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長野県上伊那郡飯島町の住みやすさ、住みづらさ

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長野県上伊那郡飯島町の住みやすさ、住みづらさ

長野県上伊那郡飯島町に3年ほど住んでいます。

飯島町の場所としては、長野県にある「北信」「東信」「中信」「南信」の南信州に位置しています。

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私が住んでいる所は、田んぼの中の一軒家で、周囲にはそば畑や田んぼか並び、晴れた日には中央アルプスと南アルプスを両方見ることができます。

治安は良く、隣近所の人達もお互いの住まいや家族の様子を気にかけて支えあって暮らしている昔ながらの生き方を感じられる地域です。

ですが、車がないと移動に困る交通事情があり、町の運営するバスはほとんど使われていないのが現状です。

冠婚葬祭は隣組と呼ばれる地域のコミュニティが中心で行い、仕事を休むのは当たり前。
皆で協力して草刈りや自治会活動を実施するため拘束時間が長く、自治会に入らない移住者もいます。

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上伊那郡飯島町が住みやすい理由

1.町役場と住民の距離が近く、気軽に相談できる環境が作られています。

2.隣の市にある買い物スポットへのアクセスが良いことも住みやすさの一つです。

飯島町にはやはり買い物は都会に行きたい大手のチェーン店が少なく、昭和の趣が残る雰囲気が漂ったままですが、少し足を伸ばせば買い物に不自由することはありません。

3.暑すぎず寒すぎず、長野県にしては雪が少ない地域です。

雪がたくさん降るイメージが強いかもしれませんが、飯島町は雪かきに精を出す回数は冬期の間に2~5回程度です。

町の除雪だけではく小さな道は当番制で隣組の人達が協力して行います。作業をした人にはお金も支払われます。

一見面倒な印象を抱きがちですが、隣の家のことは知りませんということは少ないのです。

4.自然がいっぱいで子どもは自分達で遊びを見つけます。
何もないからこそ、豊かな発想が生まれる。
そんな可能性を多く秘めた場所が多くあります。

5.アルプスから流れる水を無料で飲めます。
「越百の水」という場所があり、遠方からもたくさんの人が水を汲みに訪れます。

一定の水量と低水温が生み出す恵みは数多く、アルプスサーモンは中央アルプスの清流で育ちます。

上伊那郡飯島町が住みづらい理由

1.組合の集まりが多いため土日に用事を入れられないこともあります。

住むためには必要な事とは言え、大きな町なら行政が行うことを住民が手分けして行っていることも多く残っています。

2.テーマパークがないので遠方まで足を伸ばさなければなりません。

その代わり、自然豊かなキャンプ場や川遊びができる場所があり、アウトドアスポーツを推進する動きも活発です。

3.都心へのアクセスは良いとは言えません。基本、車が一番便利な交通手段になります。

唯一の路線「JR飯田線」は本数が少ないため一本乗り遅れると次は一時間待ちなんてことも。

4.一年の半分は冬、と言っても過言ではありません。ゆっくりゆっくり春が訪れ、梅雨が短く、お盆を過ぎると秋になりすぐに冬が来ます。

暑い日数は少ないと言えますが、都心から越してきた人にとっては11月~4月末まで寒さが続くことは体が慣れるまでつらいかもしれません。

5.最低賃金が他県と比べて低いです。仕事の求人はたくさんありますが、長野県の最低賃金がもともと低い設定のため、家族を養うことを考えると、どの仕事に就くか、生活はどのようにやりくりしていくか、よく考えなければなりません。

上伊那郡飯島町の住み心地についてまとめ

ふたつのアルプスが見える町、四季を感じることのできる町、人と人とが支えあって昔ながらの生活を今も受け継いでいる町です。

工夫次第で、生きづらさは「生きがい」に変えられる環境がここにはあります。自然に恩恵を受けていることに感謝をして毎日を過ごすことのできる、おだやかな土地です。

人と関わることを好まない人にとっては、面倒と感じることも多くあるかもしれません。

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