ホリエモンに学ぶ、今後日本が世界に勝てる産業について

ホリエモンに学ぶ、今後日本が世界に勝てる産業について
YouTubeのホリエモンチャンネルをよく見ているのだけどそこでホリエモンが今後日本が世界に勝てる分野について語っていたのでそれを紹介してみよう。

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宇宙分野

宇宙分野
宇宙分野についてはアメリカ、ロシア、中国を始めとした大国の数カ国しか投資が行われておらず、まだまだ開発が進んでいない分野とのことである。

宇宙開発でどうやって儲けるのかであるが、これに関しては携帯電話の基地局としての運用で稼げるし、他にもリアルタイムで地上の状況を把握するなどが考えられる。そういった衛星の運用を考えると今飛んでいる衛星の数では全く足りておらず、あと数千から数万機の衛星を飛ばす必要があるとのことである。

基地局は地上にあるので今もいけてる気がしているが戦争が始まるとそうは行かず、ウクライナでは実際に衛星を基地局として電波の送受信が行われているとのことである。

他にも気象観測もゲリラ豪雨を観測出来たり、竜巻など予測しにくい災害をリアルタイムで観測することが出来るようになったり宇宙ビジネスはまだまだ始まったばかりとのことだ。

日本がなぜ宇宙分野で世界に勝てるのか?であるが、これに関してはすでにJAXAでロケット開発が進んでいることもあるし、下町ロケットのように精密な部品を作る町工場がたくさんあるため世界と戦えるということである。
その他にも太平洋側に国が無いのでロケットを打ち上げる際に他の国に干渉されることが無いというのも大きなメリットとのことである。

そういった様々な参入障壁があるので宇宙ビジネスを成功させれば利益を独占できるということでホリエモンは大樹町に住民票を移してまでしてロケットビジネスに力を入れている。

観光産業

観光産業
日本が世界に勝てる分野として観光産業も挙げている。

日本がなぜ観光産業で稼げるか?というとまず食の充実がある。大分の人間が東京でご飯を食べた時、まずいと感じるらしいがそれはなぜかというと水が違うからだとのこと。

清らかな水によって料理されたものの味はそれだけで美味いということで、同じ味を出すためにはその水がある場所に行くしか無い。だから世界中から日本に観光に来る人を呼び込むことが出来るとのことだ。

昔調べたことがあるが、確かに日本の水は超軟水でヨーロッパのボルビックやエビアン、コントレックスなど超硬水で作る料理とは全く違ったものになる。

今や日本料理は多くの国で人気となっており、寿司や天ぷらは言うまでもなく、うどんやラーメンの海外進出が成功している。

外国のお金持ちが本場の日本食を食べるために来日して本場の讃岐うどんを食べるために四国へ行ったり、ほうとうを食べるために山梨に行ったりといくらでも金を落としていくと予想される。

食以外にも歴史が日本の武器であり、日本には各地に城があるのはもちろん、信州や京都のような個性的な建物も多く残っている。北海道でも小樽のような古い町並みが残っているところもあるし、軍艦島のような近代の廃墟遺跡のようなものもある。

こういった歴史的な観光スポットは古くから文化が続く国にしか無い。アメリカには城が無いし、シンガポールやドバイなどの新しい国にも歴史的な見どころは無い。
1000年前から建つ法隆寺などの建物など世界でもここでしか見ることの出来ないものもたくさんあり、それらが武器になっていると言える。

最後に自然も武器になる。
日本は何もしなくても勝手に森林が発達するような自然豊かな国であり、綺麗な山を味わえるスポットがたくさん存在している。宮崎の高千穂のようなところや四国の祖谷のかずら橋など海外ではなかなか見られないような観光スポットがたくさんある。

元々日本に住んでいる者からすると自然がたくさんあるのなんて当たり前でそれが武器になるのか?と思ってしまうが海外には自然のまったくないところに住んでいる人がたくさんいる。
砂漠しか無い国の人からすると豊かな森林を見るためだけに日本に来る価値がある。

日本は世界有数の豪雪地帯であるが、これも雪の降らない国の人からすれば数メートル積もる雪を生で見てみたいし、雪遊びをしてみたいという理由で来日する理由になる。
実際ニセコ辺りは世界有数のパウダースノーとなっていてウインタースポーツを楽しむ外国人がたくさん訪れる場所になっている。

これだけの魅力がある国など世界を探してもそう無い。フランスが今観光客数世界一であるものの、そのうち中国の経済発展やインド、東南アジアの経済発展により富裕層が増え、ヨーロッパへ行くにはちょっと遠いけど海外旅行をしてみたいという人々が数時間のフライトで来れる日本という憧れの観光地に訪れるようになるだろう。
私の予想ではそのうち世界一の観光大国になるとまで想像している。

日本ほどのクオリティのアニメを作る会社が世界には乏しく、ヨーロッパで子供の見るアニメと言えば基本的に日本のアニメだという。あの世界的有名サッカー選手もキャプテン翼を見て育ったと言っているし、あのフィギュアスケート選手も一番好きなアニメはセーラームーンだと答えている。

そう考えればアニメを見て日本に行ってみたいと思う人が全世界にいるわけであり、ドラえもんが食ってるあのおやつを食いたいというだけで日本に来る人も考えられる。

実際私が昔たむろしていたゲストハウスに来ているフィンランド人の若者も日本のカルチャーが好きだから留学先に選んだんだって言っていた。

日本が今後勝てる分野についてまとめ

日本の産業はどんどんとオワコン化している。昔強かった造船分野は今や韓国、中国に圧倒的にシェアを奪われているし、家電なども言うまでもない。今はギリギリ自動車がなんとか世界トップだがこれもヨーロッパお得意のルール改正によるプレイヤーチェンジで日本を潰しに来ている。

今後は日本の製造業は原料分野だけを残してどんどん衰退を続けていくだろうと予想できる。

だが、日本には資源がないし、食料品も海外からの輸入に頼っていることを考えるとボーッと貿易赤字を続けていれば対外債務をこしらえる可能性があり、どこかの国のようにデフォルトでパニックになってしまう。

今後、日本が世界に勝てそうな宇宙と観光で勝たなければ中国やロシアのような国に支配される未来すらあるだろう。

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