フリーランスはやめとけ…私は心底疲れてしまった
フリーランスに憧れて独立し、3年間フリーランス生活を続けてきたが、もうフリーランスとしての生き方に挫折し始めているのでちょっとその話をまとめておこう。
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フリーランスの3年をまとめる
1年目はとにかくやるしか無かった。やることはたくさんあって低単価な仕事でも次につなげて単価を上げて職業として成り立たせようと必死でなんでもやっていた。がむしゃらに働いていた時期である。月収はブログ収入などを入れても20万円程度で一応生活できるけどかなり厳しいという感じ。
2年目もまだまだ厳しく一生懸命やるしかない状況が続いていたが徐々にブログ収入が増えはじめて前職の月給30万円に到達する月が出始める。このまま増やしていけば普通にフリーランスとしての成功が見えてくるという実感を得る。
3年目はバブルに突入。このブログみたいな大したこと書いてない今考えるとなんで検索順位で2位とか3位とかになったのかわからない検索ワードで上位に表示されてアクセスが急激に増える。
アドセンスの収入だけでも相当な額になり一時月収80万円を超えていた時期すらある。しかし、そんなバブルは長くは続かず徐々にアクセスは減り始めグーグルのフレッドアップデートなどもありピークの4割減のアクセスまで下がり収入も同じように下落。
4年目は記事を書いても上がらないブログのアクセス数とフリーで受けていたWebデザイン案件はすべて断りブログのアクセス数アップに切り替えたツケで仕事が全く回ってこず八方塞がり。今はまだ何とか生活可能なレベルの収益は確保できているが一年後どうなっているかは全く見えない状況。
3年目まではフリーランスに希望しかなく、どこまで収益は増え続けるのか?と日々楽しく仕事を出来ていたが、いつ頭打ちを迎えるのか?そして今の自分はこの仕事がだめになった時他の仕事でやっていけるのか?という不安を抱えていた。
それが4年目になって希望がなくなりただただ不安を抱えて生きている状態になっている。
フリーランスは基本一人
取引先や勉強会に参加する仕事仲間みたいなのはいるけど基本的に自分自身が経営者であり、仕事を決めるのは自分の仕事。管理されずすべての仕事は自分の裁量次第となっている。
だから自分でこの日は仕事をしてこの日は遊ぶと勝手に決めることが出来る。
そうなってくると人間どうしても楽な方に流れていく。自分の力の3割程度の力しか使わず毎日とりあえずダラダラして全然仕事をしようとしない。
クライアントから厳しい言葉を言われても別に他にも仕事あるし嫌なら別の人に頼めば?みたいな傲慢な考え方になってしまい仕事を減らしていく。(ぶっちゃけありえない低単価で仕事を頼んでくるので嫌になったというのもある)
日々の仕事は朝8時ぐらいに起きて9時ぐらいからアフィリエイトの管理画面をチェックしたり株の値動きをチェックしたりして9時30分ぐらいから記事を書いたり過去の記事を修正したりという作業を12時ぐらいまでやる。(時々ツイッターを見ながら)
午後からは買い物に行ったり、銀行に行ったりする。ついでに蔦屋で新作をチェックしたりして2時ぐらいに帰宅。気が向かない時は帰宅せずにボートピアへ行って数レースボートを買う。3連単しか買わないので基本当たらない。一人カラオケへ行ったりもする。
午後の仕事は他のブログとかはてブのホッテントリとかそういうのを見てダラダラしてユーチューブチェックしたりして終了。夜は記事を書くこともあるし、バラエティー番組をダラダラ見たりすることもある・・・。
マジでこんな生活で金が稼げるわけがない!真剣にヤバすぎる生活を送っとるわ・・・。
フリーランスのデメリット
私の考えるフリーランスのデメリットはとにかくメリハリのない生活だと感じる。
朝起きて、とりあえず飯食って、机に向かってパソコンを眺めて昼飯食って、パソコンを眺めて、晩御飯食べてパソコンを眺める。
雨の日なんてどこにも出かけずパジャマで一日生活してるからね。こんな生活廃人じゃねえか!
やっぱり人間メリハリをつけて朝起きて飯食ったら歯を磨いて服を着替えて身だしなみを整えて電車に乗って会社に行き、みんなと挨拶をして一生懸命仕事をこなし、アフター5は軽く一杯ひっかけて家に帰ったら軽くブログの記事を書いたりして、次の日のことを考えてあまり遅くない時間に寝る。これが理想だと思う。
俺が会社員だった頃は通勤の時間を利用してたくさんの本を読んでいたのに今ではダラダラする時間が長すぎて全く本を読めず、たまに強制的に東京大阪間を昼走る高速バスに乗って本を読む日を作るなんてことをしている。
毎日規則正しく出勤することの素晴らしさを感じるのがフリーランス。自由過ぎるのがフリーランスのデメリットと言える。
こうならないためにはどこかに事務所か月額のコワーキングスペースを借りて毎日規則正しく生活すると良いかもしれない。ただ、私のような意思の弱い人間はそうやっても特に誰に何か言われるわけでもないので雨の日は行かないだろうし、あんまり意味が無さそうな気がする・・・。
やっぱり会社員が最高!
フリーランスを3年以上経験した俺が最終的に感じたのがこれ。会社員ってやっぱりいいわってこと。
もちろんブラック企業は論外であるがちゃんとした会社なんていくらでも存在していて朝9時出社で夕方5時きっちりに帰れる会社なんてのはいくらでもある。
もし、入社した会社が残業だらけだったら即辞めて別の会社へ移ればいい。これからの時代少子高齢化が進み仕事は選び放題の時代だ。
ただ、9時から5時までの会社は給料が良くないかもしれない。その場合、ブログで副収入を得ていることが重要になってくる。
最悪会社の月給が20万円しか無かったとしてもブログで月10万円稼いでおけばそれなりに普通の生活が可能である。ブログでなくても土日とかに日雇いでなんか仕事すればいい。ブラック企業だと無給で土日出社とか普通にあるからそれを考えると土日バイトするぐらい別に辛くもなんともない。
フリーランスで働いていて一番辛いのが未来が見えない不安。今月は30万稼げているかも知れないがグーグルのアップデート次第ではマジで9割アクセスが減ることも普通にある。月3万円ではマジで生活不可能。
会社員として仕事をしていれば、もしもグーグルのアップデートとかサーバー爆発でサイトぶっ飛ぶみたいな事態になったとしても給料があるので即座には死なない。焦ってハローワーク行ってありえないブラック企業に入社するリスクは回避できる。
そう、会社員としての身分があればとりあえず死なないというセーフティネットが存在する。人間は生物なので死ぬかもしれないという不安が様々な病の引き金になり、寿命を縮めていると思う。
全国で死亡した人の平均年齢(女性80.1歳、男性73.3歳)に比べて10歳程度も若い。
http://d.hatena.ne.jp/peacelink/20101106/p2#20101106f1より引用
フリーランスは生活保護ではないがいつ生活が破綻するかという不安と向き合わなければならないため確実に寿命は縮んでいると感じる。
会社員は自分の勝手に作った限界の壁を突破させてくれる
フリーランスは仕事を選ぶことが出来る。もらった仕事が明らかに自分の限界を超えているという場合、断るしか無いということがある。(他の人に振ってマージンをとるというのもあるが)
ただ、会社員の場合、基本的に命じられた仕事は全力でやるものであり、もしもダメだったとしてもそれは会社としてバックアップがあるため失敗したら即損害賠償というリスクはない。フリーランスの場合訴えられる可能性も無くはない。
上司は部下にこの程度の仕事ならこいつはやってくれるだろうなと思った仕事しか振らない。もしも出来なかったらその責任を取らされる可能性があるのであまりに無謀なことを任せようとはしないのが普通だからだ。
部下の立場の場合、もしも明らかに自分の実力を大きく超えた仕事を頼まれたと感じても上司は自分にこれぐらいの仕事は出来るからやらせようと思っているんだと理解すれば自分の限界を突破して必死でやるしか無いわけである。
はっきり言ってやれば出来る。自分で作った自分の限界なんて本当の限界のはるか手前であることが普通だからだ。
こんな大企業のこんなでかいプロジェクト自分が回せるのかよ?と思ってもやってみるとあれ?意外と普通にまわるもんだなwってことが私がウェブディレクターをやっていたころよくあった。プレゼンが苦手ならプレゼンが得意な人に手伝ってもらったり、いろいろな人の手を借りれるのが会社員のメリットでもある。
フリーランスの自由さに挫折し始めたのまとめ
色々と書いてきたが結局言いたいのはフリーランスは向いてる人と向いていない人があるということを知ってほしいということ。
私のようにフリーランスだとだらけてパフォーマンスが下がる人間にはフリーランスは向いていない。常に自分を追い込み、自分に厳しく、自己管理が行き届いている人ならフリーランスで最大のパフォーマンスを発揮し、バリバリ仕事をこなすことで年収を上げ続けることが可能だと思う。
これからはフリーランスの時代ではなく、7割会社員で3割フリーランスなパラレルキャリアな時代だと強く感じる。
参考【報告】フリーランスやめて就職しました!「会社員&副業」のパラレルワーカーになります!
俺の場合はすでにフリーランスというか自営業の土台が固まってしまっているので5割フリーランスで5割会社員ぐらいの比率で頑張りたいと思っている。そのために週3日か4日出社で大丈夫な会社をこれから探し始めようかと思っている。
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