敷かれたレールを行く人間と荒野を歩く人間

敷かれたレールを行く人間と荒野を歩く人間

大学の頃の友人と飲みに行って話したのだが、その時思ったのが人間には2パターン(もっと細かく分けれるけど)いるなってことである。

保守的な人間か、それとも行動的な人間かである。

どういうことか書いていこう。

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友人は大手企業で働いていて、俺は非正規雇用のダブルワーク

友人は国内のトップ企業に勤めていて、非常にしっかりとした安定した仕事をしている。かたや私は派遣社員をしながらブログを書いて小銭を稼いだり、ウーバーイーツの配達員をしたりその時々でころころ仕事を変えて生きている

友人からすると自分は線路の上を悠々と走っており、俺は荒野を歩いているような状態だという。

確かに多くの人から見るとそのように見えるだろう。

ただ自分にはこういう生き方しか出来ないというのもあるが、線路の上を走っている人間よりも急な方向転換が出来るというメリットもあると思っている。

例えば近年働き方改革と言って急に残業が規制され、これまで残業代でかさ増しされていた給料が一気に減った正社員も多いと聞く。

その人達は副業解禁で急に副業を探す事になっているらしいが今更ブログを副業として始めてもこれまでブログで副業をしていた人々に大きな遅れを取っており、ブログで稼ぐのは結構きついだろう。

他にもYouTuberなども一気に新規参入が増えており、需要よりも供給の量が圧倒的に増えて視聴者の可処分時間を奪い合う形になってしまっている。そのためこれまでコンスタントに100万再生されていたような人気YouTuberすら大きく再生数を減らす結果になっている。

結局何事も先行者に有利なように世の中は出来ていて大きく稼ぐためには先行者になる必要があるということである。

マック赤坂氏があれだけの大富豪になれたのもまだ誰もレアメタルという言葉を知らない時代にレアメタルの貿易を始めていたからであり、叶姉妹が超セレブになれたのも携帯電話事業が始まった時からNTTドコモの代理店として仕事をしていたかららしい。

なんでも最初にやった人間が稼げるわけである。
もちろんリスクもあるので失敗を恐れない強いメンタルは必要となる。

ビットコインもリスクを取った人が稼いだ

最近でいうとビットコインのバブルが思い出されるが、ホリエモンはまだ誰もビットコインの話をしていない頃からこれからはブロックチェーンの時代だと言ってビットコインをマイニングしていた。その話を私はホリエモンチャンネルというユーチューブチャンネルで見てビットコインの価格を確認したがその時、1ビットコイン13万円だったのを覚えている。

正直ビットコインというとマウントゴックス事件で消失してしまった記憶が強く、仮想通貨という呼び方も影響して仮想のものに13万円払うのってどうなの?みたいな感覚が強く手を出せなかった。
そうしている内にビットコインの価格は段々と上がり始め、ツイッターでもビットコインという言葉がどんどん出てきてあっという間に30万円に上昇した。

絶対バブルだろってことでずっとスルーし続けたが、結局1ビットコイン200万円まで上がったことを考えると13万円であの時ビットコインを買っとけば税金を払っても100万以上儲かったことになる。

ビットコインブームの時に派生していた他の仮想通貨に投資した人はもっと儲けている人も多く、リップルやモナと言ったタダ同然の野良コインですら暴騰していたわけでそういうところにリスク承知でフルコミットした人は何千万とか何億かの利益を得ている。(もちろん100万円以上の時買ってしまっている人間は損しているが…)

結局大きく儲けようと思ったら誰もが胡散臭いと思っている段階で手を出せるかどうかなのだろう。

先行者になるには線路の上にいてはいけない

話を戻すが友人は大手企業で勤めて高い給料をもらいマイホームを買い、嫁と子供2人を養っている。車もでかい新車を買って子供2人にはそれぞれニンテンドースウィッチを買い与える経済力がある。

かたや私は時給1800円の派遣社員であり、3ヶ月毎の契約更新で、契約延長してもらえるか不安な時もある。安定とは無縁の生活であり、3年前に買った新車も維持費が高いってことで売っぱらい、家は家賃64000円の賃貸。マイホームなどローンが絶対組めずに夢のまた夢である。結婚しようにも確実に派遣社員の30代後半男性など需要が無い。

こう見比べると確実に私の今の状態は悲惨そのものだろう。

だが私は正直全く今の状態に悲観していない

友人が大手企業で一生懸命仕事をしている時に30歳から34歳までプロブロガーとしてブログ書いているだけで金を稼ぎ、沖縄や北海道に何度も一人旅をして月1で大阪から東京に遊びに行っていた。
仕事なのか遊びなのかわからない感じで3年以上セミリタイヤ生活を送れたのは2004年からブログを始めてまだWordPressがない時代からWEBデザイナーをやっていて自分のサイトを更新していたからである。

大手企業に新卒で就職していたら恐らくブログなどやっておらず、自分のサイトなど持っていなかったと感じる。

私が新卒で入った会社を7ヶ月で辞めてこれからはITの時代だと言って職業訓練を経て大阪から東京に行ってWEBデザイナーに転職しなかったら今の自分はいなかっただろう。

今の自分の状態は非正規雇用で安定していないように見えるがフロントエンドエンジニアの需要は常に高く、今後も贅沢を言わなければ仕事は見つかると思う。大手企業に入って新卒で潰しの効かない仕事をやり続けているよりはよっぽど手に職がある状態になっているだろう。

もし見つからなければウーバーイーツで食いつないだり、手に職があるからクラウドソーシングでウェブの仕事を探すことも出来る。
今の時代フリーランスでも十分安定した収入を得続けることは可能となっていると感じる。

私には安定した豊かな生活は出来ないかもしれないが、自由とチャンスは手中に入れている。どちらが良かったかの答え合わせは30年後となるだろう。

まとめ

私がブログを始めたきっかけは真鍋かをりさんがブログの女王と呼ばれたのを見て、自分もブログやってみたいと思って始めたわけで、正直先行者でもなんでも無い。

俺より先にブログを始めている人などいくらでもいたし、話題になってから始めたミーハーな人間である。

ただ、今考えるとそれでいいと思っている。ミーハーでもまだ世の中の大多数がやっていない時点でやれば先行者利益は得ることが出来る。

今はブログは既にブログ飯という本が出てから何年も経っていてブログは枯れた市場になりつつある。

YouTubeに関しても3年前ならまだ先行者利益が有ったかもしれないが今始めても既に先行者利益を得るのは難しいかもしれない。ただ、今始めるとしたらまだYouTube市場の方が可能性があるだろう。なので私もYouTubeで何をすればいいかずっと考えている(何本か辛いのを食べた動画を撮ったが使えずお蔵入り…)。

友人との飲み会で最終的に私が出した結論は、俺はゴールドラッシュの時代に生きて金があるぞという噂に流され危険を犯してウェストサイドへ歩いて向かっているけど、友人は金が掘り尽くされた頃、鉄道が整備されてやっと俺のところへたどり着くだろうということである。

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