静岡県西部にある周智郡森町に住み始めてから、約1年が過ぎようとしています。
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森町が住みやすいと感じるところ
緑がとても豊かな里山で、気候も温暖で、食べ物が非常に豊かな土地です。
水道も山から水を引いているので、毎月固定で1000円しかかかりません。
日照時間もとても長いので、野菜も果物もとても良く育ちます。
春になると、ワラビやふきのとう、ゼンマイ、ヨモギなど、山菜をたくさん採ることができます。
近隣のファーマーズマーケットに行けば、地元の畑で採れた新鮮な野菜や果物がかなり安価で買えます。
そして元々お茶の栽培が盛んな土地なので、各地に緑豊かな茶畑の風景が広がっています。
同じ茶葉でも、ここ周辺で採れたお茶をここの水で飲むのが最高に贅沢なひとときです。
どちらかというと温暖な土地なので、みかんや柿、メロンなど、フルーツもたくさん栽培されています。
中でも森町は次郎柿で特に有名な土地で、過去には明治天皇にも献上されたという歴史も残されています。
いまでも古い立派な次郎柿の木がいろんなところで見られます。
森町はアクセスもいい場所にある
車で10分程度走れば、街中にもすぐ出られるので、アクセスも比較的良い環境です。
最近では新東名のインターも近くに新しく出来たので、長距離の移動もとても便利になりました。
また静岡県は関東エリアにも関西エリアにもわりと近いので、東京方面からも名古屋方面からも来やすいのも魅力の一つです。
例えば東京からだと約3時間半~4時間くらいで着く感じの距離です。
森町が住みにくいと感じる部分
住みにくさといえば、バスも電車も近くに通っていないので、車がないと、どこにも行けないということです。
そして地域的に過疎化が急速に進んでしまっているので、若い世代があまり残っていません。
さらに、森町にはカフェや喫茶店があまりないので、外でゆっくりお茶を楽しめるようなところは、隣町にいかないとありません。
大きな買い物ができるようなショッピングモールや大型施設も森町にはありません。
ただ磐田方面に行けば、ららぽーとがあったり、浜松まで行けば、おしゃれなレストランやカフェもたくさん点在していたりするので、いつでもショッピングや食事は楽しめます。
鳥獣被害が増えてきている
最近畑では、イノシシや鹿など、鳥獣の被害が増えているという声をよくまわりから聞きます。
特に夕方薄暗くなってくると、時々イノシシがウロウロ歩いているのを見かけます。
先日は畑のど真ん中に、二ホンカモシカが現れてびっくりしました。
二ホンカモシカは天然記念物に指定されているので、下手にこちら側から危害を与えられないので、かえって厄介です。
畑では作物を守るために、畑の周りに電気柵を張って、昼も夜も電流を流すのが一般的です。
森町は総合的にみて、暮らしやすい
どうしても都会と比べてしまうと、かなりかけ離れた空間で、不便なことも多々ありますが、森町は自然がとても豊かで、のどかな地域です。
畑に一歩踏み入れると、四季折々いろんな作物を収穫することができて、野菜もほぼ外で買うこともなく、自分たちで育てたものをその都度楽しみながら味わっています。
ちょうどいまの季節だと、椎茸や大根、カブなどの野菜を少しずつ収穫しています。
特にシイタケは原木で栽培しているので、肉厚でとても美味しいものがたくさん採れます。
会員になっている近くにあるファーマーズマーケットでも比較的良い値段で売ることができています。
静岡県は山も海も近くにあるので、しらすや桜エビなど、スーパーに行けば新鮮な海鮮類も手に入れることができます。
お刺身や干物など、種類もかなり豊富に揃っています。
名物といえば、ここ最近では、静岡県内だけで展開している「さわやか」というハンバーグ屋さんが人気で、どこの店舗に行ってもかなり行列していて、1時間以上は待たないと入れないほどいつも賑わっています。
県外から友達が遊びに来るときは必ず、さわやかに一緒に行って、静岡のソールフードを楽しんでもらうのが、おもてなしの定番になっています。
中でも、がっつり系の「げんこつハンバーグ」がダントツの人気メニューで、オニオンソースが一番のおすすめです。
夢は民宿orペンション経営
ここからは個人的なビジョンになりますが、近い将来、この恵まれた豊かな土地で、民宿やペンションの経営を始めたいなぁと思っています。
もっともっとこの町の良さや魅力をいろんな人に知ってもらいたいということ、そして都会の忙しさから暫し離れて、ゆっくり心身の疲れを癒していただいて、リフレッシュできるような空間を創りたいと心から願っています。
当面の課題としては、地域の方々との交流をもっと深めていくこと、そしていろんな繋がりを駆使して、この町をさらに活性化していきたいと思っています。
森林の整備や荒れたお茶畑の再生など、人手が必要なところもたくさんあります。
これだけ豊かな土地を獣の住処にしてしまうのもったいない限りです。
この森町だからこそできることを、さらに深く掘り下げながら、いろんな可能性を追求していけたらいいなと思っています。