2022追記:世界的インフレが貧乏人を殺しに来ている件

2021年の秋、本当にやばいことになってきたと感じる。

2022年追記部分へ

スポンサーリンク

何がやばいのかというとインフレである

世界的にインフレがあまりにもひどく、何もかもが高騰している。

まず、なんでこんな事になってるのかと言うと明らかに新型コロナで各国が金を大量に供給しすぎたせいというのが原因だろう。


なんと1445兆円というとんでもない額が使われている。

アメリカだけでも何百兆円ものお金をじゃぶじゃぶに供給している。

こうなってくるとインフレが起こるのは必然で、日本が今まで金をじゃぶじゃぶに刷りまくってるのにインフレしなかったのはかなり特殊な状況だっただけと言うしか無い。
普通お金を市場に供給すればインフレが起こるのは当たり前の話なのである。

日本の場合も昨年国民1人あたり10万円の現金給付が行われたが国民を約1億人と考えると約10兆円になる。それ以外の給付金なども合わせると30兆円とのことだ。

ただ、日本人は真面目なので基本的にお金をもらったら使わずに貯金しておく人が多い。ということで結局インフレとかはなく、普通にみんなの貯金が増えただけにとどまり不景気なままだった。

世界は違う。アメリカ人は貯金している人なんて少数派で入ってきたら全部使う人ばかりだし、貯金なんかするぐらいなら投資に回すって人ばっかりだ。

そんな金がどんどんインフレを引き起こしているわけである。

https://www.pwalker.jp/wheat.htm

小麦の先物価格が上昇するし、木材の価格も上昇するし、鉄鉱石も上昇。投資マネーがひたすら投資先を探している。何もかもが投資対象となり国際取引価格が暴騰に次ぐ暴騰。

天然ガスは脱炭素社会を目指す国際的な取り組みから発電に使われるようになっているがそれにより電力価格も暴騰。その結果アルミニウムの精錬に大量の電力が必要なためアルミニウムも暴騰している。
アルミニウムが暴騰しすぎた結果、空き缶拾いをするホームレスの日給が7000円を超えるのが当たり前になり、ホームレスなのに月20万稼いだという人まで出てきている。

このように、世界的な資金供給により国際的な物の価格が全部今までにないほどのインフレ率となっている。

日本だけインフレから取り残されている

日本はどうなのか?であるがインフレしてないけど原料価格が暴騰しているので価格転嫁せざるを得ないため、何もかもが値上がりをしている。賃金がインフレしないのに物だけ値上がりすることをスタグフレーションといい余裕がどんどんなくなるという最悪の状態となっている。

今までは私のような手取り13万円ぐらいの独身のおじさんでもイオンに行けば非常に安い食品が手に入り、光熱費もなんとかギリギリのところを維持できていたので貧乏ながら問題なく生きる事ができていた。

それがもう本当に風前の灯となっている。
例を挙げると小麦価格の上昇で一斤74円で買えていたイオンのPB食パンが無くなり朝ごはんを食べることが出来なくなった。スーパー玉出なら一斤98円の食パンがあるのでこれにチェンジすることは出来るのだが74円で食えていたパンが20円以上値上がりすると考えると1食抜く選択をしてしまう。貧乏だから。

まだ毎回イオンに行くと必ず買うものとしては食パンぐらいしか影響は出ていないと思うが、家畜の飼料なども暴騰していることを考えると今後数ヶ月以内に値上がりすると考えられるものは、卵・牛乳・ヨーグルトなど。

他にも石油が値上がりしていることでハウス栽培の野菜などにも影響がモロに出てくるだろうし、小麦を使ったカップ麺なども上がると考えられる。

正直、これだけ全ての原材料が暴騰していることを考えると何もかもが1割から2割程度値上がりしてもおかしくはないのである。

今後の日本が怖い

このまま給料が上がらず、手取り13万円で生活費が1〜2割上がった場合、本当にギリギリで生活していた人が死んでしまう様になると感じる。生活保護の申請はものすごい勢いで増えるだろう。貧困ビジネスも勢いづいて貧富の差がまた膨らむことになる。

人間屋根のあるところに住めて飯が食えていればなんとか我慢出来るが何も食えず、住む場所もままならない状態になれば何をしでかすかわからない。コロナで失業者が増えてスタグフレーションで貧乏人が更に苦しむことになれば永田町あたりで暴動が起こる可能性すらある。

夜道を歩くことすら出来なくなり、夜間外出禁止令…真っ暗な未来しか見えない。

2022追記:半端ないレベルのインフレで世界が終わりに近づいている

2021年にこの記事を書いた後、ご存知のようにロシアのウクライナ侵攻などもあり、何もかもがインフレしている。2022年の秋時点で世界中がとんでもないインフレ率に突入しており、冬を迎えて燃料の逼迫によってさらなるインフレ率の上昇を迎えることは目に見えている。

現状日本ではここまでのインフレ率ではないが10月からインフレに伴って様々なものの値上がりが発表されている。


サラッと見たがまんべんなく10%前後は値上がりしそうな状況…。
いつも飲んでるビールが200円から220円へ上がるし、いつも食ってる菓子パンが150円から170円に上がるイメージである。

ちょっと買いだめしとこうかとセブンイレブンに行ってみたのだがすでに値上げしてるんじゃね?ってぐらい何もかもが高く、パンの大きさも昔より小さくなっている気がする。
もちろん何も買わずに店を出た。

スーパー玉出でも前はペットボトルの2リットル入りお茶が100円とかで売られていたが今では150円ぐらいはする。本当にすべてのものが値上がりしているのを感じる。

ただ、これだけうんざりするほどの値上がりに襲われている日本ですらインフレ率2%とかのレベルであり、ヨーロッパの10%のインフレ率というのは想像以上にヤバそうとしか言えない。

ガソリン価格とかも高いなって思っても海外と比べると途方もなく安く感じる。

本当に日本で良かったなって思えるがこれも政府が価格上昇を抑制するために必死で補助金を使っているだけであり、いつそれが終わるかわからない状態である。

海外がこれだけインフレしている中、長期金利を上げてインフレ率を抑えようと必死になり、アメリカなど長期年利3%超えである。米国債を買っとけば自動的に上がるのでドルを買う動きが強まってどんどん円安が進む。

ほっとくと1ドル150円とか160円とかになってしまうので流石に日本政府も為替介入で140円ぐらいを維持したいと2.8兆円分のドルを売って円を買った。

まぁ足並みをそろえない一国だけの為替介入では一時しのぎにしかならないのでそのうち150円に向かうと思われるがまだ為替介入用の予算が8兆円ぐらい残っているらしいので何度か為替介入が行われるのではないかと言う見方。

このまま為替介入がうまく行かずにドル円が160円とか170円とかになってくれば流石に日本の金利を上げる方向にせざるを得ないようになり、長期金利の上昇を引き起こす。そうすればどうなるか?ローンの金利が上がり、不景気が訪れる。
不景気で給料も上がらないのにローンの変動金利が上がり、ローンの支払いを出来なくなり、銀行に差し押さえられる家が続出する可能性がある。

2022年の冬は試練となる

ノルドストリームが破壊されてロシアから天然ガスを買おうとしてももはや不可能となった。

この冬、さらなる燃料費の高騰を迎え、ヨーロッパ各国がどういう動きを見せるのかが問題となるだろう。

ロシアは徴兵令で戦力の増強を行い、本当の泥沼が始まろうとしている。第2次世界対戦で2000万人の自国民の死体を積み上げて更に冬の厳しさを武器に辛くもドイツに打ち勝った記憶を呼び起こす戦い方である。

中国も5年に一度の党大会があることから何か起こしかねない状況となっている。


私はその何かが台湾問題の解決だと思っている。もちろん軍事的な方法での解決だ。

2021年までの世界ならそんなことにはならないと言い切れたが、2022年のこの状況では何が起きても不思議ではないとしか言いようがない。

この2022年の冬がどうなるか?今後100年語り継がれる歴史的な何かが起ころうとしているだろう。

感謝→Amazonの履歴を御覧いただきありがとうございます。収益はサイト運営に大切に使わせていただきます。

\SNSリンクボタン/