成功体験がギャンブル依存症を生み出している

ギャンブルイメージ
テレビで貴闘力のギャンブル依存症の話をやっていたのでちょっと紹介したい。

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初めての競馬で5000円が40万円に

貴闘力がギャンブルにハマったきっかけは先輩力士に馬券を買ってきてくれと言われて買いに行った時、たまたま2頭すごくよく見えた馬がいたのでその馬に賭けたら5000円が40万円になったことがきっかけだと語っている。

5000円が40万円になるという成功体験があることにより、1万円や2万円負けても一気に取り返せるという気持ちになったのかその後ギャンブルにハマりまくり、海外のカジノで一回のゲームに2000万円賭けたことすらあるという。

そのギャンブルの資金の殆どが借金であり、後輩力士が親孝行のためにブランドバックを買おうとしていたお金まで取り上げてギャンブルに注ぎ込んだという話は本当に恐ろしい。

大王製紙元社長の井川氏は一日で43億勝ったことがある

会社の金を使って毎週のようにラスベガスのカジノで金をとかしていたという元大王製紙社長の井川氏が書いた本に載っていた話であるが、あの人の成功体験はまさに桁違いで一日で43億円稼いだと言っている。

一日で43億円という桁違い過ぎて庶民には全く理解できない額の金を稼いでしまったばかりに、もはや賭けに使う金が普通の規模ではなくなってしまい百億円単位の金をギャンブルに使い込んでしまったのだろう。

数億マイナスになっても43億稼げるんだから大丈夫って思えてしまう成功体験は恐ろしい・・・。

ギャンブル依存症はすべてを失う

結局上に紹介した2人はギャンブルが原因でそれまでの成功者としての人生を棒に振り、貴闘力は相撲から追放、大王製紙社長も今はその社長の座を失っている。

貴闘力と言えば大鵬の娘と結婚して親方を引き継ぎ、引退後の人生は順風満帆という理想的な人生設計だったのにあの事件(野球賭博)があったことにより離婚となり、今はプロレスラーをしている。

大王製紙元社長の井川氏も特別背任事件によって有罪となり、懲役刑を食らい社長をクビになり今は本を書いたりしているが基本無職のような生活をしている。捕まるまでは派手な暮らしをしていたようだがもはやこうなってしまうと以前のような豪遊は不可能であろう。

ビットコインで稼げてしまった人々はとにかく気をつけたほうがいい

ビットコインイメージ
今一番話題になっているのがビットコイン

ビットコインは数年前までは1ビットコイン100円とかだったレベルなのにあっという間に100万円を超えて200万円を超えたりしている。

普通に考えてこんなバブルは中々ありえないレベルの状況でたった数年で数万倍に増えている計算になる。

このバブルでその辺のサラリーマンや学生が億単位の金を稼いでしまったらしいが私からするとかなりヤバイ状況だと思う。この成功体験によって脳みそがぶっ壊れてしまった場合、その金をさらにリスクの高い投資に使い始めてしまう

そして損をしてもあっという間に取り返せるという過去の成功体験のせいで、もう持っていない金を借金してまで使い始めてしまうのである。これが成功体験の恐ろしさだ。

あのぷよぷよで大儲けして年収1億を稼いでいたコンパイルの元社長もぷよぷよの成功で脳がぶっ壊れた一人でぷよぷよランドというテーマパークをディズニーランドのとなりである幕張に建設しようとしていたらしい。その資金は500億円。

借金が膨らみすぎてぷよぷよの権利を10億で売ってしまって、それでも立て直せず70億円の負債を抱えて倒産となったらしい。

一度成功してしまうとその成功体験のせいで自分の力を過信してしまうということである。

だから、ビットコインなどの仮想通貨で大儲けしてしまった人は自分の力を過信せず、たまたま上手く行っただけなのでそのお金は同じようなギャンブル的投機に回すのではなく、本当に必要なことに使ってほしいと思う。

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