「好きなことで生きていく」よりも仕事を好きになる方がいい理由

私は趣味に生きてきた感じの人間でロードレーサーやアウトドアや競馬にたくさんの時間を費やしてきた。それが最近全然やれてない。それでも充実できているのは仕事が楽しいからだと思う。

時々仕事が楽しいから趣味を控えますとか言っている人がいてそれをみて趣味より楽しい仕事って存在するのかよ？と思っていた。

それが最近自分の中でそのゾーンへ達することが出来たと感じてきたのでそれについて書いてみる。

どんな仕事も自分で考えてやると楽しい

私は前の職場で紙で渡された会員登録を全てパソコンに打ち込むという、昔でいうキーパンチャーというような仕事をさせられていた。

プログラマーとして働いていたはずなのにあまりにもプログラマーとして使えないので雑用担当のような状況になっていたわけである。もはや窓際族的な感じで朝から晩まで一日1000枚の会員登録を行う日々…。

正直、こんな仕事をして何の成長もなく、人と全く言葉をかわすこともなく本当に何のために会社に来てるのか謎すぎる日々だったのだが、この入力はCSVで出力すれば何を使ってもいいと言うことだったので、VBというソフトを改造して超高性能な入力ソフトを自分で作ることにした。

わざわざ残業して無駄にデザインを凝ったりして、究極の入力ソフトを自分で作り上げてそれを使って入力作業を行ったのだが、むちゃくちゃ早く入力できるようになってなんかめっちゃ楽しくなってしまった。

郵便番号を入力するだけで住所が自動入力されるのは当たり前で住所を入れるだけで郵便番号が自動入力されたり、何から何までシステム化されて寝てても入力できるんじゃないかというレベルに到達してしまった。

どう考えても全然面白くない仕事をやっていても自分で考えて仕事をするだけで仕事が面白くなるということである。

口出しできるようになると楽しい

正直仕事が楽しくない原因というのはやらされているからである。誰かにやらされている仕事は辛い。

上司から明日までにこれやっといてと言われて、なんの意味があるのかわからない大量の入力作業やリスト作りをひたすらやり続ける仕事をさせられたりするとめちゃくちゃ辛い。

プログラマーをやっていてもよくわからない案件のテスト要員が足りないからテスト作業やってと言われてひたすらどういうシステムなのかよくわからないままテストをし続けたりするのは本当に辛い。

これは上司の仕事をただやらされているから辛いのであって、口出しできるようになると自分の仕事になるその仕事が自分の仕事になる。

本当に大量の入力作業が必要なのか？もしかするとスクレイピングで自動的に持ってきたほうが早く作業が終了するのではないか？テスト作業に関しても全項目テストしているがシステムを理解できていれば、この部分はテンプレートをインクルードしている部分だからこのページで一度確認したらこちらは確認不要ですよね？など口出し出来るようになればその仕事が自分の仕事になる。

仕事を自分の仕事にするとやらされ感が減ってすごく充実した気分で仕事に取り込むことが出来る。

裁量が増えれば増えるほど仕事が楽しくなっていく

ぶっちゃけ30歳になるまではあまり仕事が楽しくなくてディレクションするのもシステム開発も仕事だからやるしか無いみたいな感じで働いていた。ただただ仕事に追われている日々だったと思う。

それが仕事が楽しくなったのは自営業になってすべての仕事の裁量が自分の腕にかかっているという状況になったのが大きいだろう。

最初のうちはウェブ制作の仕事を受注してクライアントの希望のものを作っていたので、そこそこ口出しされて裁量が半分ぐらいになっていたので割とやりたくない感じはあったが、途中から自分のサイトを作って稼ぐようになってからは全てが自分の裁量次第で稼げる額が変わることになりやる気がみなぎってきた。

最近、派遣で働いている会社での仕事に関しても職場の人が全くの門外漢であり、ウェブ制作に関しては全て私の裁量で仕事ができる状況となっていることにより、全然ストレスを感じない状態で楽しく仕事ができており、そのウェブサイトでどうやれば売上を作ることが出来るのか？を必死で考えて色々と試行錯誤を行う事ができている。

ウェブサイトをデザインからCMS構築までワンストップで出来、アクセス解析からSEOなど全てを一人でこなせるようになったからここまで裁量を与えられているわけでそのへんの駆け出しのコーダーとかプログラマーとかだとここまで仕事を任せてもらえないだろうとは思う。