神戸から函館まで男がひとり旅に行ってみた結果
なんとなく北海道新幹線で函館競馬場に馬を見に行きたくなったので関西から函館へ一人旅してみたのでその模様を記す。
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6月18日、東京へ出発
朝は遅めの出発で神戸空港へ向かった。
北海道新幹線は東京駅から始発なので東京まで移動せねばならないのだが私がこれまで高速バス、青春18切符、新幹線、飛行機といろいろな手段で行った結果総合的に判断して飛行機が一番コスパが高いということを導き出したので飛行機で東京へ向かう。
函館旅行を思いついたのがちょっと遅すぎたせいで混雑しがちな土曜日の飛行機のチケットは微妙な時間しか取れず、東京へ昼ぐらいに到着。
東京に到着した私はまず、新宿へ向かう。そしてコインロッカーに荷物を預けて府中の東京競馬場へ向かった。
東京競馬場は特にめぼしいレースがあるわけでもないので結構空いていた。去年のヴィクトリアマイル以来の東京競馬場だったがやはり東京競馬場こそが私の競馬の原点だと感じる。
東京競馬場こそが本物の競馬場とすら感じる。それぐらい他の競馬場と全く違うのが東京競馬場。
懐かしい西海ラーメンの高菜ラーメンを食べてフライドチキンを食べてお腹いっぱいでレース予想。
競馬としては何一ついいとこ無しで午後からの参戦だったが3000円ほどの損失を出しただけで終了。
メインレースに関しては軸馬が3着に入って紐が1,2着だったんで三連複だったら9,000円ゲットだったんだよね。下手くそ過ぎてびっくりだよ。
まぁぶっちゃけ本当の目的というのは藤田菜七子ちゃんを生で観たいという理由だったのでレース結果とかそういうのはホントどうでもいい。
あのテレビでしか見たことのなかった新人女性ジョッキーを生で見れただけで来たかいがあったってもんだよ。
コップのフチ子とダービーがコラボした東京競馬場でしか買えないというガチャガチャを一回だけやってみたがトウカイテイオー。私は世代ではないのでこの馬がどんな馬だったのか知らないが名前は知っているそんな馬。
新宿に戻り、酒飲んで飯食ったらカメラ忘れて取りに帰ったりなんかバタバタしたけど最終的に赤坂見附の自遊空間というネカフェで就寝。サンクチュアリというマンガを久しぶりに読み返したがやっぱりすげぇ面白い。
2日目は北海道へ
翌朝、6時30分ぐらいのはやぶさ1号に乗って函館へ向かう。
ネカフェで寝たはずなのだがとにかく眠くて憧れの緑色の新幹線に乗り込み席について出発した瞬間に寝落ち。
起きたら仙台!早い!のか?一瞬で仙台についた気分だったがまだ寝足りなくて仙台を出た瞬間寝落ち。ようやく目が覚めたのは盛岡あたりだった気もするし八戸ぐらいまであまり記憶が無い。
そんなわけで行きの思いでは山の間をすり抜けるように走る新幹線と青函トンネルに突っ込んでいくあの感動を味わえたことだけ。まぁ青函トンネルさえ味わえればそれでいいんだけどね。50キロ以上あるトンネルで20分ぐらい暗かった。なんか思ったよりあっという間に通過したような結構長いようなそんな感じ。
この新幹線で困るのが携帯の電波が全然つながらないこと。トンネルが多くてしかも山奥を通るのでほとんど電波がつながらない。新幹線自体にもWi-Fiは用意されていないらしくスマホもパソコンもまともに使えないのが厳しい。
デジタルデトックスとばかりに車窓を見てもトンネルに入ってばっかりで何も見えない・・・。雑誌とか文庫本を読もう。
北海道に入りあっという間に新函館北斗駅到着。
めちゃくちゃ綺麗な駅で凄いけどこの駅周辺の開発は全然進んでないのでみんな函館へ向かう。快速に乗り換えて20分ぐらいで函館駅へ到着する。ちなみにこの乗換駅でスイカなどのICカードは使えない・・・。360円の切符を買って乗り換えよう。
函館到着
やっとのことで函館に到着したのは予定通り11時ぐらい。函館駅の2階にコインロッカーがあるのでそこへ荷持を預けて函館競馬場へ向かう。
外の気温は20度ぐらいと東京に比べると10度低い。半袖だと寒すぎるかと思ったが意外とギリギリ行ける感じ。日陰で風直撃だと震えるくらい。
函館駅から競馬場へは路面電車で向かうのだが整理券を取って利用する昔ながらの路線バス方式。小銭は予め両替機で用意しておかなけれならないシステムなど不便極まりない。ICカードが使えないなんて・・・。
函館競馬場へは予定通り12時ぐらいに到着。
で、驚いたのが函館競馬場の凄さ。パドックがガラス張りで外から見えるんだよ。すごい・・・。
建物自体も2010年に全面改修されたため非常に美しい。
今年の春に中京競馬場へも行ってきたが同じぐらいキレイ。感動は函館のほうが強いかもしれない。とにかくもしかすると函館で一番最高におしゃれで素敵な建物かもしれないぐらい凄いキレイ。
規模としては典型的なローカル競馬場と言ったサイズ感で中京競馬場もこじんまりしてるなぁと思ったが函館のほうがもっとコンパクト。
そのためG3の函館スプリントステークスがあったこともあり人が多かったのだが多分土曜日の東京競馬場より少ないぐらいなのに結構ギューギュー感があふれる。
有馬記念の中山競馬場やダービーの東京競馬場を知っているものとしてはまぁ全然余裕なんだけど。
重賞があるということで出店が多く出店しており函館名物のラッキーピエロという店も出店していた。そこで定番メニューらしきチャイニーズチキンバーガーを食べといたけどまぁ期待が大きすぎたのかそんなもんだよなって味だった。佐世保で食った佐世保バーガーを超えるバーガーは多分今後も現れない気がする。
函館競馬場をウロウロ見て回ったが最新の競馬場ということで色々ファンを楽しませる作りになっている競馬場。
函館競馬場が出来て120周年記念らしい。
ものすごい歴史・・・。競馬場を十分に味わいメインレース。函館スプリントステークス。
パドックの気配から予想した馬が結局来ないで馬券は木っ端微塵。それでもそんなに突っ込んでなかったんで普通のダメージで終了。本気だすのは次週の宝塚記念でいい。
競馬が全部終わったあとは芸人のお笑いライブがあった。人気のバイキングのコントとラッセンが好きな永野のライブだったが予想通りバイキングは面白くて永野はどこが面白いのか全くわからないという感じ。でもまぁ芸能人を生で見れたので良かった。競馬場ってしょっちゅう芸能人呼ぶからほんと色んな人に会える。
函館港で釣り
函館に戻って駅の中でラーメンを食べる。函館のラーメンといえば塩ラーメンらしくなかなか美味しい塩ラーメンだった。餃子も思った以上にうまかった。
街で一番うまい店って大体駅ビルに店出してる法則に従って旅の時は駅で食うことにしているが大体この法則が外れたことはない。食べログで調べる前に駅ビルをチェックだ。
腹もいっぱいになったところで釣りだ。本当は電車に乗って別なところでやろうかと思ったのだけど駅前から歩いって行ったところで釣りしてる人がいたのでちょっとやってみるかと竿を出す。
ワームを垂らすとなんぼでも釣れるw
釣れても持って帰れないのが残念だが煮付けに出来そうな魚がいくらでも釣れる。夕方は流石に半袖では厳しくウルトラライトダウンを着ても若干寒いぐらいだった。
夜になったら函館山のロープウェイで夜景をみようかと思ったが低い雲が立ち込めて霧雨が降り始めたのでホテルへ帰ることにした・・・天気予報では晴だったのについてない。。。
五稜郭の近くにあるビジネスホテルへ
素泊まりで4900円のビジネスホテルに泊まる。
アネックスホテルテトラ
さすが観光地とあってホテルの数は非常に充実。探せばいくらでも安いホテルがありそうだが中間ぐらいのこのホテルにしておいた。
まぁ若干設備が古い気がしたが別にそれほど不満はない。ミネラルウォーターがペットボトル2本無料だったが流石に寒くてそんなにいらない。
大雨警報の中観光
月曜日は函館ぶらぶらしようと思ったのだが生憎の雨。五稜郭に行ってみたがカメラが濡れすぎるので一眼レフ封印。
雨が強すぎて五稜郭タワーに登っても景色最悪だろうということで登らず五稜郭を一周して五稜郭観光終了。
土方歳三最後の地であるこの函館は歴史的にも幕末から明治の頃の建物が多く残っていて非常に見応えがある。
海外との貿易の要所だったらしくイギリス領事館の建物や旧函館区公会堂など素晴らしい建物が多い。
釣りをしている人がいたので様子を見るとエグいほど釣れまくり。
海を覗いてみるとイワシっぽい群れがぎっしり。これだけ居れば釣れまくるわなってレベルだった。
ただ、これだけ簡単に釣れるとゲーム性も何も無くて逆に面白くなさそうな気もする。。。
取りあえずウロウロしてみたが結構坂道も多くて疲れる。昼ぐらいになったのでラッキーピエロで唐揚げカレーを食った。上手くないわけがない。
店の隣にある自販機が全部同じ商品という逆にどれ押そうか迷う自販機・・・。真ん中押してジュースを購入し、バケツをひっくり返したような雨の中飲む。なんでこんなに降んの?ってぐらい。スマホから変な音がして見ると土砂災害警戒情報・・・まじかよ。
しょうがないのでお土産物屋さんに逃げ込んで雨宿りがてらおみやげ購入。
北海道といえばマルセイバターサンドとじゃがポックルだろってことで取りあえずこの2つを購入して店を出る。
若干ましになっていたので路面電車に乗り込み函館駅へ。この日の最終の新幹線で東京へ帰る予定だったのだが昼過ぎにつかれたのと雨がやまないのとでやる気が無くなって駅で時間を潰し続けることにした。
駅周辺にまんが喫茶があればいいのだが全く無い。
駅の中のタリーズコーヒーで1時間ぐらい時間を潰し、更に駅のベンチで1時間ほど時間を潰し、新函館北斗駅へ移動し更に1時間時間をつぶすという生産性0な午後だった。。。新函館北斗駅のキオスクで駅弁を買って食べようと思っていたのだがかつサンドぐらいしかまともな弁当が無いという残念さ・・・。何もかもがうまくいかないもんなんだな。ただかつサンドが意外とうまかったんだけど。
時間が余りまくってしまったおかげで持って行った文庫本が読めまくり。旅のラゴスという本だがファンタジーなのにリアルで面白かった。
帰りの新幹線は夜だったので特に周りの景色は見れず小説をちょうど東京駅直前で読み終えることが出来た。結構もやもやした最後だった。。。
23時東京到着
東京に到着し、つかれたのでネカフェですぐ就寝。CCレモンは2杯飲んだけどマンガは読まず。
朝は7時過ぎに目覚めて羽田空港へ向かいスカイマークで席を間違えるトラブルなどもあったが無事帰宅。
函館旅行総括
思いつきであんまり計画性無く行ったけどちゃんと藤田菜七子ちゃんも生で見れたし、函館スプリントステークスも生で見れたし割と悪くない旅に出来たと思う。
天気さえバッチリだったら最高だったんだがこればっかりは自然のことだからどうしようもないよな。
次回は多分札幌で競馬が開催されている時に格安航空会社の飛行機で札幌旅行に行く予定。今回行ってみて一人旅でも割りと普通に楽しいことがわかったのでこれからは積極的に旅に出ようと思う。