世の中の裏側を見てみたいと思ったことは無いだろうか?
普通に生きていれば恐らく見ることのない裏の世界を描くマンガで世の中の裏側を知っておくというのは、もしもそっち側へ行ってしまいそうな時に踏みとどまるために必要な知識になってくれるかもしれない。
まぁただ単純に怖いもの見たさってのもあるけれど。。。
今回はそんな裏社会を描いた面白いマンガを幾つか紹介してみる。
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九条の大罪
この作品では弁護士の九条が主人公として、この社会の裏側を描いている。
ウシジマくん同様、ヤクザを中心として半グレやらの裏社会の住民たちの悪事を知ることの出来る作品となっている。
取り扱っている話題が東横キッズだったり、老人ホームの闇だったり、AV訴訟だったり、港区女子の裏側だったりして本当にエグい話ばかりだが非常に面白い作品であることは間違いない。
ギャングース
親から虐待を受けて施設で育った主人公が裏稼業の仕事をしているところから金を盗む(通称叩き)ことで生活していくという話。
犯罪について非常によく調べ上げられた取材力のある作品で貧困問題や脱法ドラッグ、半グレなどの社会問題について学べる作品。
欄外のコメントは必読で本当に詳しく悪徳商法について学べる。
こういうマンガをもっと普及させなければならないと思う。
キャラが濃くて笑いあり涙ありとマンガとしてエンターテイメント性の高い作品なのでおすすめ。
闇金ウシジマくん
絵もきれいで面白い。だが内容がかなりグロテスクなものが多い。
目を背けたくなるような話を読むのは結構辛いがこの本の内容を知っておくことで社会の裏側はどんな仕組みで作られているのかがよくわかる。
話の内容としてはヤミ金を生業としているウシジマとその周りの人々、お金を借りに来る人々の問題などが描かれており3〜4巻ごとにテーマが変わっているので飽きない。全く救いのない話だったりスカッとする話だったり色々あるがヤミ金にだけは手を出しちゃダメだなと心の底から思える作品。
どんだけこの作者は裏社会を取材したんだろうと思えるほどすごい内容である。
東京闇虫パンドラ
東京闇虫の方を読んでからのほうが良いが面白いのは圧倒的に東京闇虫パンドラの方。映画化もされている作品。
内容は序盤が未成年の売春をテーマにした作品で後半は脱法ドラッグをテーマにした作品。テーマが身近なだけにかなりリアルに感じる作品で主人公がまじめにコツコツ働いてきたサラリーマンであることも感情移入することが出来る理由の一つ。
登場人物のキャラも濃くて読み進めるごとに面白くなる激ハマり作品である。
うなぎ鬼
同名のホラー小説が原作となった作品で借金のためにヤミ金で働くことになった主人公が謎の集落、黒牟にうなぎのエサを運ぶ仕事も手伝わされる。黒牟のうなぎ養殖場で働く人は皆怪しい人々で裏の仕事を引き受けている。
この作品の感想としてはさすがホラー小説が原作というような薄暗い話で3巻で完結しているのに読み終わって感じる重さは40巻読んだぐらいの重さ。どうにも救いがあるのか無いのかかなりきつい作品だと思う。
金と銀
映画化された有名なマンガ「カイジ」と同じ作者のかいたマンガなのだがこの作品も絵は酷い。鼻とんがり過ぎやろって突っ込みたくなる。独特の絵ではあるものの非常に面白く、ギャンブルにハマった人の話では心理学的に騙される人の心理などがわかりやすく描かれている。
読み始めると止まらない面白さが詰まっていて人生勉強ができる作品だと感じる。
ナニワ金融道
絵はかなりひどい。登場人物の名前とか「肉欲棒太郎」だし店の名前とかも下品極まりない。
マルチ商法や様々な詐欺の手法が学べる作品で金融業界の裏側は社会の裏側だといえるぐらい非常に世の中を上手く捉えている作品だと感じた。私はこの作品を大学生の頃に読んだのだがめちゃくちゃ勉強になった。
連帯保証人に判を押すということは借金をしたのと同然だとか手形が不渡りを出したらどうなるのか?とか中々勉強になることばかり。この際絵とかそういうのには目をつむって勉強だと思って読んでみることをおすすめする。
青木氏が亡くなってからその意思を受け継いで描かれている新ナニワ金融道も面白くて勉強になる。
社会の裏側を描いたマンガまとめ
この一見平和な日本の中で裏ではこんなドラッグや売春、殺人、詐欺といった闇が存在していることを知っておかなければならない。一歩踏み外せば我々表社会の人間も裏の世界に転落するかも知れないから。
格差が広がり子供の貧困率が問題となっている中で今後どんな世の中になるのか?政治に無関心ではいられないと感じる。