苔・コオロギ・葉っぱ・カエル…田舎で大金の稼げる養殖ビジネスがすごい
今、日本中の田舎からどんどんと人がいなくなり続けている。
理由は簡単で田舎は不便で仕事する場所もなく、遊ぶところもなく、生きていくのが辛いからである。
例えばコンビニまで行こうと思ったら比較的人が住んでいるエリアですら片道1キロ以上あるのが当たり前で、時速4キロで歩くと15分はかかる。都会なら5分以内でコンビニが何軒もある場所があることを考えるととても不便だ。
交通手段も基本的に車がないとどうしようもない場所が多くて、バスは一時間に一本あればマシなぐらい本数が少ない。とにかく田舎は不便ということである。
そのため田舎で生まれ育った子どもたちは進学や就職で田舎から都会へ引っ越しがちなので、どんどんと田舎の人口は減っていって過疎化が進行し続けている。
ただ、儲けようと思ったら人と同じことをしていたら奪い合いになるのが必然で、田舎から人が減り続けているからこそ逆に田舎にビッグビジネスがあると考えなければならない。
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苔を取る仕事だけで年収ウン千万!!
田舎にあって、都会にないものと言えば土地。都会の土地は有限で、駅前の一等地などは路線価は高止まりを続けていて、価値が下がらないのでマンションを買ったら20年後に買ったときよりも高く売れたりする。
逆に田舎の土地は二束三文で、売ろうと思っても買い手が現れない場所のほうが圧倒的に多い。どれだけ安くしようが誰も買わない土地ばかりなのだ。
そんな広大な余った土地で苔を育てて売る商売をしているおじいさんに取材をしていたのだが、近年の苔ブームによって売上はなんと年間5000万円になるという。
苔の栽培は特に何をするわけでもなく、ただ空き地に生えてきた苔を年に一度収穫して出荷するだけであり、おじいちゃん一人でも行える楽な仕事だということだ。
テレビをよく見ていたのだが、苔を育てる場所というのが結構肝になっていて田んぼや畑のように日当たりが良好な一等地ではなく、山間部の薄暗くジメジメした場所で苔がよく育つようだった。
田舎で農業と言えばコメや野菜を育てる農業を思い浮かべるが、これらの作物は基本的に安い輸入品や大規模な農家との価格競争に巻き込まれやすく、儲からない。うちの田舎の米農家も年収250万円という低収入で兼業じゃないとやっていけないと言っている。
田舎で農業をするのではなく、苔を育てて売るという一捻りがあるおかげでこのおじいちゃんは年商5000万円を稼いでいるのだ。
葉っぱおばあちゃんも超高収入!
同じように、田舎の山で会席料理の飾りに使う葉っぱを取ってくる仕事をしているおばあちゃんも年収1000万円稼いでいる。
この人たちに共通することは、機械化が困難で、人が真似しづらい仕事をしているというところだろう。苔は山間部の特殊な場所でしか大量に収穫できないし、葉っぱもどこにどういう葉っぱがあるのかを知っていなければクライアントの求めるものを提供できない。
八丈島にも高収入なお年寄りがいた
八丈島の年寄りが荒稼ぎしているのが葬式用の花の周りに飾る葉っぱを育てるビジネス。
八丈島の温暖な気候で湿度がなければ育たないため八丈島が日本の9割を生産している。まさに独占ビジネスでありこれに関してもほぼ手間なしでバンバン生えてくるのでお年寄りでもガッポガッポ稼げる。
実験用カエル養殖ビジネス
アフリカツメガエルという実験に使用されるカエルがいるのだが、このカエルを養殖するビジネスも田舎で稼げるビジネスとして有名だ。
このカエルを育てるためには大量の井戸水が必要となるため設備がないとだめなのだが、設備さえあればかんたんに育てることが出来て需要も安定しており、稼げる養殖ビジネスと言える。
コオロギの養殖ビジネス
ペット市場が多様化するにつれて需要が増えているのが餌用のコオロギ。爬虫類や魚類などは昆虫を食べるのでコオロギの需要が増えているとのことである。ペット市場はまだまだ今後伸び続ける市場であり、ビジネスとして将来性が期待できる。
都会でもコオロギの養殖は副業として可能ではあるが、万単位で育てる必要があり、かなり広い場所が必要となることや鳴き声がかなりうるさいことから田舎でビジネスする方が無難。
これからは都会ではなく地方が稼げる時代になる
今も都会の人口は増え続けていて、東京の家賃は高いままになっている。日本全体の人口は2010年をピークに減り続けている少子高齢化がどんどん進んでいるにもかかわらずである。
ということは田舎の人口が激減して、都会の人口比率が異常に上がり続けているということになる。
そうなった時、ブルーオーシャン(ビジネスにおいて独占市場のこと)は田舎に生まれると考えられる。都会に住む人には出来ないビジネスを田舎でやれば都会で競争して金を稼ごうとするよりも少ない労力でたくさんのお金を稼ぐ事ができるだろう。
その例が上に紹介した苔ビジネスや、葉っぱビジネスなのだが他にもたくさんニッチなビジネスは考えられる。例えば、松茸であるがこれに関してはアカマツ林を管理すれば毎年高級な松茸が収穫できる。
昔、日本の山が禿山だった時代(燃料が薪しか無かった時代は山の木が切られすぎてほぼ禿山だった)は栄養不足な山の土地にアカマツが多く松茸は全くレアなキノコではなかった。それが今では山が放置されアカマツ林が減り(落ち葉が増えて山の栄養が増えると他の木が成長しアカマツはなくなる)、国産松茸の価格が高騰し続けている。
ちなみに松茸は北朝鮮産が多いがこれは北朝鮮の山が日本の昔の山のように禿山ばかりのため松茸の生育環境に適しているからである。
山にアカマツ林がある限り松茸という高収入作物が毎年出荷できるのが約束されているわけだが、山の管理の仕事は体力的に辛いため割の良い仕事とは言えないかもしれない。ただ、都会で満員電車で毎日朝から深夜までブラック労働をさせられる環境にいるよりはまだホワイトだと言えよう。
松茸以外にも山の管理で毎年高級な食材が取れる仕事は他にもあり、タケノコ農家なども山の管理がメインの高収入な仕事と言える。
あとは、果樹園の農家も一工夫するだけで手間なしで高収入を得ており、とあるブルーベリー農家は水やりなど全て機械化して、管理はほとんどせず、収穫に関しては果物狩りツアーの客に自分で取ってもらうことにより自分では全く行わなくてもよくしている。
農業は収穫して市場へ持っていく時が一番手間がかかるためその部分を客にやってもらう果物狩りというシステムは非常に効率が良いシステムと言えるだろう。
田舎で大金が稼げるビジネスについてのまとめ
大金を稼ごうと思ったら人がやりたがらないことをやる必要がある。今の時代人がやりたがらないことは田舎に住んで田舎で仕事をするということであり、ビッグビジネスの種は田舎にたくさん落ちていると考えられる。
田舎で都会では出来ない何かを見つけることができれば、苔栽培おじいちゃんのように年収5000万円で悠々自適も夢ではない。
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