合コン大失敗!モンスターは合コンを破壊する!
この前、ちょっとBBQ恋活パーティーに参加した時に連絡先を交換した陽気な兄ちゃんが合コンメンバー集めたから合コンしましょうって言ってきたので久しぶりに合コンに参加することにした。
しかし、この合コンは最悪な結末を迎えるのであった・・・。
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神戸某所にて集合
店に集合ということなので時間通りに到着したが店のビルがなんかよくわからないビルで本当にこんなところに居酒屋が入ってるのか?と思うレベル。
エレベーターで入るとなんかすごい廃墟っぽかったけど入り口発見。隠れ家的居酒屋なのかもしれない。
中に入ると誘ってくれた兄ちゃんと仕事仲間の人がいた。兄ちゃんはEXILE風(32歳)で仲間の人はぼっさん風(39歳)。このぼっさんが嵐を巻き起こすのであった・・・。
全然聞いて無かったのだが4対4の合コンらしい。男の方のもう一人は少し遅れてくるとのことだ。
すぐに女性陣が来て合コン開始。
幹事の女性とEXILEが街コンで知り合ってこの会が開かれたらしい。向こうの幹事は病院勤務の人とのこと。その病院仲間3人とさらに繋がった1人(普通の会社の事務)全員30歳。
どんな感じの人かというと幹事はそれなりに普通にかわいくて、その隣が太ってて、その隣が普通の外見でその隣が好きな人は好きな見た目の独特な感じ。
色々な合コンを何十回もしてきたがこのメンバーはまぁ普通。極普通の合コン。
男の遅れてきたサラリーマン男性35歳が合流し宴会が始まる。
色々と料理が運ばれてきて飲み放題メニューがいろいろあって楽しくてついつい飲み過ぎちゃう感じ。女性陣は一人バイクで来てるからと酒が飲めなかったが我々はそんなこと関係なく飲みまくる。
どんどん酒が回ってきた感じになってきて色々とワイワイやっていたのだが段々とぼっさんの勢いがなんかすごくなってきてやばくなり始める。
スーパー絡んでくるのである…。俺はもはや、ぼっさんの「お前、マエケンに似とるな!」に何回も「言われたことないですわ!」を言うだけの人間になりつつあった…。
ぼっさん「今日はメジャーリーグちゃうんかい!なんでこんなとこおるんや!」
俺「マエケンちゃいますって!」
これで笑いが起きるならなんぼでもやるんだけど別に誰も笑ってないからね。隣同士だからこの内輪だけでやって盛り上がってるだけならいいけど、ぼっさんの声がお前舞台俳優か?ってぐらい通る声でこの個室の会話全部持っていくんよ。
女性陣もこのやり取りを見てコソコソ言ってるし、なんなら「ここは狭い部屋だからぼっさん!そんなに声はらんで通るよ!」って太った人が言ってくれてるけどもうぼっさんのスイッチが完全に入ってしまって独壇場や・・・。
「お前らアラサーやろ!俺なんかアラフォーやからな!ピッチ(PHS)の時代よりまだ前の時代やから!ポケベル世代やからな!」
とか誰も聞いてないアラフォー自慢を始め、
「お前ら若いから服とかよう買うんやろ?俺なんかアラフォーやから服10年前から買ってないで!」
と、誰も聞いてない服の話しだして、よく見たらなんか普通に穴開いてるTシャツで合コン来てる…。俺もコムサで5年も前に買ったシャツが、袖のところかなりほつれてるけど腕まくって穴を隠して参加してるのに穴を隠そうともしないこのぼっさん、なんやねん…合コンの意味わかっとるんか?
もう誰もこの男を止めることができなくなりEXILEはタバコを吸い始め、俺はただ頷くだけの人間に成り下がる…。完全に女性陣は引いてる感じになってきてなんだか、はよ終わらんかな?って感じ始める…。
そして最終的にもう終わりだから連絡先でも交換しませんか?的な流れになってきた時、女性陣が発した言葉は…
「グループライン作っといて」
しかも荷物持って外へ向かいながらである…。いや、もうそんな感じならグループラインとかいらんやろ…。結果見えとるやんけ、完全にこいつらないわって感じになって、はよ帰ろうとしとるわ。
その後、女性陣を見送って何故かEXILEが近くのスナックで反省会しよかって言ってきたけどすでに23時30分で終電までほとんど時間ないし、俺は「もう眠いから帰るわ」といい、帰ろうとするとぼっさんが、
「明日もメジャーで先発せなあかんからな!」
と最後までマエケンいじりをしてくるという…。
俺は愛想笑いをしながら駅へ向かうのであった。
もちろんグループラインなど作ることもなく何の収穫もなく合コンは終了となった。
合コン大失敗のまとめ
合コンはメンバーが命だということがよくわかったと思う。EXILEはぼっさんが仕事仲間だから今後も付き合っていくのかもしれないがおそらく合コンへ誘うことはもう二度とないだろう。
多分俺もぼっさんを調子づかせて合コンを破壊した共犯者なのでもう二度と呼ばれることはないだろう。
次は2対2ぐらいの合コンがいいな・・・。人数が多いと色々しんどいわ。
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