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20年住んで感じる大和郡山市の住みやすさ、住みづらさ

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20年住んで感じる大和郡山市の住みやすさ、住みづらさ
奈良県大和郡山市に20年住んでいます。

奈良市に隣接した北部に位置し、県内では割りと都市部になると思います。

特に、大和郡山市の中でも近鉄郡山駅近辺は住みやすいところかと思います。

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大和郡山市の治安について

大和郡山市は特に治安に関してはそれほど悪くはありません。今まで大きな事件があったとは聞いたことがありません。

ただ、近鉄郡山駅そばの商店街には居酒屋等がいくつかあり、酔っぱらいが絡んでくることがあったそうです。

けれども駅前の商店街は街灯が多くコンビニが2つあり、交番もあるため危険な目にあうようなことはないようです。

JR郡山駅の方は交番が小さく警官も不在のことが多く、近鉄側に比べると電車の本数が少ないためか夜間は人通りもやや少なく感じます。
ですが駅前はマンションや団地が多く、コンビニもあるので、人気が無いわけではありません。

大和郡山市の住みやすい理由

1、私鉄とJR両方が利用できる

大和郡山市は近鉄郡山駅とJR郡山駅といったふうに私鉄とJRどちらでも乗ることができます。

大和郡山市の場所によってはどちらか一方だけという場合や駅まで歩いていくにはやや遠いという場合もありますが、バスが通っていますし、駐輪場も多数あるので通勤、通学にはとても便利です。

近鉄の長所は本数が多く、早くて3分後、遅くとも15分後くらいには次の電車が来ます。
近鉄郡山駅は急行も止まります。

日本で最も長い私鉄で、名古屋、大阪、京都等に加え南海電鉄とも繋がっているので神戸といった県外にも簡単に行くことができます。
JRの長所は一駅の間隔が長いため、遠方に行く場合にはこちらの方が安くスムーズに行くことができます。

2、イベントが多い城下町

春には桜が綺麗なお城祭り、夏には打ち上げ花火が上がる大和の夏祭り、秋には家族で工作など楽しめる親子祭り等お城でのお祭りやイベントが多数あります。

お城祭りは出店が多く並び、公園も広いために沢山の人がお花見にやってきます。お城の側にある垂れ桜は立派で、電車の中からも見ることができます。
大和郡山市独特のイベントとしては金魚すくい選手権が有名です。

この街は金魚の生産量が国内でもトップクラスなので、それを活かしたイベントとなっています。全国から金魚すくいに自信のある人々が集まり、掬った金魚の数を競う面白い大会です。

3、買い物が便利

大和郡山市にはあちこちにスーパーマーケットが点在しており、買い物が不便だといったことはありません。
JR、近鉄両駅の側にもスーパーがあるので仕事帰りに買い物に寄ることもできます。

中でもイオンモールは映画館やゲームセンターも入っているので、雨の休日なんかは子供を連れて1日時間を潰す人も多いようです。

4、ゴミ捨てが楽

大和郡山市は現在指定の可燃のゴミ袋はありません。
透明、半透明といった程度の指定はありますが、有料で自治体が販売しているような物は無いので経済的です。

ゴミだしも、戸建てであれば収集車が家の前で回収してくれるので、収集場所の掃除といった面倒な役回りはありません。

コンテナなどはなく、こと細かく分別する必要もないので非常に楽です。

粗大ゴミは現在年に数回指定の場所に出しておけば市が回収してくれます。回収シールを購入したりすることなく無料なので大変助かります。

5、市立幼稚園が多い

大和郡山市は市立幼稚園が多いため経済的に助かります。
公立の小学校に通っている多くの子供が市立幼稚園出身の子供でした。

市立が無いため仕方なく私立に通わせる、といったことは殆どないと思います。

もちろん、カトリックといった幼稚園もあるため私立に通わせる方もいらっしゃいます。

大和郡山市の住みづらい理由

1、新幹線と空港までが遠い

奈良県には新幹線の止まる駅や空港がありません。

最寄りの新幹線の駅は新大阪か京都駅になります。京都から利用するのであれば、近鉄電車で1本ではありますが、早くても40分ほどかかります。

飛行機を利用となるとJR、もしくは南海電鉄で行くことになり、どうしても乗り換えは必須です。関西国際空港を利用するのであれば荷物のことなどを考えるとむしろ車で行った方がスムーズです。ただ、渋滞といったイレギュラーな事態もありえるので旅行などの際は少し不便な思いをします。

2、小児科が少ない

以前は個人で営まれている小児科病院がいくつもあったのですが、現在それらが先生の高齢化により閉院されて、小児科が少なくなっています。

予防接種だとなかなか予約がとれなかったり、普通に診察してもらいたくても待ち時間がかなり長くなってしまうのが現状です。
子供は突発的な熱や怪我が多いので、できるだけ早く改善してもらいたいと思います。

3、道幅が狭い

大和郡山市の住宅街は道幅が狭いところが多いです。
最近整備された住宅街などは比較的広い道幅になっていますが、昔から変わらないところは車1台ギリギリ通れるかどうかといったところや、最初は広めの道路でもだんだんと狭くなっていくところがあります。

道によっては一方通行だったり、逆にとても狭いのに一方通行ではない道もあるので、そういったところではよく車がかち合って一方がバックしているのを見かけることもあります。

大和郡山市では、小回りのきく車の方が運転しやすいと思います。

4、商店街が寂れている

大和郡山市に限った話ではありませんが、商店街がそれほど活気づいてはいません。近くにスーパーマーケット等があるため多くの人がそちらを利用し、商店街はただ通るだけの道と化しています。

ただ、ここ数年は商店街を一時的に通行止めにして歩行者天国にし、隣接した神社と一緒にお祭りなどのイベントを催しています。
大和郡山市の特色である金魚をおしゃれな水槽にいれて店頭に飾ったり、金魚のオブジェを置いたりと工夫されています。

5、坂道が多い

JR郡山駅の方は平坦で坂はあまりないのですが、近鉄側は坂道が多いので徒歩や自転車だと少ししんどいです。

特に郡山中学校は、校門から校舎まで長い登り坂になっているので子供たちには辛いかもしれません。

でも足腰を鍛えるという点でいえばむしろメリットかもしれません。

大和郡山市住んで感じたメリットとデメリットのまとめ

大和郡山市は歩けば「〜〜跡」といった石碑が建てられていたり、時代劇に出てくる花街の名残がある建物があったり、町の名前も大工町や台所町といった昔の人々の生活が感じられる街です。

一方で新しく建てられたマンションも多数あり、イオンモールなどのショッピングモールが建ったりと開発も進んでいます。

勿論郵便局や銀行といった生活に必要な所は揃っています。
予定ではモノレールも走るとのことです。

大阪や京都に住むのには人が多くて嫌だという人が数多くここから通勤、通学しています。

法隆寺などの有名なものからこじんまりとしたものまで多数の神社仏閣及び古墳があり、のんびりと穏やかに暮らしたい方に是非おすすめしたい街です。

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