国立市は、東京都の多摩地域中部に位置する市です。面積は8.15km²、人口は75,870人(2022年1月現在)で、東京都内では23区以外で最も人口が多い市です。
国立市は、1967年に国分寺市から分離して誕生しました。市名は「文教都市」を意味する「国立」に由来しています。
国立市は、文教都市として知られています。市内には、一橋大学、東京学芸大学、東京外国語大学などの大学や、国立市立図書館、国立市立音楽堂などの文化施設が数多くあります。また、市内には国立市立谷保天満宮などの神社や寺院も多く、歴史と文化が息づく街です。
国立市は、子育てしやすい街としても知られています。市内には、認可保育所や幼稚園、小学校、中学校などが多く、教育環境が充実しています。また、市内には公園や緑地も多く、子育てに適した環境です。
私は現在国立市に住んでいます。生活してすでに15年が経過していますが、非常に楽に穏やかな生活ができる場所だと感じています。
国立市は東京都の多摩地区にあります。都心からは電車で30分ほど。近くには立川や、国分寺など商業ビルがある地域もあり、都心まで出なくても、買い物などには不便を感じない街です。
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国立市の治安は?
国立市は、非常に静かで穏やかな街だと言えます。駅前周辺にはスーパーや飲食店がありますが、学生が多い街でもあるため、深夜まで騒いでいるという人の姿はあまり見かけません。駅の周辺にも客引きなどの声掛けをしてくる人もおらず、夜でも通りを歩いて不安に感じたことがないため、落ち着いた街だと感じます。
大学通りが国立市中心を南北にのびていますが、木々や花々が整備されて植えられており、非常に雰囲気も良く、夜まで車の通行や人どおりもあり、安心して歩けるようになっています。
また、文教地区ということで、パチンコ屋さんや、風俗店などがないということも雰囲気の良さに通じている部分があるように感じています。
国立市が住みやすいと思うところ
街がコンパクト
どこに行くにも、自転車を利用すれば事足りる様になっているので、買い物でも市役所や図書館でも、すぐに出かけられるのがメリットです。
国立駅周辺には駐輪場が整備されており、一橋大学周辺には無料の駐輪場があります。
また、くにっこバスという地域を巡るバスがあるので、ちょっとしたおでかけにはこちらを利用すると非常に便利です。
整備されたまちづくりがされている
碁盤の目のように区画が整えられています。自転車で通行することが多い日常を過ごしていますが、道が整備されている為、通行しやすく目的地までスムーズに行けるのがとても気に入っています。
お隣の府中のある地域では、自転車で目的地に出かける際には、行ったり戻ったり、道がまっすぐではないため右往左往することもよくあります。国立は一直線に目的地まで行けるので、ストレスフリーです。
スーパーがあちこちにあり、利用しやすい
ちょっとした買い物をするのにも、さまざまなところにスーパーがあるのでとにかく便利です。駐車場があるスーパーもたくさんあるので、大量に買い物をするときにも助かります。また、かなり早い時間から営業をするスーパーもあるので、あわただしい時間をさけて買い物に出かけることもよくあります。
子育てしやすい環境
一橋大学を中心として、私立の学校もあり、学生さんをよく見かけます。学ぶという事を身近に感じられるとともに、小学校に東京女子体育大学から生徒さんが、子供たちに教えに来てくれるなど、うれしい交流もあります。
学ぶという事への興味、実力がある人から教えてもらえるという貴重な体験ができるのは、子どもにとって非常にメリットを感じられる部分であると考えています。
自然が多い
そして5つ目ですが、やはり国立市の自然が一番のポイントになると感じています。
谷保や矢川周辺には、沢山の農家があります。直売所で旬の新鮮な野菜を手に入れる事が出来るのも、国立市に生活するうえでのメリットの一つです。
また、湧水があるママ下、鷺や鴨、小さな魚たちが生息する矢川など将来ずっと子どもたちに残してあげたいスポットがたくさんあります。きれいな景色、心地よい環境があることが、豊かな生活を送ることのできる大きな要因であると考えられます。
国立市が住みにくいと思うところ
家賃が高め
住みにくいと感じる理由は、やはり家賃でしょうか。国立市の地域にもよりますが、国立駅周辺の地価はやはりお値段が高いです。
またURの団地もありますが、値段はそれほど安くありません。エレベーターの設置がないにもかかわらず、家賃が一般のマンション等と同じぐらいというのも、URを選択する人にとってネックになっているようです。
駐車場が利用しづらい
2つ目は、国立駅周辺の駐車場の利用がしにくいという事です。コンパクトな街なので自転車やバスを利用する人が多いという事もありますが、駅周辺には駐車場が少なく感じます。また値段も高いので、ちょっと車で買い物をと考えても、駐車場を探したりするのが面倒に感じてしまい、そのまま帰宅するという事もよくあります。
高級志向の店が多い
3つ目としては、高級志向が感じられる部分です。特に駅周辺には高級住宅街があるせいか、スーパーも高級品を取りそろえるようなお店が多いです。
そのため、庶民派にとっては、買い物をするお店が限定される気がします。レストランなどもフレンチやイタリアンなどちょっとおしゃれなお店もあるので、普段使いというよりは背伸びしていくようなイメージを持っています。毎日は利用できないと感じてしまいます。
電車が停まらない
4つ目のポイントは、特快の電車が停まらないという事です。やはり通勤通学はスムーズにいきたいもの。しかし国立駅は特快が、そして谷保、矢川駅は快速が停まりません。時間のロスがあるのがネックです。
飲食店が少ない
5つ目として、飲食店などが少ないように思っています。一人でご飯を食べる人にとっては、定食屋さんなど気軽に食べられるお店がほしいと感じてしまうのでは?個人のお店もいくつかありますが、もっとたくさんバラエティーがあるお店があってもいいなと思います。
まとめ
国立市は、穏やかでちょっとおしゃれな感じや自然を感じられる、心地よい生活が出来る街です。一橋大学の前を通ると、鶯の声やぎんなんの香りを感じ、四季の移り変わりを体感できます。
春には、大学通りを埋め尽くすように咲き誇る桜は圧巻です。
秋にはいちょうが黄色く街を染めます。
豊かな自然が生活に彩りを添えてくれます。
しかし一方で、自然が多いということにより、街に娯楽やにぎやかさ、便利さを求める人にとっては、ことによると物足りない、つまらないと感じられる部分もあるかもしれません。豊かな生活を望み国立市で生活を考えている人は、自分にとっての豊かさが何かを、しっかりと考えてみるのも、非常に大切な事なのかもしれません。