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新潟県南魚沼郡湯沢町の住みやすさ・住みにくさ

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新潟県南魚沼郡湯沢町の住みやすさ・住みにくさ

幼少の頃の数年を埼玉県で過ごし、祖父母のいる新潟県南魚沼郡湯沢町に移り住んでから38年ほどになります。
湯沢町は新潟県の中では最も関東に近い地域にあり、東京から続く国道17号線や関越自動車道沿線にある町です。

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治安について

犯罪の有無という意味では、治安は非常によいです。

泥棒は(鍵をかけなかった家に)5〜10年に1回程度被害がある程度で、それでも家にも鍵をかけない家が多く泥棒の物珍しさから住民の雑談のネタになるレベルです。
強盗などの被害はきいたことがありません。

反面山に囲まれた地域なので、熊やイノシシが出没して新聞に載ることがあります。
住民は『熊を見たら目を離さず後ずさりしながら遠ざかる』『イノシシには近づかない』と分かっているので実際の被害に遭うことはまずありません。

外出時には家に鍵をかけて、山菜採りなどに山へ入るときや町中でも熊の出没情報があった場所には近づかなければまず安全です。

女性が夜間であるいても問題はないでしょうが、駅東口は商店街が閉まり真っ暗になるので、飲み屋などがあり明かりの多い駅西口のほうが気持ち的には安心でしょう。

新潟県南魚沼郡湯沢町の住みやすい理由

1. リゾートマンションが安い

もともとスノーリゾート(冬季観光)をメインに開発された町なので、スキーバブル時代に非常に多くのリゾートマンションが建設されました。
ですがスキーヤーが激減している現在、マンションは空き室があふれ当時に比べると需要がないので異常なほど安くなっています。

関東からUターン組や、定年退職後の終の棲家としてマンションの一室を買って住んでいる人が結構います。

2. 東京に近い

新潟は日本海側、東京は太平洋側なので結構な距離があるように思えますが『東京<>湯沢』間なら新幹線で1時間30分程度です。
湯沢町には高速道路IC、新幹線駅の両方がありますので関東方面へのアクセスはかなり良いほうです。

3. 自然が豊か

湯沢町は山に囲まれた自然豊かな場所で、住民は山菜採りに出かけたり自宅敷地内に勝手に生えてくるふきのとうを採ったり
子ども達は町を流れる川で水遊びをしたり、秋は紅葉などを楽しんだりすることができます。

住民は割引で数カ所で有効なスキー場共通パスを購入できたりするので、スキーやスノーボードを思う存分楽しむこともできます。

4. 治安が良い

冒頭にも書きましたが、町全体の治安は非常によく泥棒や強盗などに遭う心配はほとんどありません。
熊はでますが(山に入って山菜とりでもしない限り)被害に遭うことはまずないので、町に住むだけなら過度の心配は無用でしょう。

5. 水や食べ物が美味しい

山側の地域なので川の上流域にあたり、水が非常に綺麗です。
普通に川で水遊びなどができるのはもちろんですが、水道水も美味しいので浄水器などは必要ありません。

おそらく湯沢の水道水を飲み慣れると、同じ新潟県でも下流域の長岡市や新潟市などの水道水を不味いと感じるレベルです。

綺麗な水道水で炊いた地元産のコシヒカリは非常に美味しく、その水をたっぷり使って茹でる名物のへぎそばやラーメンも美味しいです。
隣町の酒蔵を含め八海山、上善水如、鶴齢など美味しい日本酒も多いです。

新潟県南魚沼郡湯沢町の住みにくい理由

1. 雪が多い

湯沢町よりも雪が多く降る地域はありますが、一応豪雪地帯に入ります。
北海道などに比べると雪質は重く、冬の除雪作業は一苦労です。

ですがアパートやマンションなら管理人や管理業者の人が大まかな除雪をおこなってくれるので、住民が除雪するのはせいぜい自宅車庫前の1〜2m程度でしょう。

反面一軒家は家の周りから屋根の上まで地力で除雪の必要があるので、スノーダンプや除雪機を使った雪かき(除雪)の経験がない人にはおすすめしません。

2. 車がほぼ必須

田舎なのでバスや電車は30分〜1時間に1本程度ですので、移動手段として自動車ないとそれなりに不便です。

同じ湯沢町でも湯沢駅から三国・苗場方面までだと車でも20〜30分かかるので、町の中を移動するにも車があったほうがよいでしょう。
冬は屋外駐車場だと車に雪が積もって大変なので、屋根付きの車庫がある物件に住むことをおすすめします。

3. 住む場所によっては買い物が少し不便

湯沢町と言ってもそれなりの広さがあり、山の奥の方(三国・苗場)あたりには日用品などを気軽に買える場所が少ないです。
湯沢駅周辺や神立に住んでいるのならコンビニやドラッグストアは徒歩圏内にあり、国道17号沿いにはホームセンターもスーパーもあるので実際に買い物に困ることはありません。

ドラッグストアやホームセンターはチェーン店なので安くて地元の人も結構利用しますが、食料品店はちょっとお高めなので
ガソリン代がかかっても湯沢駅周辺の住民は隣町へ、苗場あたりの住民の中には隣県の群馬方面へ出かけ買いだめする人も多いです。

4. 娯楽が少ない

田舎なので映画とか遊園地とかゲームセンターとかそういった娯楽施設がありません。
湯沢駅西側には飲み屋が連なり、観光客向けのそういった施設ならあるので嗜好がお酒方面ならそれなりには満足できるでしょう。

とはいえ温泉街でもありますので足湯を楽しんだり町の公衆浴場を回ったりすることはできます。
夏ならばレジャープールがあるので、そちらなら子連れの人でも楽しむことはできるでしょう。

キャンプ場があったり、近くの川で水遊びしたり自然を楽しめる人なら娯楽が少ないと感じることはないかもしれません。

5. 冬は国道が混む

スキーのメッカでもありますので冬休み、連休などはインター周辺の国道が非常に混雑します。
国道17号の高速道路インターチェンジ周辺の車線が増えたので、以前ほど渋滞することはなくなりました。

ですが国道沿いの食料品店やホームセンターの大きい駐車場が満杯になることがあったりして、まともに買い物ができない日もあります。
カレンダーを見てそういう日を避けて事前に買い物を済ませておけば、渋滞や混雑に巻き込まれることはないでしょう。

新潟県南魚沼郡湯沢町の住心地についてまとめ

湯沢町は自然豊かな町ですが、スーパーやコンビニがなく不便なほどの田舎というわけではありません
自動車はあったほうが圧倒的に便利ですが、新幹線駅や高速バス駅もありますので関東へのアクセスも(新潟県の中では)良い部類です。

雪はたくさん降りますが、国道や町中の通学路など主要道路は優先的に除雪車が入るので、むしろ降雪で交通麻痺になることは関東圏に比べると少ないです。

個人経営の店では電子マネーの使用ができる場所は少ないですが、スーパー・コンビニ・ドラッグストアはPayPayや楽天Edyなどが使えるので決算手段が複数あれば困ることは少ないです。
ネット通販も関東圏からの当日発送なら翌日には届くので、ネット環境があれば買い物用の車がない人でも生活に困ることは少なくなりました。

最近は『ハチロクゆかたまつり』や『秋桜ハーフマラソン』など冬期間以外のイベントも開かれるようになったので、町が賑わう機会も増えました。
リゾートマンションを買って退職後をのんびり過ごしたり、スキーシーズンだけ移り住む人など自然の恵みを享受しつつ便利さもある程度は欲しいという人にはおすすめです。

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