攻撃有利な最悪なDMCAの対応

ある日突然DMCAということころからメールが届いた。

Google ではこのたび、デジタル ミレニアム著作権法(DMCA)の規定に従い、貴サイトにあるコンテンツの一部が他者の著作権を侵害しているとする申し立て通知を受領いたしました。現在、違法とされたコンテンツを Google 検索結果から削除する作業を行っております。
Google で受け取った通知の内容は、個人を特定する情報を削除した上で、法的申し立て通知を集めた第三者サイト Chilling Effects の 次の URL に掲載される可能性があります。 【URL】
なお、この通知の内容が上記のページに掲載されるまでには数週間かかる場合があります。
ウェブマスター様の方でできること
異議申し立て通知を送信
DMCA に基づくリクエストによってご自分のサイトやページが誤って削除されたとお考えの場合は、 DMCA に基づく異議申し立て通知をお送りいただければ、Google でその通知を受け取り次第、コンテンツを検索結果に復帰できることがあります。
弁護士に相談する
この通知に関して法的なご質問がある場合は、ご自身で弁護士に相談されることをおすすめします。

私の保有しているサイトの一番アクセス数の多い重要なページに対して著作権侵害されているということだ。検索結果を確認したところすでに消されていた。
私が魂を削って頑張って書いた記事なのだがパクリ元とされているURLが載っていたのでどんなサイトかを見てみると、完コピしたパクリサイト。リンク先とか全部私のオリジナルのものを使っているサイトでペラページ。私のサイト記事を検索から消滅させるためだけのために作られたページである。
唖然とするだろう・・・。なぜDMCAはこの訴えを信じてオリジナルを検索結果から消すかねぇ?とりあえず書いてあるとおり復活させるためにフォームから返信しておいたものの全然戻ってこない。数週間かかる場合がありますって書かれている通り数週間かかるのかもしれないしこのまま消えたままになるかもしれない。
私の場合は検索からの流入以外に他からの流入が半分以上を占めているので即座には収益が激減ということにはならないため2月中は様子を見るつもり。戻らなければ別ドメインで遊ばせているものがあるのでサイトごと引っ越そうかと考えている。それが一番早いから。
今回の件でわかったのは攻撃者圧倒的有利ってことだ。DMCAは申請を信じて即座に攻撃者の指定するURLを検索から消すという暴挙に出るから。ちょっと見ればどっちがオリジナルかなんて誰でも判断できるようなものなのに。判断が付きづらくてもドメインエイジとかグーグルの持っているキャッシュデータを確認すればすぐにわかるだろ。
この攻撃者が過去に申請したデータが見れるのだがこいつライバルサイトに対してひたすらこういう行為をやりまくっているらしい。
マジでブラックリストに乗せて二度とアカウント作れないようにして欲しいぐらいなのだがそれを英語で伝えることとか弁護士雇うこととかいろいろ考えるとめんどくさいのは被害者側。なんで攻撃者圧倒的有利な仕組みになってるのか・・・。あとDMCAがほぼ全部英語なのは利用者側として非常に辛いところ・・・。
私の場合は検索結果から消されたからといってそれほどダメージがない部分だったのでよかったが主力の重要なページに攻撃を食らったらと考えるとゾッとする。
ということで完全ホワイトでオリジナルコンテンツ作っててリンクを買ったり全然してないから大丈夫って思っている人も思わぬ攻撃を受けることがあるかもしれないので注意が必要ですよ。

解決法はURL変更

これをされて消されたページを検索に復活させてアクセス数も普通になったのでその方法を紹介するとURLの変更。例えば/test/test01.htmlってページなら/test/test02.htmlに変更するだけ。
初めはこれでペナルティー解除出来たら嬉しいなというような軽い考えで実験してみたわけだけど普通にアクセス数が戻ってきて検索エンジンで試すとちゃんと前と同じワードで上に表示できるようになっていたのでこれでいいのかな。
まぁバックリンクに関しては転送をかけなければならないとか結構色々な作業が発生してめんどくさいけど思ったより簡単に戻った印象。
理不尽な攻撃を受けた人はお試しあれ。

参考リンク

フリー画像サイトの写真を使ったブログ記事が著作権侵害で検索結果から削除された http://digital-cat.com/site-management/blog-free-photo-copyright-infringement/

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