好きなことだけで生きていくを実践した結果…
最近ツイッターで「週18時間しか働かないで自由な時間を取り戻した」とかいう人からフォローされてその人のプロフィール見たら「私が自由を取り戻した方法を教えます」とか書いてあってLINEのURLを貼り付けてあった。
こういうのは最終的に高額のセミナーとか不労所得を得る方法が書かれた情報商材かマルチ商法に誘導されるパターンのやつなので相手にしない。
ただ、こんな週18時間しか働かない方法みたいなものを魅力的に感じてその方法を知りたいという人が多いからこういうアカウントを作って金が稼げるわけだ。ってことは自由というものに価値を感じている人が多いということなのでちょっとブログを書いてみようと思う。
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労働という意味では週0時間で普通の会社員以上の金が手に入っている生活
私はブロガーという仕事をしていて、ありがたいことにこのブログの収入だけで生活出来ている。
そしてこのブログはほぼ趣味の領域で金が稼げるとか稼げないとか全く関係なく何年も前からやっていていつの間にかこのブログの収益だけで生活できるようになった。
このブログは元々アメブロでやっていてアクセスが増えてワードプレス化した方がアフィリエイトやれるし小銭が稼げるのではないかと思って引っ越したわけでその前は一円もお金が発生しない状態で何年かブログをやっていた。
そう、おれは労働としてブログを書いていないわけである。とにかくブログを書くのが趣味でありライフワークであった。
金銭的自由を手に入れて仕事を辞め時間的にも完全に自由になった現在
ブログの収益が増えるとそれだけで生活できるので会社に行く必要がなくなる。ブロガーになる前は月収30万円でプログラマーとかエンジニアとかディレクターと呼ばれる仕事をしていた。
うちの会社はだいぶ自由で服とかは私服でいいし、タイムカードとか存在していないので大体朝は11時とかに行けば良くて合コンがある日は18時きっかりに退社してたりもしたがなんだかんだで毎日仕事に行かなきゃならないし、納期前は泊まり込みで徹夜作業が何日も続くことがあった。
それが今では誰にも管理されず完全なる自由な生活になっている。一日中パジャマというのが何日も続いたり、家から一歩も出ない生活を送ったり出来る。
好きな時間に起きて好きな時間に飯食って好きなところで遊んで、好きな時に旅行へ行く。金銭的にも時間的にも完全な自由とはこういう生活。
自由には責任が伴う
上記のような生活を見ると自由は最高だと思うだろう。
俺も最初はそう思っていた。
でも自由には責任が存在していることを忘れてはならない。
毎日家から一歩も出ない生活をしていれば必ず健康が損なわれるし、好きな時に好きなものを食っていたら確実に成人病予備軍になる。
自由になると人間は楽な方へ流れる。楽な方へ流れた人間は堕落し、やるべきことが出来なくなり成長がなくなっていく。
自己管理能力が必要になってくるのである。
好きなことが好きじゃなくなる可能性もある
歌が好きで歌手になって好きなことで生きていくという生き方を選んだとする。
歌を人に聞いてもらってお金をもらう以上喉の調子を整えることは当たり前であり、他にも演出や会場選び、セッティングなど色々な部分を自分で考えて行動しなければならない。
それも一年中毎日そのことを考え続けなければならない。時にはネットで陰口を叩かれたりストーカーに付きまとわれたりと歌以外の悩み事も増えていく可能性がある。
そんな毎日を送るうちに歌を歌うことが徐々に苦痛になる可能性もあるだろう。
それでもプロとして歌手を続けるなら責任を果たし毎日ファンへの対応を欠かすことは出来ない。
そんな生活を何年も送ることが出来るのか?よく考えたほうが良いだろう。
好きなことで行きていくの失敗例
やぎぺーという人が「キャンピングカーで生活しながらノマドワークすれば住む場所にとらわれず自由な生活ができる」と考え一時期軽自動車のキャンピングカーで生活していたことがある。
その結果、半年ぐらいで挫折し今は東京で普通に生活している。
その模様を書いたブログでは運転が好きじゃなかったとか疲れが回復しづらかったとか考えたらすぐわかるようなことを書いていた・・・。
確かに住む場所を自由にしたいというのは憧れたりするのはわかるが拠点のない生活はかなり厳しい。
私もしょっちゅう1週間単位で旅行へ行くがなんだかんだで疲れるし普段のパフォーマンスは発揮しづらくなってくる。それを1年中というのはかなり無理があるとしか言いようがない。
自由というのは言うほど素晴らしいものではない
私はすでにこの生活を3年ほど送っているわけだが私の周りの人間にやり方を教えても誰一人この生活になりたいという人間は現れず、父親の介護で離職している友人ですら真似しようとせずに他の仕事を探していた。
結局サラリーマンの方がこの日本で普通に生きる分には楽だからだ。
今、この生活を続けてきて私にはブログと言うものがあるので続けていられるが恐らく今すべての人が金銭的にも時間的にも完全なる自由を与えられたとして幸せになれるか?と考えるとかなり多くの人が働きたいと思う可能性が高いと感じる。
なんだかんだ言って労働によって自分の居場所を再認識し、社会の一員であるという実感を手に入れる事ができると言うのが大きいだろう。
自由はそんなに魅力的じゃないのまとめ
何食ってもいいし、何のゲームやってもいいし、どこへ旅行へ行ってもいいという全てから自由になった世界は一見魅力的ではあるがこれは幻である。
不自由が存在し、ストレス社会が存在しての自由な時間は魅力的であるが全てが自由になってしまったところで自由はただの日常なのである。
毎日ずっと続く自由は焼肉食べ放題みたいなもので最初は美味いけどだんだんきつくなる。最後の方になるともはややっつけてるだけみたいなことになってしまうわけである。
それでもあなたは自由を求めますか?
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