配当金をもらって思う、貯金は“もったいない”
私は高配当な株に集中的に投資するタイプの投資家なのであるが定期的に配当が送られてくる。
その支払用紙を持って意気揚々と郵便局へ向かい、はんこを押してお金をもらう。数千円ではあるが立派な不労所得である。
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銀行や郵便局にお金を預けても全く増えない時代
私が小さい頃はまだ金利が高かったようで、よく両親に定期預金でお金を預けてたら倍になったという話を聞かされる。
多分それが原因で親はやたらと貯金が好きなのだと思う。
ただ、今の時代超低金利の時代で銀行にお金を預けていても利子などほぼゼロ。時々通帳を記帳すると数十円利子と書かれているが正直別に無くてもいいと思う。
定期貯金とかだと多少金利が高いかなと思って10年満期のものとかを調べてみても、0.01%と書かれている。
参考ゆうちょ銀行金利について
高いところを探してみても0.1%程度と預けて増やそうと言うにはあまりにも低い金利となっている。逆にインフレ率を考えると貯金しているだけで資産が目減りしていると言える時代である。
銀行や郵便局にお金を預けるというのは、給与を振り込んで貰える場所を作るということと、泥棒にお金を盗まれにくくするということが主な理由となる。昔は戦争の費用を集めるために国が積極的に貯金しましょうとアピールしていたらしいが今の時代ではそういう理由もなくなった。
お金がお金を生み出す投資は最強の仕組み
多くの人は働いてお金を稼ぐのがお金持ちになるための方法だと思っている。ただ、それは資本主義の仕組みから言うと残念ながら不正解となる。
金持ち父さん貧乏父さんという本を読んでもらうとわかりやすいが、金持ちになるためには投資を行い、金が金を生み出す仕組みを作らなければならない。
一つ例を出すと、1000万円の物件を100万円の頭金のローンで購入して毎月5万円ずつそのローンを返済するが、その物件を誰かに貸して家賃を10万円貰えば毎月5万円ずつ金が儲かる。
一年に60万円儲かると考えると100万円の頭金は2年目には回収できて、その後はローンがなくなるまでは月5万円ずつ儲かり続け、ローンが終了すれば月10万円儲かり続けるということになる。
金持ちはもっと大規模にこういうことをやっているので特に働かないでも毎月何百万円も金が自動的に入ってくるわけである。
こういう話をキャバクラでいろんな女の子に教えても、最初100万円損するじゃん!みたいなことを言ってくる。
確かに最初100万円損するリスクは有るし、入居者がいるかどうかわからないというリスクも有る。経年劣化で物件が傷めば修繕費が発生するし、地震で倒壊するリスクもある。投資にリスクは必ずあるが金持ちになりたかったらそういうリスクを引き受ける覚悟は必要だ。
貧乏人は株を買うのがちょうどいい
投資の仕組みを学ぶのにちょうどいいと思うのが株なのだが、株を買って保有しているだけで配当金や株主優待を貰える場合がある。配当は業績によって変わってくるので無配の場合ももちろんある。
それでも探せば年率3%を超える配当を出している会社は多く、そういう会社の株を100万円分持っていれば、毎年何もしないで3万円貰えることになる。貯金の場合、利息は数十円とかなので貯金と比べると圧倒的に効率よくお金を増やせると言っていいだろう。
貧乏人は100万円ぐらいが株への投資額としては限界だと思われる(変動リスクがあるので投資額は保有財産の3分の一程度が理想的と言われている)が、本当の金持ちの場合は1億円ぐらい株に投資する。
3%の配当が支払われるとすると毎年自動的に300万円が入ってくる。もちろん税金が引かれるものの税率はどれだけ儲かっていても一律20%と決まっているため300万円の場合は60万円で240万円の手取りとなる。
240万円と言うと月20万円であり、手取りで月20万円稼ぐとなると額面25万円程度は稼ぐ必要がある。
ってことで本物の金持ちは何もしなくてもお金がお金を稼いでくれるから、一人分ぐらいの収入は働かなくても稼げてしまうってことになる。ZOZOTOWNの社長の前澤氏は自分の持っている会社の株の配当だけで35億円毎年入ってくる計算になるわけだがそれでも税金は20%となるわけである。年収1000万円稼いだ小金持ちは所得税33%取られるのに…。まさに働いたら負け…。
話がそれたが買って保有しておくだけで配当金がもらえて不労所得がゲットできるという体験を一番簡単に実感できるのが株と言えるだろう。
10万円しか株に使えるお金が無いという人でも3%の配当がもらえる株を買えば年間3000円の配当金をもらうことが出来る。たった3000円でもそこそこ美味しいランチを2回ぐらいはタダで食べることが出来ると考えると無茶苦茶得してる気分になる。
配当金以外にも株主優待というシステムが有り、自社製品の詰め合わせを送ってくるライオンのような会社があったり、ディズニーランドの優待券を貰えるオリエンタルランドのような会社があるのでそういう楽しみもある。飲食店の会社は大体割引券を貰えるのでよく行くお店の株を持っておくとだいぶ家計が助かるだろう。
株は売らなければ損しない
株価は変動するというリスクがあるので危険性はもちろん無くはない。50万円で買った株価が30万円になってしまえば20万円損していることになる。これでは年間3%の配当をもらって15000円稼いでも大損である。
でも株価は上がったり下がったりするもので、売らなければ損は確定しない。50万円が10万円になろうがそれはその時点で株を売った場合に損をするってだけの話である。
うちの親は野球用品を作る会社であるゼットという会社の株を20年以上前に買って、いまだに保有し続けている。買ったときの価格は600円ほどで、今は280円ほど。半分以下になっている。
しかしまだ売ってないので損はしていない。一時的に100円以下まで下がっていた事を考えるとよくここまで戻ったと思えるレベル…。それでもまだ損は全くしていないのである。あと10年待てば買った価格を超える可能性も無くはない。
株は長期保有出来ればほぼ損はしないように出来ていると感じる。一時的に大きく株価が下がる可能性はあるが、割安な時点で株を買っていれば基本的に元の値段まで戻ることのほうが多い。
そのスパンは長いと5年以上かかる可能性があるので超長期保有出来る余力はとても重要にはなってくる。本当に5年以上は使わないお金を株に投資すると考えておいたほうが株で儲かる確率は上がる。
私はバカなので、つい最近までスイングトレードという2〜3ヶ月で売買を繰り返す方法をとっていたのだがこれだと損切りのタイミングが難しくなり、損をする確率が上がってしまう。
本当にいいと思える会社の株はいつか必ず上がるので、じっとそのタイミングを何年も待ち続ける形のほうがうまくいくのである。
例を挙げると私は2016年にライザップの株を買い半年ほどずっと下がり続けたので諦めて売った。それが2017年、2018年と大きくジャンプアップして一時私が買ったときの10倍の価格まで上がっている。3年持てば10倍になったのである…。
他にもミクシィ株に関しても私は10万円まで下がった時に購入し、なんか起きないかと売るタイミングを見計らっていた。すると一気に上がって18万円で今だ!と売った。その後60万円まで上がった…。儲かったけどなんかもうちょい待てばよかったんじゃないかなと思ってしまう。
他にも都競馬なども売ってから上がってるし、私の買ってる株は大体数年スパンで見ると上がってるほうが多いのである。
そういうわけで下がっても、上がってもひとまず1年ぐらいは持ち続ける覚悟があったほうがうまくいくと感じる。
青木あすなろ建設という会社の優待は魚沼産コシヒカリなので私は毎年美味しい新米を食べたいという理由で2007年ぐらいに買ったのだが完全に割高な時に買ってしまっている。それから株価は半額になってしまったものの、今は買ったときよりも値上がりしている。
10年以上保有し続ければかなり割高な時に買ってしまった場合でも元の値段以上になる可能性はあるということだ。
株主優待も小銭稼ぎになる
株主優待はヤフオクやメルカリで簡単に売れる。一枚数百円程度ではあるが、とても気軽に売れるというのが大きなメリットで、普通ものを売るときは送料が気になったりするもの。
株主優待は小さな紙なので簡易書簡という手紙を送る場合よりも安い84円で全国どこにでも配達してもらえる。
自分には必要のない野球のシート割引券なんかでも即売れるので小銭稼ぎにちょうどいい。
もちろん自分で使うことも出来るので無駄になることはない。AOKIホールディングスの優待で貰える快活クラブの割引券は、快活クラブに定期的に通って新作マンガや気になったマンガを一気読みしたり、競馬の遠征で漫画喫茶を宿代わりに使う私には本当にちょうどいい株主優待である。
配当金をもらって思う、貯金はもったいないのまとめ
投資には必ずリスクは伴うし、現金よりも流動性の低い株に資産の大半をつぎ込むのは止めておいたほうが良いと思う。
でも、使う予定のないお金が溜まっている場合は、貯金し続けるのではなく株として保有しておけば貯金の利子よりも遥かに多くのお金が毎年何もしないでももらえて、投資や経済についていろいろな知識が身につくのでおすすめしたいと思う。
私の場合もそんなにたくさんのお金を株で持っているわけではないがそれでも年間何度かただでご飯を食べに行くぐらいのお金が貰えるし、優待でお米を始めとして飲食店の割引券などいろいろ貰える。
そういう理由で、資産を貯金だけで持つのはもったいないと感じたという話でした。なんか長くなったな…。
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