アメリカのマネー教育がすごい…アメリカ株買うべき理由はこれ

アメリカのマネー教育がすごい…アメリカ株買うべき理由はこれ

日経平均株価はここ20年ほどで上げ下げはあるもののほとんど伸びていないのに比べ、アメリカのダウ平均株価はここ20年で約3倍になっている。

なぜここまで差がついているのか?それは国民の考え方が全く違うためである。

そこで今回はアメリカのマネー教育について紹介したい。

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子供用のキャッシュフローゲームが大人気

キャッシュフローゲームというのは投資によって得られる配当金を増やしてその配当金が支出を超えると上がれるゲームである。上がりになったあとも配当金を増やして夢を叶えるというコースがあったりして面白いゲームだ。

私も何度もやっているが中々上がるのが難しく、かなり脳みそを使うゲーム…。このゲームの面白さは実際の投資を学べることで、マネー教育の第一歩として非常に優秀なゲームとなっている。

投資をしなければ稼いだ金を使って日々生活するネズミの回し車「ラットレース」を抜け出すことはできず、働けなくなったらすぐに生活ができなくなる貧乏人を続けるしか無いが、投資をして配当金を貰えるようになったら働かなくても生活することが出来るから上がりと言うルールであり、これは現実社会とリンクしている。

年収1000万円の高収入な人でもラットレースから抜けられていない時点で金持ちではなく、本当の金持ちは働かなくても経済的に不安のない投資家だということが理解できるだろう。

私はこのゲームを初めてやったのが28歳だったわけで、それからやっと投資をやり始めたわけであるがアメリカは違う。子供の頃からキャッシュフローゲームをやっているのである。

学校でもマネー教育が必修となっているところがあり、日本に比べると圧倒的に進んでいるのがアメリカである。

日本のマネー教育など近所の駄菓子屋で買い物する方法を学ぶぐらいであり、一切投資について学ぶことはない。

日本は昔からお金のことを言うと守銭奴と罵られたり金儲け主義と貶められた。これは今でもあまり変わらず、不労所得を得ることを好まない。その結果マネー教育が進まず日本は投資の意識が低くなっている。

アメリカ人はとにかく投資好き

アメリカ人は貯金するぐらいなら全部投資に回すって人が多い。何なら借金してまで投資する。借金の金利よりも投資の利回りが良ければ借金しても儲かるのを知っているから借金しても投資するわけである。

ROIという指標を見て借金しても投資したほうが儲かると判断できればためらわずに借金して投資に回すわけである。これに関してはキャッシュフローゲームで学べる。
頭金さえ払うことが出来れば返済は配当利回りで相殺されて毎月収入が増えると言う計算になる。

日本人はとにかく借金が嫌いで貯金が大好きな人種なので投資に回るお金も少ない。

長期的に投資するならアメリカ株

上記の事実を鑑みれば日本の株式に投資するよりも長期的に見ればアメリカの株に投資したほうが良いと判断できるだろう。

アメリカは投資意識が高く、投資家の熱も高いので会社もひたすら投資をして時価総額を上げることに力を注ぐ。

Netflixはコンテンツの制作に1年間に1.8兆円ものお金を使っている。日本の全テレビ局の制作費をあわせてもこんな金額を投資できないのである。

昔、Amazonも税金を払っていなかったことをで有名だが、これも入ってきたお金を全て投資に使い、最終的に赤字となっているから税金を払う必要がないのである。

とにかくアメリカの会社は持ち金全部投資に使うっていう会社が多くその分成長するのでずっと株価が右肩上がりになっているのだ。

これが日本の会社はどうかというと会社も貯金好きで利益を得ても内部留保と言う形で貯金して投資に回さない。株式を発行している会社なのに貯金がたくさんあると言ういびつな状態になっている会社もある。

株式を発行するということは市場から資金を調達して投資に回したいということなのになぜ内部留保を蓄える必要があるのか?自社株買いで借金を減らせばいいのに?これもマネーリテラシーが低いゆえに起こることなのである。

もちろん日本の会社にも投資意欲の高い会社があり、そういう会社の株は右肩上がりとなっている。モノタロウやDMMペイメントゲートウェイなどの成長企業もある。だが一部の企業であり、平均すると日本の株価は上がらない結果となってしまっている。

アメリカ人の年金は株

アメリカ人が投資好きなのは投資をして運用することで自分で自分の老後の資金を作ろうとする人が多いためであると厚切りジェイソン氏が語っていた。

日本の場合、年金は国民の代わりに年金積立金管理運用独立行政法人が運用している。なので日本人は特に自分で投資をしなくても年金支給年齢になると年金を受け取ることが出来る。

アメリカの場合、老後の資金は自分で運用して稼ぐのが普通であり、株が老後の蓄えという側面がある。それにより、アメリカでは株価を下げられると困る人が非常に多く、政治に対しても株価を上げるような政策を求める。
だからトランプのような無茶苦茶な政治家でも株価を上げる力のある人間が大統領に当選したりするのである。

今後も大統領は変わるだろうが政策としては株価を下げるようなことはまず行うことが出来ず、常に株価が上がるような政策を進めていく可能性が高い。
そう考えると何も考えずに米株のインデックスを積み立てていくのが一番効率の良いお金の増やし方だと言える。

まとめ

まとめるとアメリカはマネー教育が盛んで国民の投資意識が高いので市場の成長率が日本の市場と比べて圧倒的に高いということになる。

ピケティも常に投資で得られるお金の方が労働で得る賃金よりも高くなるという法則を導き出しており、お金に困らない生活を送るためには日本人も投資意識を高めなければならない。

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