プロブロガーとYouTuberがカスばっかりでヤバイ
ブログで生活しているプロブロガーと呼ばれる人たちとYouTuberと呼ばれる人たちの話。
プロブロガーって何?って人のために例を挙げるとゴリミーというブログで色々なガジェットを紹介している人や、ネタフルというブログをやっている人なんかが有名。
他にも何人か有名なプロブロガーがいる。私のような弱小プロブロガーもかなりたくさんいると思う。
昔ながらのプロブロガーはどうやってアクセス数を増やしているのか?というと地道な記事更新とSEOによる集客が主。
それについては様々な本が発売されているので参照して欲しい。
例)必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意
YouTuberに関しては多分皆さんも御存知のとおりだと思うのでざっくり説明するとヒカキン氏を代表とする、YouTubeに動画を上げる事でそのアクセス数に応じた広告収入を得ることで生活している人のこと。
例)ヒカキン・セイキン・バイリンガール・ポッキー
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最近のプロブロガー、YouTuberがヤバイ
昔ながらの人々はやばくないのか?と言うとやばくない。なぜなら昔は金目当てでブログをやっていなかったし、カネ目当てでYouTubeをアップしていなかったから。
ブログやYouTubeは表現の場であり一銭も貰わなくてもただただ表現したいとか承認欲求を満たしたいって人ばっかりだったので倫理観がしっかりしていた。
ブログにお叱りのコメントが来れば謝って反省しより良いブログや動画をアップしていこうという人が多かっただろう。私のブログにもよく批判のコメントが来たけどそれのおかげで何がダメなのかとかを知ることが出来、成長できたと思っている。
それが最近はちょっとおかしなことになってヤバイ。
プロブロガーの場合
ブログというのは最初インターネット上にログ(記録)を残すというところからWeblog→Blogと変化した。
2004年頃に無料ブログサービスが誕生し、誰でも簡単にBlogを始めることが出来るようになって芸能人が情報発信のためにブログを始めて一般にも広まってきた。眞鍋かをりさんや若槻千夏さんのブログが有名になったのは覚えている人もいるだろう。
その頃はまだ今のようにインターネットは普及しきっておらずiモードなどの携帯で見る人とパソコンで見る人しかいない頃でありインターネット広告も少なかった。
そのためBlogをやってもお金が発生することもない状況であり、それでもインターネットで発信したいという人の活躍する世界だった。よくラジオ番組にハガキを送るハガキ職人みたいな感じでそういうのが好きな人がやっているだけのものだったと感じる。
これが2016年現在どうなったのかというとアマゾンのアソシエイトをはじめとするアフィリエイトやグーグルアドセンスをはじめとするバナー広告が広まり、Blogに広告を載せることで収益を得ることが出来るようになってきた。
そうなるとどうなったのかというとお金儲けの手段としてのブログが誕生し始めるのである。これまでは純粋に自分の趣味を広めるための場だったり、生活の中のライフログ的なブログだった世界が急に金の色に染まって来た。
アドセンスに関してはアクセス数が多ければ多いほどクリック数が増えるためとにかくアクセス数を集めなければならない。そんな時に最近利用されているのがSNSでの炎上である。
Twitterやフェイスブック、はてなブックマークなどのSNSで拡散されれば非常に多くの人の目に触れることができるためアクセスを増やしやすい。どうやってSNSを炎上させるのか?というと【誰もが突っ込みたくなるようなネタ】でブログを書くのである。
例えば、「新卒で内定が決まっていた会社を辞退してプロブロガーになりました」とか「東京で消耗するぐらいなら地方で暮らすほうがいいよ」とか「社畜なんてやってらんねぇから社会人2年目だけどフリーランスでバリバリ稼ぐわ」とかいうような内容の記事を書きまくって炎上させるわけ。
世の中の大多数のがんばっている会社員をあおって拡散させるのだ。
Twitterで拡散されるポイントとして重要なのは「突っ込まざるをえない」記事タイトルをつけること。素晴らしい記事も拡散されるがもっと拡散されるのは突っ込みたくなるネタ。
そんなわけでとにかく世の中全てにケンカを売ったような内容のブログを量産してアクセス数を稼ぐスタイルが定着し始めている。
まとめブログがよく「副業で月100万円稼ぐとか簡単すぎワロタwwwww」とかいうタイトルを付けることで興味を引くのと同じ手口。Twitterでこんなこと言ってるアホがいますと拡散したいけどそれをすると奴らが喜ぶのでシェアしてはいけない。
アクセス数さえ稼ぐことが出来れば倫理観なんてもんはどうでもいい、何を言われても金が稼げれば全く痛くも痒くもないっていう鋼鉄のメンタルを持つ新型プロブロガーがだんだん増えてきていることがヤバイということである。
恐ろしいことにこの新型プロブロガーはブログで稼ぐことを教えるサロンというものを作り更にこの手口を広めていき数を増やそうとしている。
ただ、そのサロンは「俺が半年で月50万アクセスを稼ぎ、月収50万円を稼げた方法」を売るための手段でありサロンのメンバーからお金を巻き上げているだけである。
ぶっちゃけマルチ商法のトップの人間だけが稼げて末端の人間は全然稼げないのにかなり似た結果が生まれる。
炎上で知名度が上がり一時期は上手くサロンメンバーを増やして収入は増えるかもしれないが炎上しかノウハウが存在しないため徐々にサロンメンバーの洗脳がとけると収益は減っていくだろう。現に◯ケダハヤ◯というこの手法の元祖的な人はすでに落ち目になっている。
危険なのはこんなプロブロガーに憧れてまともな会社を退職しフリーランスで活動していこうとしてしまい、結局稼げなくて会社員にまた戻らなくてはならないという人が出てしまう危険性。
実際にプロブロガーで食えるレベルになるまでは1年や2年では不可能だと感じる。
YouTuberに憧れる若者の場合
YouTubeもヒカキン氏のように最初は特にお金が発生していなくても世界に向けて動画を配信したいという物好きの場所だった。
ヒカキン氏はアルバイトをしながら毎晩ボイスパーカッションをアップし続けて世界中からアクセスが増えたことで今の地位を築いている。
それが最近はただただバカなことをすればアクセス数が増えて広告収入も増えるからバカなことばっかりをする奴がどんどん増えているように感じる。
確かに立入禁止の廃墟の内部の映像や、非常に高い建物の屋上からの映像などみたいとは思うがその映像を取るためには一般人が立ち入ることの出来ない場所に入る必要がある。
他にも渋谷の交差点でバカなことをやったり、秋葉原でフィギュアに糸を付けて引っ張るなどという一般人に多大な迷惑をかける行動でくだらなすぎる動画を量産している。その最たるものが「おでんツンツン男」や逮捕された「警官の目の前で白い粉を落とす」みたいな業務妨害をする人間である。
こうなってくると自分の撮りたい動画でお金を稼ぐ「好きなことで生きていく」というYouTubeのキャッチフレーズと反した「金さえ稼げりゃなんでもやる」になっているんじゃないだろうか?
今後は犯罪や半社会的な動画はグーグル側で自動的に削除されるような仕組みになるような気もするが現状、著作権違反動画がいくらでも氾濫していることから中々対策は上手くいかず、イタチごっこが続きそう。
新型プロブロガーと金儲け主義のYouTuberの何がヤバイのか?
こういう反社会的な人間がはびこるとまじめにやっている者までが同じようなレベルで見られるのが問題なのである。
色んな商品を実際に使って紹介するカズチャンネルのカズさんのように有益な動画を発信している人はたくさんいる。
それなのにYouTuberというと風呂にコーラ大量に入れたり、イケアの壊れない椅子を無理やりぶっ壊したりするような奴というイメージが定着してしまう。
ブロガーも同じように炎上ブロガーのイメージが定着することで本来有益な情報を流していたブロガーまでが悪いイメージを持たれてしまう。
そうなると業界全体のイメージダウンに繋がり、良質なコンテンツが生まれる環境がなくなってくる危険性がある。
本当に凄いブロガーなのに世間体が悪いと家族に反対されたり、本当に役に立って面白い動画を撮る才能があっても周りの人に反対されてその道が閉ざされる危険性があるわけだ。
最終的に社会全体の損失に繋がる可能性も否定出来ない。
全体的に一言でまとめると、一部のノイジーマイノリティーによって業界自体が潰される危険性がヤバイということだ。
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