青春18切符というJRの鈍行なら一日乗り放題な切符を使った31歳ニートな男の暇つぶし旅行の模様をお送りしよう。
朝7時に神戸を出発。
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初日の目的地は宇都宮
最終目的地は松島だが一日では到底辿りつけないので宇都宮を初日の目的地とした。
青春18切符検索を使って乗り換えを繰り返せばいいだけの旅。
昼ぐらいに名古屋を通過。名古屋までは近い。そこからがただただ長い・・・。
快速もなくなりしょぼい各停でひたすら何度も乗り継ぎを繰り返す。
浜松での乗り換えで時間が少しあったので昼食を駅の売店で購入。うなぎおにぎりは意外と美味い!170円の価値は確実にある。
電車の車内ではひたすら小説を読み続ける。「海賊とよばれた男」すごくいい話だった。上巻は読んでたので下巻を読んでいたのだが神奈川に入った辺りで読み終わる・・・。
同じ作者の「影法師」を予備に持ってきたのでそれを読むことに。これもまたよく出来た話で伏線の回収が素晴らしかった。
電車の中で出来る事は座って本を読むか、携帯ゲーム機でゲームをするぐらいなので結構しんどい。
たまに寝るが合計12時間を超える移動でずっと寝れるわけもなく暇つぶしはかなり重要なスキルである。
熱海から宇都宮まで1本で行ける列車に乗り込み一気に宇都宮を目指すがこれがとんでもない連続乗車時間で座っているというのはこんなにも疲れるのかと実感・・・。
ようやく宇都宮に到着したのは22時過ぎであった。。。
餃子の街宇都宮
翌日も長旅になるので宇都宮の名物の餃子をたくさん食べて備えたがめちゃくちゃうまかった。宇都宮餃子最高だな。
泊まったのは漫画喫茶。ネカフェ難民気分を味わえる。
昼間居眠りをしたせいか寝られず、マンガを何冊か読む。アポカリプスの砦というマンガを読んだ。
少年院の外はゾンビだらけって話。マンガボックスで読めるマンガだけど最初の方読んでなかったので読みなおしてみた感じ。面白い。
他にもギャングースの最新巻とか出てたのでチェック。やっぱりネカフェはパラダイスだなぁ。
結局深夜1時位から寝始めて朝7時くらいまで惰眠をむさぼる。はっきり言って熟睡など出来ない。そんな場所。
俺みたいなニートであんまり金に余裕が無いわけじゃないなら悪いことは言わないからちゃんとホテルに泊まる方がいい。駅前にはカプセルホテルがたくさんあるから予約なしでも泊まれるだろう。
2日目は松島・仙台日帰り旅
予定通り朝7時にネカフェを出て、電車で北へ北へ向かった。
宇都宮に来たことすら今までで一度もなかったのだがこの先も未知の世界。
地図では栃木の北に福島があり、その北に目的の宮城県があるのだがどのくらいの距離なのかあまりつかめない。
ただ、青春18切符検索だと片道7時間近くかかるようだ・・・。
黒磯で乗り換え、福島を経て仙台へ。こう書くとあっという間の感じがするがとにかく長い。
栃木を抜けるのも相当かかるし、福島も横長の県な割に意外と縦も長い。景色も山の中が多いしキツイ・・・。
仙台に近づいた時のあの巨大シティーに到着した喜び感は凄い。
東北の人々は仙台を東北地方のマンハッタンと呼んでいるらしいがまさに大都会!超テンションが上がった!
仙台からはかっこいい電車に乗って松島へ!高城町という駅で降りて歩くことに。
なぜなら快速は松島駅に止まらないからだ。高城町駅もしょぼい駅で快速が止まるような駅には見えないが・・・。
この日の仙台の最高気温は22度。兵庫が31度だったので実に9度も低い!歩くにはちょうどいい気候で秋の行楽シーズンって感じで気持ちよかった。
15分ほど歩くと観光地に到着。伊達政宗博物館みたいなのとかさかな市場とかがあって観光客がたくさんいる。
ちょうど昼過ぎで腹が減ってたので牛タン丼を注文。仙台といえば牛たん!大体がアメリカ産らしいけど何故か仙台といえば牛たんなのだ!
食った感想は激ウマ!!!やばいね。
本場の牛タンがこんなに美味いとは思わなかった。
仙台行ったら絶対牛タンを食った方がいい。
さかな市場という牛タンを売りにしたわけではないところで食った牛タンがこれだけ美味いんだから専門の店行って食ったらもっと美味かったんだろうなとも思ったが・・・。
でもあら汁は新鮮な魚のあらがいっぱい入ってたしここで食って後悔はない。
飯を食ったあとはふらふらと松島の海岸沿いを歩いて散策。
地震では津波が来たらしいが今はそんな影響をあまり感じないぐらいに普通になっていた。
なんか松島と言えば船で海をまわるのが一般的らしいがそんなことしてる時間とか無い。なぜならこの日のうちに東京に戻っておきたかったから。遊んでたら辿りつけない。
松島海岸駅から電車に乗って仙台へ。
仙台でおみやげを買っとこうと途中下車して大好きな東北土産のかもめの玉子をゲット。岩手のおみやげとして有名だが仙台でも買える。萩の月はカバンのキャパオーバーで買えない。我慢である。
そんな途中下車をしていたら一本電車に乗り遅れる。一本乗り遅れると都会のイメージでは10分か15分待つイメージなのだがここは仙台。いくら東北地方のマンハッタンでも福島までの電車は一時間に1本なのである・・・。
しかたがないので仙台駅前を散策。普通に都会だ。名古屋の栄と同じぐらい都会。九州で言うと博多駅周辺と同じぐらい都会なのである。
初めての仙台を30分ほどウロウロして堪能したので電車へ。さすがに一時間に1本の電車だとめちゃ並んだ・・・。
電車に乗ったら福島までひたすら本を読み続ける・・・。疲れからか途中で持病の鼻炎がひどくなり鼻水タレっぱなし・・・。最悪である。
それでもなんとか上野駅まで辿り着き、23時にラーメンを食べてサウナに泊まりに行く。上野駅にいつの間にかタンメンで有名なトナリという店が出店していて嬉しかった。トナリはぶっちゃけめちゃ美味い。
サウナで2日分の汗を流し、休憩スペースでテレビを見る。やたら接触が悪く見づらかった・・・。
鼻炎がひどいので夜更かしせずに1時過ぎ就寝。
サウナのシステムは雑魚寝で朝10時まで泊まれるというようなシステム。
カプセルホテルの雑魚寝バージョンで一泊3000円程度という激安価格が魅力。
ネカフェと変わらん値段で風呂とサウナとリクライニングシートでのテレビ鑑賞もできて布団付きの雑魚寝エリアで寝れる。
歯ブラシやら寝間着やらおふろセットなんかも全部ついてこの価格なので普通にお得。ビジネスマンが出張とかで使ったりするみたい。
とんでもないいびきをかいている人もたくさんいるけど俺の場合はそういうの気にならないので熟睡。(9割の利用者がおっさんもしくはおじいさん。おっさんのイビキがうるさすぎてねれないこともあるので注意)
3日目は青春18きっぷを使うことを諦めた
でもやっぱり昼寝しすぎた影響か朝の8時過ぎに目が覚める。俺は大体8時間がちょうどいい睡眠時間なので9時ぐらいに目覚める予定だったのだがしょうがないので朝ごはんを食べにマクドナルドへ。
3日目の朝は雨。肌寒い東京だった。
アボガドバーガーとかいうメニューを食って本屋へ。
なぜなら小説が2冊目も読み終わってしまっていたからである・・・。読むのが遅い俺ですら2冊読み終わってしまうなんて・・・。
丸の内のオアゾにあるMARUZENで湊かなえの少女を買う。前から読もうと思っていたリストに入っていたからだ。この人の本は面白い。
当初の予定ではこの日も自宅のある甲子園口へひたすら乗り継いで帰る予定だったのだがぶっちゃけ2日間で20時間以上電車に乗ってマジもう勘弁って状態になっているので新幹線で帰ることにした。
13000円以上の出費になるがニートにだってそのくらいの貯金はある。クレジットカードを使って自由席で帰ることにした。
帰る前に東京観光もチョットしておこうと渋谷から原宿を歩いて「せい家」という家系ラーメンの美味い店で昼飯を食って帰った。
学生時代はかなりよく通ったラーメン屋。
関西から仙台まで青春18切符で観光のまとめ
ぶっちゃけありかなしかで言うと「なし」だ。
でも今回はちょっと予定をハードに設定しすぎたというのも原因な気がしていて、ぶっ続けで3日連続電車に乗って余裕なしで帰るというのはハード過ぎるということ。
今回、実際にやってみて理想となる日程を考えると、初日は体力があるので宇都宮まで行って餃子を食ってホテルで就寝。
翌日は松島まで朝から電車を乗り継ぎ昼ぐらいに到着し松島周辺の牛タン料理店で牛タンランチ。
その後松島観光を夕方までゆっくり楽しむ。
船に乗ったり、お寺にお参りしたり、夕暮れの海岸で景色を眺めたりするといいと思う。
その後仙台まで移動し、ホテルへチェックイン。仙台周辺をウロウロしたりゆっくりホテルでくつろいだりする。
その翌日は朝7時の電車に乗ればギリギリその日のうちに神戸まで戻れるが東京で一泊するのもいいと思う。
というわけでゆったりした青春18きっぷ関西から仙台旅をしたいなら3泊4日で行くのをおすすめしたい。
ただし、4日連続長時間電車移動というのは結構思ったよりも疲れる。青春18きっぷの旅は1泊2日がちょうどいい・・・。