何がしたいのかわからない、好きなことが見つからない若者

何がしたいのかわからないイメージ
最近、色々なところで聞くのが「自分が何をしたいのかわからない」「好きなことが見つからない」という声である。

そこで今回は、やりたいことが多すぎて時間が全く足らないと感じている私がこの悩みについて少し解決の糸口を探ってみようと思う。

スポンサーリンク

アンパンマンの歌に出てくるフレーズ

なんのためにうまれてなんのためにいきるのか
なにがきみのしあわせ、なにをしてよろこぶ

引用:やなせたかし

アンパンマンマーチにはこんなフレーズが出てくるのが有名だ。

本当にこのフレーズは人生において永遠のテーマだと感じるし、これが見つからない人生だと悲しいと思う。

自分が生きる意味がわからず、自分の幸せは何なのかわからないまま終わる人生…

アンパンマン!なんちゅう歌詞の歌を子供に聞かせてくれとんねん!

他にも歌の歌詞にはかなりこういうテーマのフレーズは多く、私が一番心に残っているのが「夢を抱いて上京したけど夢ってなんだったっけ」という歌詞。

私も高校の時になんとなく、大人になったら東京で活躍したいと思って大学から上京したわけだが、なんやかんや東京で勉強しているうちに自分のやりたかったことってなんだったっけ?ってわけわからなくなって原点に戻り、地元のアウトドアショップ店員になった。

まぁその後また急に東京に戻りたくなって1年半後に再上京しているわけだが。

何がしたいのかわからなくなったらとりあえずなんかやってみよう

正直、私は今の仕事であるフロントエンドエンジニアという仕事をやろうと思って生きてきたわけではない。

何がしたいのか全くわからなくなった時期がある。それがアウトドアショップ店員を辞めた時である。

なぜ辞めたのかというとその仕事自体は嫌いじゃなかったのだけど何十年もこの仕事だけをやっていくことに疑問を感じたと言うのが大きい。はっきり言ってショップ店員は30歳でも40歳でもやろうと思えば出来る仕事だと思ってしまった。

本当は経験を重ねることによって商品の目利きができるようになったり、店の回し方で売上をアップさせる仕組みづくりを出来るようになったり続けていけば何か見えてくるものがあったかもしれない。

ただ、あの時は若い時にしか出来ないことがしたいと思ってしまったのである。

その結果、何がしたいのかわからなくなり、ハローワークへ行って、相談員のおじさんに漠然とモノづくりみたいなのがしたいですと言って職業訓練校を紹介してもらった。

その職業訓練校でWebデザイナー養成講座を紹介してもらって技術を身に着けて再就職したわけである。

正直、別に何でも良かったと言えば何でも良かった。漠然と何かやらないとという気持ちだけで動いた結果、Webデザイナーになったというわけである。

本当に自分にあった仕事は遊びよりも遥かに楽しい

今の私が、何をしていて一番楽しいかというと仕事である。正直、嘘でしょ?って思う。

20代前半の頃、有名な人のブログを読んでいて驚いたのが、今仕事が楽しすぎて趣味の時間が全く取れないと書かれていたこと。趣味より楽しい仕事って存在するのかよ!とびっくりした。

それが今は仕事が楽しくて仕方ない。

20代の仕事というのは裁量が無い仕事である場合が多く、いわば作業員に近い仕事だと思う。上司に言われたことを言われたとおりに実行することが主な仕事であり、自分で考えて仕事を行い、その結果が直に帰ってくるという仕事は中々出来ないのがほとんどだ。

それが30代半ばになってくると、仕事の経験が溜まってきて、一から立ち上げる仕事を任されたりし始める。そうなってくると一気に仕事というものが自分のものになると感じる。

私は4年前から自営業をやってきたわけだがこれに関しては受注して納品する仕事だったり、自分のサイトを作る仕事だったりで一人で仕事をすることがほとんどだった。正直儲かった時もあるがそれほど楽しいって感じじゃなかった。

それが今、新規のWeb事業を立ち上げから任されて、自分の意見を通してサイトを作っているわけだがそれがとても楽しい。会議でこういうのを導入したらどうでしょう?とか、ここはこんな感じで行くといいじゃないでしょうか?とか意見を言い合って良いサイトを作ろうとしている。

ひとりでサイトを作っているよりもだいぶ楽しいのである。
多分、ずっとしたかったのはこういう仕事だったのかもしれない。

私はWebデザイナーやらプログラマーやらディレクターやら色々やってきて某百貨店のサイトやら機械メーカーのサイトやら独立行政法人のサイトやら色々関わってサイトを作ってきたけど、本当はそういう仕事よりも、まだどうなるかわからないちっぽけなサイトを一から作って運用していくことの方がやりがいを感じることに今になって気づくことが出来た。

みんながやりたがる仕事よりも自分が本当にやりたい仕事をやる

私が若い時は、なんかみんながやりたがる仕事をやれば楽しいんじゃないかと思っていた。

だから就活のときには就活生に人気の企業ランキングみたいなのを見たり、自分の周りの学生がどんな企業を志望しているのか気になったりしていた。

ただ、そういったところを志望してエントリーシートを出したり、面接に行ったりしても自分が本当にしたい仕事ではないから全然熱意が持てずにことごとく落とされた

最終的に私が新卒で内定をもらったのが地元のアウトドアショップだったのは私が昔からアウトドアを好きで、ずっと続けてきたからその熱意が伝わったおかげで内定をもらえたのだと思う。

趣味とかもよく、誰かがやってるからということで有名人がやっているヨガをやってみたり、ランニングをやってみたりして結局長続きしない人がいるがそれは本当に自分がしたいことをしていないからすぐに熱が冷めてしまうわけである。

別に誰がやってるわけで無くても、競馬場でひたすら望遠レンズ使って馬の写真を撮るという趣味だって楽しいし、日本中にある競馬場を巡るのも楽しいし、多肉植物を植えて増やすという趣味も楽しいし、ロードレーサーで激坂を登るのも楽しい。

この世界には楽しいことが山程あるのに誰もやってないからと言ってやらないのはもったいないとしか言いようがないだろう。フットサルなどの団体競技でも、今は個人で参加できる個サルなども一般化してるしSNSで募集して仲間を集めたり出来るようになっている。

何がしたいのかわからない、好きなことが見つからない若者のまとめ

正直、何もしたいことが見つからない訳がないと思っている。家から一歩も出ずに何もしないでいると周りの景色が変わらないから何をしたらいいのか見えないだけなのであって、世界はとにかく広い。

必ず誰でも自分が心の底から楽しいと感じることはたくさん見つかる。

と言っている私も時々、自分はもうやりたいことをやり尽くしたような気になったりする。虚無に陥り、人生どう生きようか?と悩んだりすることがたまにあるのだがそういう時は飲みに行く。

バーに行けば色んな人と出会えて、その人達と会話することで、自分にはやり残したことがまだまだたくさんあるということに気付かされる。

ひとりで悩んでないで誰かに相談することもとても重要だと思う。

\SNSリンクボタン/