しているアフィリエイトのバリューコマースとかの株を買ってぼろ儲けした。

インデックスで投資すればリスクは限りなくゼロになる

インデックス投資をすればリスクはほぼゼロ。何故か?騰落レシオ25日平均線を見て、70を下回った瞬間買い、130を越えた瞬間売るという馬鹿でも出来るやり取りをするだけでいいから。

インデックス投資ってなんぞや?って思うだろうが東証一部上場企業から指標に選ばれた225銘柄の平均が別名「日経平均」なのだがこの日経平均を「インデックス」ともいう。

そう、いろんな銘柄の平均なのでどっかの会社が粉飾決算とか倒産とかなっても日経平均全体が一気に下がるとか紙切れにはならない。225銘柄にリスクを分散させた形の投資商品なのだ。

具体的に何を買うのか?

日経225連動型上場投資信託 (1321)という銘柄

投資信託と言っても普通の株みたいに買える

投資信託って難しそうって思うだろうがこれは普通の株の銘柄みたいに誰でも証券口座を持っていれば株と同じように買うことの出来るものなので気軽に買える。

買うタイミングを見計らうための指標「騰落レシオ」

騰落レシオ日経平均比較チャート
騰落レシオはこのサイトで確認。

試しに日経平均の動きと重ねてみるとわかりやすいだろう。
今までこのルールは大体当たってた。リーマンショックの時は50くらいまで売られるという事態だけど100年に一度の暴落は予想できなかったね・・・。

実際試してみたが、2013年の6/13に70になったから買った。その日とその次の日はさらに下がったが、その後は順調に上がり続けて10パーセントほどの上昇。そして今日当落レシオは135を超え売りの合図を示したので2013年の7月22日に売り10%の利益を確定

多分金持ちって元手がすごいから10%でもすごいだろうね。2000万元手があれば車が買えるからな。

だいぶ高い勉強代払ったけど多分頑張ればそのうち100万円くらいは取り返せると思う。

豆知識「株は誰も損をしない」こともあるし、「全員が損をする」こともある

ほとんど全てのギャンブルは誰かが勝って、誰かが負ける合計するとゼロになるいわゆる「ゼロサムゲーム」。

競馬もパチンコも競艇も誰かが儲かれば誰かが損をしている。合計は0になるが胴元が3割程度マージンを取るので勝者は7割の取り分で最終的に胴元だけが儲かるようなシステムなのである。

FXもゼロサムゲームでFXの業者が手数料を取る分、理論上最終的にマイナスになる。

これが株投資では誰かが損をしたからといって誰かが儲かるようにはなっていない。相場が良ければ全員が儲かるし、相場が悪化すれば全員が損をする。

富というのは積み重ねなので奪い合うものじゃないわけ。佐藤さんが食器を作って渡辺さんが戸棚を作ったらそこに食器棚という富が生まれる。

経済というのはそうやって増大していくものなのでギャンブルのような奪い合いではないわけ。これがわかっていると株こそが投資すべき対象やと気づくはず。

株が下がるリスクも知っとこう

株が全体的に下がることがある。それは何故かと言うと政府の政策で金利が上がったり、企業の業績が悪化して世の中が不景気になった時。

こういう時は会社が潰れるリスクがあったりするので株式からお金を引き上げ、金(ゴールド)に投資したりして投資する商品を変える人が増える。そうなると全体的に株価が下がるということが起こるのである。

他にも大きな地震が起こったりすると保険料の支払いが発生するため機関投資家と呼ばれる普段たくさんの株を運用している生命保険会社などが一気に株を売って支払いに向けて現金化する。その為株価が全体的に大きく下がることがある。

10年保有できればほぼ損しない

株は上がったり下がったりするもんやから短期的に半分に下がってしまっても会社さえちゃんと存在していれば大体10年あれば元の株価に戻る。リーマンショックで100年に一度の大幅下落を受けた株式市場もその後数年で元の値段に戻っている。

もちろん株を買うタイミングは割安感のある時。チャート見てこれ以上は下がらんやろと思えるレベルまで下がっている株を買ったなら10年経てば元のところまで戻る可能性が非常に高い。

でも「粉飾決算」とか「会社更生法」とかいう単語が出てきたら上場廃止の危機なので即売ることが大事。

10年保有することを考えるとマザーズとかのちっちゃい会社の株はお勧めできない。長く続いている老舗の企業、特に東証一部上場の株がいい。(例)任天堂など

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