東京都足立区というと下町というイメージがありますが実際に住んでみるとどんな感じなのでしょうか?このページでは足立区に住んでみて感じることをまとめて紹介しています。
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足立区の基本情報
足立区は、東京都の東部に位置する23区のひとつです。北は荒川、東は綾瀬川、南は江戸川、西は墨田区と接しています。面積は217.86km²で、23区の中で最も広いです。
足立区は、東京都心から離れているため、ベッドタウンとして発展してきました。また、人口が多く、多様な人々が暮らしていることから、東京の縮図とも言われています。
足立区は、下町情緒あふれる街並みが魅力です。また、東京都心へのアクセスも良く、住みやすい街として人気があります。
足立区の治安について
足立区に住んで10年近くになります。
足立区と言えば映画監督やお笑いなど多方面で活躍されている大御所タレントの出身地で、テレビなどでの発言から都内でも有数の治安が悪い場所といったイメージを抱いている人も少なくありません。
私自身、住むまでは怖い所というイメージがありましたが、実際はとても治安の良い場所です。
日中に比べて夜間は人通りが少ないので安心して帰宅や外出ができます。週末は若干お酒を飲んだ帰りの人などもちらほら見受けられますが、気になるほどではありません。
足立区が住みやすい理由
1 物価や家賃の安さ
足立区は都内でも有数の物価の安さで定評があります。
同じ商品でも他の地域に比べてリーズナブルな値段で購入できるので節約をしながら生活をしたい人にとって大きな魅力です。
物価の安さは家賃にも反映されていて、同じ築年数、間取りの物件でも都心のエリアと比べて数万円以上低い家賃設定になっています。
私が地方から東京に出てきて足立区を選んだ理由もこの家賃です。
2 交通の利便性の高さ
足立区は公共交通機関も充実していて移動がしやすい点も魅力の一つです。
区内の主要エリアに当たる西新井駅は東部スカイツリーラインを始め複数の路線が通っています。郊外はもちろん、都心にも乗り換え無しで行くことができるので、毎日の通勤や通学で不便を感じることはありません。
公共交通機関以外にも、環状七号線のような交通量の多い道路もあることで車でも快適に移動ができます。
3 公共施設が充実している
足立区は駅前に日用品や食料品の購入など生活に必要な買い物が気軽に購入できるスーパーやショッピングモールなどが充実しています。
先ほども説明したように物価が安い場所なのでまとめ買いなどもしやすく、高齢者の利用を想定したバリアフリー対策も万全です。
多くのお店が深夜まで営業しているので、帰宅が遅くなってしまった時でも買い物ができます。
4 子育てがしやすい環境
足立区は子育て支援に積極的に取り組むことをスローガンとして掲げています。
そのおかげで待機児童の数も他の地域に比べて少なく、保育園などにも比較的スムーズに入れるのが特徴です。
子供の健やかな成長に必要な食へのこだわりが強く、学校で出される給食は東京でも1、2を争う美味しさと言われています。
このことからもわかるように、足立区は安心して子育てができる場所です。
5 地域の繋がりの良さ
昔からの下町の雰囲気を色濃く足立区では、何世代にも渡って住み続けている家庭もたくさんあります。その影響から地域の繋がりが強いのが魅力です。
他の地域から移り住んで来た人でも快く受け入れてくれるので、地方出身者でも安心して暮らすことができます。
足立区が住みにくいと感じるところ
1 働く場所が少ない
ここまで何度か説明してきたように、足立区は都内有数の下町エリアで古くから続く町工場が大半を占めています。
コンビニやスーパーなどでアルバイトをする程度であれば問題はありませんが、正社員の求人は少なく、就職口を探すのは難しいのが実情です。
足立区に住みながら自宅近くで働きたいと考える人にとっては厳しい環境と言えます。
2 場所によって昼夜を問わず騒音に悩まされる
足立区には東京でも有数の交通量を誇る国道4号線、環状七号線という2つの国道が通っています。
これらの主要道路は物流のルートとしても活用されることから、昼夜を問わずたくさんの車が往来している状態です。
また、夏や週末の夜に暴走族が走ったりもするので道路に面している場所に住むと騒音に悩まされます。
3 専門店が少ない
住みやすい所として公共施設の充実を挙げましたが、殆どのお店が全国展開をしているスーパーや家電量販店で、ブランドショップなどの特定のジャンルに特化した専門店がありません。
そのため、購入する物に強いこだわりを持っている人にとっては若干不満を感じてしまいます。
4 遊ぶ所が限られている
足立区は水族館や遊園地などのテーマパークはもちろん、日常生活で気軽に遊べるレジャー施設もそれほど多くありません。
駅周辺にパチンコやカラオケはありますが、駅から離れてしまうとこれらのお店すらもなくなってしまうので、プライベートで遊び難いのが難点です。
ただし、居酒屋などは多いのでお酒を飲むだけなら問題はありません。
5 環境整備の遅れによる生活臭
都市開発などが進んでいないため、場所によって環境が良くない所も少なくありません。
特に川沿いでは窓を開けた時の悪臭で頭を悩ませるケースもあります。
足立区に住んで感じるの住みごこちまとめ
足立区西新井駅周辺は公共交通機関の充実、東京でありながら物件の家賃が低めの設定で物価も安いといった魅力的な部分がたくさんあります。
子育てと仕事の両立や地方から出てきた学生の一人暮らしなど、収入や生活スタイルを問わずどんな人でも気軽に生活ができるのが魅力です。
その反面、地域の特性として働ける場所の少なさやプライベートで遊べる場所が少ないというメリットに感じる部分があるのも否めません。
単純に日常生活の利便性だけを求める人には快適に暮らせますが、全ての面で一定以上のレベルを望む人には難しいと言えます。
それでも良い面と悪い面のトータルで考えればメリットの方が大きいと言えます。