キャンプブーム終了!キャンプの何がダメなのか?
なんかここ数年キャンプブームがあったのだが2023年になってオワコン化しているとのことだ。
キャンプ歴の長い私がキャンプの何がダメでオワコン化しているのかをここで語ろう。
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キャンプは不快
キャンプってのは野外なので家のような快適な環境ではない。色々とキャンプグッズを買って快適なキャンプを行えるように頑張るが家と比べたら不快な環境で過ごす必要がある。
森の中なので夏場は虫がたくさんいてテントに侵入してくるし、都会にはいない変な虫に刺されて1ヶ月以上腫れとかゆみに悩まされたり跡が残ったりする。
雨が降ったり、朝露でテントがビジョビショになって中まで濡れたりすることもあるし、雨音がうるさすぎて寝れないこともある。
持っていく寝袋によっては暑すぎたり、寒すぎたりするのも不快極まりない。
私は春キャンプで山に行ったのだが結構しっかりした寝袋を持っていったものの雪の上にテントを建てて就寝した時、寒すぎて寝れなかった。その時しっかりしたマットの重要性を思い知った。
キャンプはやることがない
山奥なので基本的に電波が無い。電源も無いのでスマホは基本使えないので都会にいる時のように暇つぶしすることが出来ない。
やることにしても大人数で行けばゲームとかをやってもいいが2〜3人とかの少人数だったり流行りのソロキャンプの場合はそれほど盛り上がるゲームも出来ずやることが無い。
テントを建てて、火を起こして湯を沸かして料理をすることを楽しめる人間ならいいけど、普段から料理をしてない人間が自然界という物資の限られた場所で料理を出来るわけもなく、基本的に切ってきた野菜を茹でるとかでカレー作るか、肉を焼いて高いスパイスふりかけて食うか、最悪カップラーメン食うかぐらい。
飯を食った後は片付けてその後は寝るだけ。
人によっては何も楽しくないだろう。
正直キャンプというのは人を選ぶ遊びだと思う。
キャンプを楽しめる人間というのは焚き火を何時間炊き続けるだけとか、星を眺め続ける事ができる人間だとか、山の中で虫を探したり魚を釣ったりするのが好きという人間である。
都会での普段の生活とはかけ離れた非日常というものを楽しむことが好きな人間にとってはキャンプは最高の遊びなのだが普段からゲームをしたりアニメを見たりばかりしている人間からするとキャンプの楽しみ方が少なすぎてやることがないという状態になる。
キャンプはめんどくさい
キャンプは山へわざわざ重い荷物をしょって行って、テントを建てて火を起こして料理を作って食って、片付けて快適でもない環境で寝て、朝起きて飯食って片付けてテントを畳んで重い荷物しょって帰る。
そして帰ってからもテントが朝露を吸っているのでカビ無いように広げて干して畳んで片付ける…。めっちゃめんどい。準備もめっちゃめんどいし。
若い時は体力が結構あったのでそれぐらい大してしんどいと思わなかったけど歳取るとしんどいしめんどくさすぎてキャンプの楽しさよりもめんどくささが勝ってキャンプへ行かなくなる。
正直相当好きじゃないと出来ない趣味だと思う。
キャンプブームが終了した理由まとめ
ここ数年、新型コロナだとかキャンプ芸人やらゆるキャンやらのメディアによってやたらとキャンプブームが広がったわけだがぶっちゃけキャンプは人を選ぶ趣味なのだ。なので気軽に始めた人がキャンプの辛さを味わい、一気に冷めるのは当然の結果だったと言えるだろう。
キャンプにももちろんいいところはたくさんあって上にも書いたけど私など山奥で釣りに行って朝から釣りをしたいからキャンプをしたし、昔から焚き火が好きで何時間でも木を焚べ続けるだけで楽しめる人間なのでキャンプは大好きだった。
更に、キャンプはキャンプ場の使用料はかかるけど基本的に安いので旅行に行くならキャンプで費用を大幅に削減することが出来るというのも大きい。うちの親がキャンプ好きだったので北海道旅行はほぼ全てキャンプで回ったがかなり安くついたのではないだろうか?
学生の頃は屋久島や尾瀬やらにキャンプに行ったりしたがそういうところはキャンプじゃないと行けないところもあり、手段としてのキャンプだったりもする。
今後はキャンプブームが終わり、本当にキャンプが好きな人がキャンプを楽しむ世界とグランピングのようなめんどくささもなく、快適性もそこそこ高いキャンプもどきのアウトドアの2極化が進むと思われる。
本当にキャンプが好きな人は恐らくキャンプブームの終了を心の底から喜んでいるのではないだろうか?私もこれをきっかけにキャンプの趣味をまた初めてみたいと思う。