東京都東大和市の住みやすさについてお話いたします。
私がこの街に住み始めてから8ヵ月ほどになるのですが、良いところや悪いところは割とはっきりした場所という印象です。
まず東大和市は東京都の西側、埼玉県との県境にある山側の地域です。
東京都の中では多摩地域に属する比較的田舎のエリアと認識していただければと思います。
主な公共交通機関は西武線と多摩都市モノレール、それからバスが走っています。
それではよいところや悪いところを順に上げていきたいと思います。
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東大和市の住みやすいところ
1.環境が良い
まず最初に上げたように東大和市は田舎です。
電車を降りれば駅前にどんと大きなビルがそびえているということもなく、ぱらぱらと飲食店やスーパー、銀行などが並んでいるだけの場所です。
その為空が都心部よりもずっと高く、日当たりもよく澄んでいるように感じられます。
よく晴れた日にはモノレールの車窓から富士山が見えたり、畑が広がっていたりととにかく自然を感じることができます。
公園も多いので子供たちも遊ぶ場所には困らないです。
2.治安がよい
以前都心部に住んでいたこともあるのですが、そこはかなり治安が悪く日暮れ以降に女性が一人で歩くのも危ない場所でした。
しかし東大和市はファミリー層が多いこともあってか、日が暮れた後も子供連れでお買い物をされているお母さんなどをよく見かけます。
子供たちも公園で特に保護者が付き添っている様子もなく遊んでいるのを見かけますが、何事も起きていないようです。
また小学生の下校時刻に放送が毎日流れるので地域での見守りにも一役買っているのかなと思います。
3.交通の便が良い
まず電車が2路線、西武線と多摩都市モノレールが走っています。
西武線は場合によっては乗り換えこそ多くなってしまうものの、新宿まで座って出かけることができたり、国分寺や池袋、埼玉方面へのお出かけにも便利です。
都心から日帰り旅行の定番として知られる小江戸川越や西武遊園地などにもこの西武線で行くことができ、ちょっとしたレジャーが手軽に楽しめます。
多摩都市モノレールも終点の多摩センターにあるサンリオピューロランドや、途中駅には多摩動物公園、高幡不動、立川から昭和記念公園にも行けるなど便利です。
4.大型の買い物スポットがある
モノレールで15分ほど、車や自転車ならそれほど時間もかからない位置に立飛のららぽーとがあります。
飲食店やファッション関係はもちろん、ここのららぽーとは子供連れに配慮した作りになっており家族で楽しむことができます。
施設内には複数の遊具が設置されており、お母さんがお買い物をしている間お父さんと子供は遊具で遊んで待つなんてこともできてしまいます。
また玉川上水駅からバスに乗りこちらも15分ほどでお隣武蔵村山市にあります大きなイオンモールへ行くこともできます。
こちらもとにかく広いので一日時間が潰せてしまえます。
5.病院が多い
市内には病院が多く、小さなクリニックですが徒歩圏内にも色々な科が揃っています。
特に都心部では意外と産科がなく遠くへ通わなければいけない妊婦さんもいたりしますが、東大和市には産科もばっちりあります。
大きな病院もちゃんとありますのでもしもの時にも安心です。
またペットを飼っている方も多いかと思いますが動物病院も市内には何件もありますのでこちらも安心して飼育することができます。
東大和市の住みにくいところ
1.騒音が多い
基本的には静かな街なのですがそれゆえにちょっとした音がとても響きます。
特に立川駐屯地があるせいかヘリコプターの通過がとても多く、そのたびに窓を閉め切っていてもうるさいなぁと感じることがあります。
また芋窪街道や新青梅街道など大きな街道もありますので、大型車の走行音や夜間はバイクの騒音などに悩まされることもあります。
子供が多いので足音や泣き声が気になる人もいるかもしれません。
2.交通のマナーが悪い
車の路上駐車が多いです。それほど広くない道に我が物顔で路駐するものですから見通しが悪く危ないこともしばしばあります。
そこに無灯火、片手スマホ、イヤホンなどといった状態の自転車が前方不注意のまま歩道を逆走してくることも少なくないので歩道を歩くのにも緊張感があります。
小さな子供が突っ込んできた車にボールを潰されてしまった場面などにも遭遇しました。
老人の運転する原付は基本的に停止線無視で突っ込んできますのでいつ事故が起きるかとひやひやします。
3.車がないとそれなりに不便
駅前などに住んでいる場合はその限りではないかもしれませんが、意外とスーパーやドラッグストアなど店同士の距離が遠いなど日常的な買い物で不便に感じる場面があります。
あのお店に行きたいけどあれも必要、けどそのお店は反対方向だし……となった時に徒歩で移動した場合片道25分以上なんてこともあります。
そこに帰りは荷物を持たなくてはなりませんから結構な労働です。
シェアカーを貸してくれる場所もありますが結局その場所へ行くのにバスに乗ったりと本末転倒なことになります。
4.交通費が高い
移動距離に対して交通費が高かいように感じられます。
これは特にモノレールで顕著なのですが、ちょっと買い物に行くだけですと往復の交通費の方が高くついてしまうなんてこともあります。
また近所で手に入れられないものを買いに行く際、どうしても都心までは往復で1000円以上かかってしまいますので送料を取られたとしても通販を利用した方が安いということも多いです。
バスはそこまで高いというわけではないのですが本数が少なく、体調が悪い時など待っている余裕がない場合はタクシーになってしますのでやはりお金はかかります。
5.飲食店が少ない
給料日、たまには美味しいものでもと思うのですが飲食店がとても少ないです。
駅前にあるのはファーストフードのチェーンばかりですし、個人経営のお店はちらほらあっても中が見えなかったり、やってるんだかやってないんだかわからず入りにくいという具合です。
美味しいものを食べようとなったら近くても立川までは出る必要があります。
外食をあまりしない人なら気にならないかもしれませんがたまのご馳走がガストや吉野家というのはあまりにも残念です。
東大和市に住んでみて感じたことのまとめ
以上が東大和市の住みやすいところ、住みにくいところになります。
ファミリー層で車を持っているならば比較的住みやすい場所なのではないかと思います。
治安も良いですし空気も綺麗ですしレジャーもそれなりにありつつ、家賃も東京都内としては高くない方です。
モノレール沿線には大学も多いので学生さんにも良いかもしれません。
ただ若い独身の方などで思いっきり遊びたい、都心で仕事がしたいという人には正直あまり勧められません。
23区までの距離が実に微妙なところで、職場によっては定期代が全額出ないなどの状況もあるかと思います。
頻繁に遊びに行くにしても交通費や移動時間がネックになりますし、何より市内には若い人向けの娯楽がありませんから日常的に退屈してしまいます。
住むのに向いている層がはっきりしているので、自分にとって合うと感じればかなり住みよい町であると言えます。