日本が貧しくなった理由、なぜ日本から30年が失われたのか?

最近YouTubeにおすすめされて以下の動画を見たのだがそれにより、なぜ日本が30年も経済発展せず、他の国のようにインフレが進まず、円の価値も下がっているのか答えを見た気がするのでそれについて紹介してみる。

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日本が貧しくなった理由は東西冷戦の終了が原因

動画内で説明されているが、日本はアメリカが太平洋の覇権を維持する上で非常に重要な地政学的ポジションにいて、日本を強くしておかないとソ連を始めとする共産国家に日本が侵略されてしまう可能性が高くなる。

そのため、アメリカは戦後日本を発展させるために様々な支援を行ったり、基地を置いて日本を守り続けて来た。

その結果、日本は他国のように軍事予算に大きな出費をすること無く、日本のインフラ投資にお金を全振りすることが出来て奇跡的な戦後復興が可能となったわけである。

それが、約30年前のソビエト解体による東西冷戦の終了により、アメリカはこれ以上日本に予算を使う必要がなくなった。

東西冷戦終了後、日本は太平洋の覇権を守るための役割が薄まり放置された結果、経済発展が終了してしまったということである。

もし、東西冷戦が2022年にも続いていたら

もし、東西冷戦が2022年にも続いていたら
まだまだソ連がバリバリ強くて共産主義が世界の覇権を取ろうとしていて東ドイツを始めとした東欧各国も共産主義で軍事力を強めていたら今どういう状態だったのだろうか?

おそらくは中国は今のように世界第二位の経済力となっておらず、まだ人民服を着て北朝鮮のようにマスゲームをやっていただろう。

中国との貿易で発展してきた韓国も今のように家電で世界を席巻するまでにはいっておらず、この分野でも日本はまだ世界的にトップを維持していたと思われる。

地政学的に太平洋への航路を遮断する日本のポジションは極めて重要でアメリカは日本との関係をガッチリ強固なものにして共に発展を続けることを約束していたはずだ。

そう考えるとおそらく2022年現在でも日本は世界のトップクラスの経済大国に位置していたと思われる。

逆に中国は東西冷戦の影響で今のように世界の覇権を争うまでは発展していなかっただろう。

まとめ

日本経済がバブル崩壊以降、ほとんど経済成長せず周りの国にどんどん追い抜かれていく状態が続いているがこれは東西冷戦が終わり、日本の重要性が失われた結果だと言えるだろう。

太平洋の山がちな資源の乏しい小さな島国がアメリカの力とは言え、世界第二位の経済大国に発展できたこと自体が奇跡であり、今は本来いるべきのポジションに戻っていっているだけのことだと推測できる。

この失われた30年について日本の政策がどうのこうのと言っている人が多いが日本がどんな政策を行っても世界の流れとして今後も日本の経済力は緩やかにポジションを下げていくと思われる。

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