値上げラッシュ!もう終わらない値上がり
ここ最近、何もかもが値上がりしている。
エネルギー価格の上昇により全ての産業が値上げせざるを得ない状況になっているからと言うのが大きい。
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値上げの原因は?
値上げの原因は半導体不足や貨物船の運賃の高騰、露によるウクライナ侵攻というところだろう。
他、小麦価格の上昇は地下水不足による農地縮小という要因もあるとのことだ。
これらの要因による値上がりが今後どうなっていくかだが全く不透明になっている。
半導体に関しては工場が今急ピッチで作られているということで2024年以降は生産量が増えてなんとかなる感じではある。
日本でも九州は半導体への投資がかなり盛んになっている。
それよりも台湾の方がもっとものすごい投資額になっている。
ただ、貨物船の運賃の高騰はまだ終わりが見えない状態になっているし、ウクライナ侵攻に関しても本当に泥沼になっていて終わりが全く見えない。
そして一番大きな問題として世界が水不足になっているというのがある。
今の穀物生産は地下水に頼っている部分が大きい。その地下水が今後どんどん枯渇していくというのである。
言ってみれば地下水というのは化石燃料のようなものであり、枯渇する可能性のあるものなので組み上げることができなくなればその地域での穀物生産が出来なくなる。
雨が降れば地下水も回復するんちゃうん?って思うかもしれないが、穀物生産がどこで行われているのか?を考えれば地下水が化石燃料のごとく枯渇するということが簡単にイメージできると思う。
今は砂漠を無理やり地下水で農地に変えて作物を育てているところが多い。砂漠の地下水は何千年もかかけて貯まったものであり、そう簡単には回復しないものである。
そう考えれば今後、小麦などの作物の値段が今より安くなる可能性は乏しく、値上がりが収まるということはまず考えないほうが良いと思える。
資源価格高騰は?
原油も天然ガスもレアアースもロシアの広大な国土に埋蔵されているものに世界が依存しすぎている。
これに関しては戦争次第という感じになっているが、今後ロシアがウクライナ侵攻について罪を認めて謝罪し、ウクライナに賠償金を支払い、国交正常化しなければ世界から許されることはなく、経済制裁はずっと続くことになるだろう。
その道程が数年で終わる気がしないので今後も資源価格の高騰が続くと予想される。
ただ、ロシアは中国やインドに地下資源を売り、資源のロンダリングを行いインドから世界中に販売され続けている。
ロシアは戦争で資源価格の暴騰を引き起こして効率よく金を稼いでいると言える。
このウクライナとの戦争はロシア側の兵器の在庫処分であり、世界に不安をもたらして資源価格を暴騰させて戦争でかかった金よりも多くの金を効率よく稼ぐために非常に役に立っている。
やり方としては最悪だが金は稼げる手法と言える。
その割を食うのが西側諸国であり、日本もその西側にいる。資源を輸入に頼り切っている日本からすればこの世界的な資源価格の高騰は富の流出を引き起こす原因でしか無い。
円安による物価の上昇
日本の富が流出すれば円が安くなる。
今の急激な円安はアメリカのインフレ対策なのだが、今後資源価格の上昇が続けば貿易赤字が膨らみ、日本の国力は低下して円の価値はどんどん下がっていくだろう。
そうなれば更に輸入品の価格が上がり続けて物価に影響を及ぼす。
雨上がり決死隊の宮迫氏が焼肉店をオープンして目玉商品にしていたのが牛タンなのだがこの牛タン価格が暴騰して値上げを余儀なくされているとのことだ。
なぜそうなったのか?というと中国に買い負けているからだということだ。中国人が牛タンを輸入し始めた結果、日本は牛タンを飼えなくなってしまったのである。
日本の牛丼が安い理由はアメリカでは積極的に食べないハンバーグにするしか無いぐらい価値の低いバラ肉を日本が大量に輸入していたからである。
ただ、最近ではこの安く買えていたバラ肉も中国が買い始めて価格が高騰している。人口が多く、まとめ買い出来る中国と人口が減って円の価値も下がっている日本では今後も日本が安く買えるようになる可能性は低いだろう。
値上げラッシュは続くのまとめ
今後、値上がりは続くが値下がりすることはもう無いのではないだろうか?
デフレの時代は終わり、インフレの時代が始まった。
これまでデフレの時代を謳歌することが出来たのは冷戦が終わり、平和が続いたおかげであり、本来世界経済が成長し続ければインフレになることは避けられないものである。
この30年ほどの日本は非常に恵まれた環境にいたと言えるだろう。
もうそんな恵まれた時代は終わった。
今後は給料は上がらないし、国際的に円の価値も上がらない状態で資源や食料価格の高騰によるインフレは激しさを増す。
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